85歳のグラフィックデザイナー。

2021年 09月18日 - 日常

そしてもう一人は、美術家でありグラフィックデザイナーでもある今年85歳の横尾忠則さん。
横尾忠則は、1956年より神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、59年に独立しました。
唐十郎・寺山修司・土方巽といった舞台芸術のポスターなどを数多く手がけ、69年にパリ青年ビエンナーレ版画部門大賞を受賞。
72年にはニューヨーク近代美術館で個展を開催するほどの活動を見せるも、80年7月に同館で開催されたピカソ展に衝撃を受け、「画家宣言」を発表しました。
以降、画家としてニュー・ペインティングととらえられる具象的な作品を制作するようになります。
洞窟や滝といった自然風景から、街中の「Y字路」を描いたシリーズ、俳優、ミュージシャンといったスターたちの肖像画まで、多様な作品を手がけることでも知られています。

横尾忠則:The Artists | イベント | 東京ミッドタウン
今回観た『横尾忠則:The Artists』展は、横尾忠則の絵画の世界に浸ることのできる展覧会です。
アーティスト、哲学者、科学者など、カルティエ現代美術財団の依頼で横尾忠則が描いた肖像画のシリーズ全139作品が織り成す星座は、当財団の歴史を刻んだ人々へのオマージュとなっています。
横尾は人物の特異性を生かし、キャンバスを芸術的な実験の遊び場に変え、ユニークなキャラクターの個性を表現しています。
横尾の計り知れない独創的な才能をまとめて展示する肖像画ギャラリーが出現します。

明後日は「敬老の日」ですが、97歳の藤城清治、85歳の横尾忠則、両巨匠が今なお書き続ける生の作品を観ると、まだまだ若輩の戯言ですね。ガンバらなくては。

 

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