雨の日は読書に勤しもう。
2021年 09月8日 - 日常
「天高く馬肥ゆる秋」といわれるように、秋の空には晴れ渡ったイメージがあるかもしれません。
しかし実際は、9月の中旬頃から10月の上旬あたりにかけて訪れる停滞前線がもたらす長雨で、およそ1か月間は天気がぐずつきがちになることがあります。
秋雨前線は梅雨前線よりも弱いとされ、曇りが多かったり、雨にしても、シトシトと降る弱い雨が降り続くのが特徴です。
秋雨前線は2つの高気圧(太平洋高気圧とシベリア高気圧)の勢力がせめぎ合っていることから、短時間に強い雨を降らせる寒冷前線になったり、弱い雨が降り続く温暖前線になるという不安定な気候をもたらします。
また、梅雨と比べて、東日本や北日本でも影響を受けやすくなります。
さらに、台風の時期と重なることもあって、思わぬ大雨になることも少なくありません。
「晴耕雨読(せいこううどく)」という言葉もあるように、雨の日は読書に勤しむのも一興でしょう。
すっきりしない天気が続くだけに、晴れた空が待ち遠しく、ひとたび青い秋空が広がると「スポーツの秋」を堪能できるというものです。
1964年の東京オリンピックの開会式は、秋晴れのいい天気だった!ということを憶えているでしょう。
秋の天気は変わりやすいことも特徴のひとつで、「女心と秋の空」という言葉もあります。
もっともこの言葉は、もともと「男心と秋の空」だったという説もあり、いずれにしても「秋の空のように人の心は変わりやすい」ということをいったことにかわりはありません。
明日からは少しお天気も回復するようですので、2021も「〇〇の秋」を満喫いたしましょう。
福島県、まん防9月30日まで延長。 法華坊主 joe