師弟の遠近不遠近

2013年 04月2日 - 日常

プロ野球読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄と、巨人やニューヨークヤンキースなどで活躍した松井秀喜に国民栄誉賞が贈られることになった、と報道されました。
ミスターは、ゴジラを我が子のようにかわいがり、ゴジラは、ミスターを父のように慕ったことは誰しもが知っている。まさに「親子鷹」です。
ふたりはともに日本に「夢と希望」を与えたという理由で、師弟の同時受賞となりました。固い絆があらためてクローズアップされた格好です。
いまスポーツ界において、体罰とかパワハラとかが問題になっていますが、二人を見習うべきでしょう。

境内に掲げられた地元のスポ少の子供たちの願いが書き込められた絵馬

私の仕事も、師匠と弟子の関係にあります。
私は父の弟子ですが、私の二人の子供たちは私の弟子ではなく、父(息子たちからみればおじいちゃん)の弟子です。よっていまだに私には弟子はなく、いま私とふたりの息子の関係は、お坊さんの世界で言うと「兄弟弟子」ということになります。
私は、子供たちが出家するときに、自分では師匠には値しないと考え、父にふたりの息子の師匠になっていただくよう懇願しました。
最近の師匠たちは弟子を育てない、イヤ、育てられないように思います。そんな師匠は、弟子をとる資格がありません。
師匠は師匠らしく、弟子は弟子らしく、いつまでも「親子鷹」を演じ続けなければいけないと思います。
私も弟子が取れるよう、もっともっと努力精進することが課せられています。ガンバ・ガンバ・・・。
また私たちの師匠である父にも、年齢とか体力とか気力とかを理由にせず、晩節を汚さぬよう、いつまでも元気でいてください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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