猛暑の中、棚経をお勤めしてきました。
2013年 07月13日 - 日常
10日の夜、友達に誘われて久し振りに球場で野球観戦してきました。
(福島・あづま球場 巨人6-2ヤクルト)
ライブ観戦は、テレビ観戦と違って、臨場感がありますし、スタンドで飲むビールもサイコーでしたね。
翌日(11日)から上京し、東京のお盆の棚経をお勤めしてきました。
今日の夕方、新宿駅で帰路の新幹線チケットを求めようと並んでいましたら、私よりひと回りぐらい多い年齢と思われるご婦人が「チョット、お寺さん」と声を掛けてきました。
着物姿でしたので、すぐ僧侶と判ったのでしょうが、「今年からウチにもお寺さんが来るんだけど、棚経のお布施はどのぐらい包んだらいいの?」と突然に尋ねてくるのです。
追いかけ口早に「インターネットで調べたんだけど、5~10千円でいいのかな?」
「棚経って、家庭訪問みたいに次々と檀家の家を回って歩くのでしょ。」
「この時季ってお寺さんの稼ぎ時なんだってね。」
「お忙しいからお茶は飲まないわよね。」
「お荷物になるからお菓子とか渡さない方がいいんでしょ。」等々
柔和を自負する私も段々イライラしてきて、「落ち着いてください。ご先祖様か新しい仏様かわかりませんが、お寺からわざわざお訪ねくださって精霊棚の前でご回向していただくというお気持ちが大切ですよ。私には返答しかねますから、菩提寺のご住職に直接お尋ねになってはいかがですか」と丁重にお答えしました。
大型駅の雑踏の中、そして猛暑の夕刻、数分間の立ち話ではありましたが、一気に疲れが出て暑さが原因ではない汗が噴き出してきました。
私どものお寺には、かようなオバサンがいなくてとっても良かったと・・・安堵しました。
ありがとうございました。 法華坊主 joe