秋を代表する味覚「栗」。

2021年 09月30日 - 日常

秋を代表する味覚、「栗(くり)」。
一般的に生で食べられることがないので間違えられやすいのですが、野菜ではなく木に実る果物です。

栗の木には雌花と雄花があり、受精した雌花が実をつけます。
もともと雌花にはトゲがあり、これが実をつけたときにイガになります。
イガは他の果物でいう皮に当たり、その中にある栗が果肉と種です。
一般的に栗の皮だと思われている鬼皮が、他の果物の果肉にあたる部分。
表面の皮(鬼皮)だけむいた渋皮つきのものが種。
雌花にあるトゲの部分は総苞(そうほう)といい、その中には将来、種となる子房が、通常3つずつ入っています。
受精すると総苞はイガになり、子房が栗となります。
そのため、一般的な品種ではイガの中に3個の「3つ栗」です。

山形県の巨木 大井沢の大栗

「桃栗3年、柿8年」といわれているとおり、栗の木は成長が早く、すぐに大きく育ちます。
樹齢20年で幹の太さが20センチメートルから30センチメートル、樹齢100年では太さが1メートルを超える巨木にまで大きくなるとか。
「全国巨樹・巨木林の会」の調査により、日本一の木と確認されたのは、山形県西川町にある「大井沢の大栗」です。
樹齢は300年以上と推定され、一説には800年ともいわれていて、高さが15メートル、幹まわりが8.5メートル(断面を円形とすると太さ2.7メートル)にもなる巨大な木です。
大井沢の集落には、出羽三山への宿坊の一つとして栄えた名残か、 今でも複数の民宿が営まれていて、温泉施設(大井沢温泉・湯ったり館)もあります。
北に月山、西に障子ヶ岳や天狗角力取山、南に大朝日岳、名峰に囲まれた山里の宿場です 。
大井沢は、大栗の見学と名峰への登山を合わせた宿泊地として、最適な場所ともいえるでしょう。

 

甘利幹事長、高市政調会長、福田達夫総務会長。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です