無濾過の銘酒で、御供養の一献

2013年 08月13日 - 日常

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銘酒「星自慢」をごちそうになりました。
このお酒は、ちょうど2週間前に亡きご主人の納骨に参詣なされた奥様が、私の酒好きをご存じで頂戴したものです。
いつ開栓しようかと案じていましたが、今日ちょうどお盆の棚経にお伺いしたので、御供養をいただこうと勝手に決めつけ冷蔵庫に保管してあった銘酒をいただきました。

裏貼りの蘊蓄によると、
 無濾過とは・・・。お酒は酒と酒粕に分ける為に酒袋で搾るのが、最初の濾過です。
 更に雑味を取るために2回目の濾過をするのですが、香り・味まで取ってしまう場合があります。
 そこで、吟味して少量醸造したお酒はそのままの味と香りを味わって頂きたく最終濾過を行っておりません。
 出来たままの旨味と香りをお楽しみ頂ける自信作です。・・・とあります。

確かに、押しの強いグレーな旨味に渋苦が分厚い輪郭を形作っています。良い御供養が出来たと、自受法楽しています。

前便に書き損ねた部分を補足します。
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盆棚(精霊棚)には、必ずホオズキを飾ります。
お盆にはご先祖様や亡くなった方の霊が、迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれています。
ホオズキは赤い色と言え、ぷっくりとふくらんだ形と言え、ちょうちんに似ています。
このことからほおずきを提灯に見立てて盆棚に飾るようになったと言われています。
また農作物の収穫が少なかった時代には、鮮やかなほおずきをお供えすることによって、お供え物の不足を補う意味もあったと言われています。

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ナスとキュウリにオガラ(割り箸でも可)をさして牛馬に見立てます。
精霊がお盆に我が家へ帰ってくる時、お盆が住んでお帰りになる時の乗り物とされています。
精霊が帰ってくる13日は家の方に向けて、お帰りになられる15日(16日)には家の外側に向ける地方もあります。
キュウリの馬はご先祖様の霊が一刻も早く家に帰って来てもらうための早い乗り物として、ナスの牛は帰る時にゆっくり帰ってもらうための遅い乗り物の意味とも言われています。

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ありがとういございました。  法華坊主 joe

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