盂蘭盆を前に被災地巡回・卒塔婆供養
2013年 07月30日 - 日常
早朝の用事を済ませ、宮城県七ヶ浜町菖蒲田浜へ向かいました。
この地は、震災後ひと月後の一昨年4月11日に初めて訪ねた被災地です。
来月になると盂蘭盆等の行事でなかなかお参りすることが出来なくなるので、新しい卒塔婆を持参して数カ所で起塔供養をしてきました。
この浜は当時、いくつものコンテナが流れ込んで大きな傷跡を感じざるを得ませんでしたが、まもなく2年半が経とうとする今は若者たちがサーフィンに興じています。
続いて仙台市若林区荒浜の海岸に立ち寄りましたところ、東京から来たという母子がタクシーを貸し切り被災地を巡回していました。
自分の目で現実を見極めるということは、彼の将来にとって意義あるものとなるでしょう。
名取市立閖上中学校でも新しい卒塔婆を建立してお参りさせていただきました。
閖上日和山は、いつもの事ながら参詣者が多く、今日も貸し切りバスでお参りのグループがありました。
個々の思いは多様でしょうが、誰もが至心に手を合わせています。
有料道路を降り国道6号線を南下して、福島県相馬市の原釜海水浴場に寄りました。
天皇皇后両陛下とブータン国王夫妻が黙礼された場所(山側)には、すでに起塔させていただいていますが、海側にも今回新たに卒塔婆を建立して犠牲者の供養と一日も早い復興を御祈願してきました。
来月は、お盆の月を迎えます。心をひとつにして供養の誠を捧げていきたいと思います。
ありがとうございました。 法華坊主 joe