被災地で犠牲者の精霊に水向供養してきました。

2013年 08月9日 - 日常

棚経の予備日に予定していた今日の午前中、なんとか時間が取れそうだと判断し、帰省している二男を無理矢理起こし、被災地に向け早朝4時に寺を出発しました。
明日から本格的にお盆の棚経が始まるので、その前に大震災犠牲者の盂蘭盆水向供養をお勤めしたいと願っていたからです。
濃霧のなか高速道路を飛ばして、5時過ぎに曇り空の中から朝日がボンヤリと映る名取・閖上日和山に到着。
卒塔婆の前の草むしりをした後、読経唱題して被災後3回目のお盆のお参りをさせていただきました。

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少しずつ復旧されているのは確かですが、そのスピードは遅々としていて歯がゆいものがあります。

続いて閖上中学校。
大地震当日に卒業式を挙行していた閖中14名の生徒たちも元気でいたなら、今頃は高校生のはず。無念ですね。

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限られて時間であったので、すぐさま有料道路と国道6号線を南下して福島県の浜通りへ。
それでも寄り道して新地町の海岸沿いへ向かうと、まったく手つかず状態です。
倒壊したJRの駅舎は除去されているものの、レールは震災直後のままで。
住居のあった場所も、ガレキと雑草の山です。復旧とは言葉ばかりで、現実はまだまだ厳しいようです。

相馬市の原釜海水浴場駐車場にも立ち寄り、先日起塔した現場でお参りしました。

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一日も早い復旧復興をお祈りします。

帰路、車中で甲子園・高校野球を観ながら、福島県代表の聖光学院が辛勝しゲームセットと同時に無事に帰宅しました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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