上手に老いてください

2013年 05月10日 - 日常

今朝早く、壮年夫婦がお参りにきました。
その時「うちのおばあちゃんが作ったものだから・・・」と言って荷造PPバンドで作った護美(ゴミ)入れを持ってきました。

「今年92歳になるんです。心と体を維持するために、毎日一生懸命作っているんです」と教えてくれました。
お釈迦さまは、この世には「生・老・病・死」という「四苦(しく)」があると教えられました。
瀬戸内寂聴尼の言葉を借りれば「生まれたその瞬間から、人間は老いに向かって歩き出します。いやだといっても、人はすべて老いるのです。体が弱り、不自由になり、目が弱く、耳は聞こえなくなり、肉は落ち、しわができます。頭も鈍くなります。誰だって老いを恐れ、いやがります。・・・生きるということは、これらの四つの苦しみで成り立っているのです。」と記しています。
上手に老いること、それはたいへん難しいことかもしれませんが、心の持ち方ひとつで前向きか後向きか自ずと選択されるはずです。後より前、それも今でしょ。
55歳になった私も、上手に老いることに心がけていきたいと思います。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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