猛暑・酷暑・炎暑 どれも皆、暑いです。

2013年 08月16日 - 日常

今年のお盆の棚経も炎暑と闘いながら、なんとか終了することが出来ました。
今日も最高気温は、35.9℃。連日の猛暑日。
おなか周りには、汗疹(あせも)ができました。
肥満の証か、酷暑のせいか。風呂上がりにシッカロールをぬって治療いたします。

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夕方、西の山を眺めていましたら、雲の合間から夕陽がまぶしく差し込んでいます。
明日もまた暑い一日になること間違い無しです。
先ほど後輩のお上人より電話があって「棚経お疲れさまです。今年は疲れましたね。暑さのせいですか、それとも歳のせいですか?」と・・・。
同感です。いずれもが原因でしょうが、例年にも増してしんどい盆経となりました。
でも、元気に明後日のお施餓鬼の準備をいたします。

お施餓鬼の起源は、釈尊の弟子の十大弟子の一人、阿難尊者(あなんそんじゃ)のお話です。
阿難尊者が一人で修行をしていると、突然目の前に餓鬼が現れました。
手足が針金のように細く、髪は逆立ち口から炎を吐くその餓鬼は「三日のうちにお前は死ぬ。そして私のような醜い餓鬼となるだろう」と阿難尊者に告げました。
阿難尊者は驚き、お釈迦さまに相談しました。
お釈迦さまは、「山海の新鮮な食物をお供えし、法要を営みなさい。お経の法力で供物は無量に増し、多くの餓鬼に施され、救われます。そして、施主であるあなたの寿命も延び、仏の道を悟ることができるでしょう。」とお答えになりました。
こうして、阿難尊者が餓鬼を供養したのが、施餓鬼会の始まりだとされています。
立正院もそうですが、「お施餓鬼」はお盆の法要に併せて行われることが多いようです。

お施餓鬼は前述のように、阿難尊者が餓鬼のために供養し寿命を延べた話から行われる法会です。
お盆は、目連尊者が餓鬼道に堕ちた母を救うために僧侶に供養した話が起源です。
どちらも餓鬼道に堕ちた精霊を救う点では同じですが、それぞれに由来の違いがあることを理解し、懇ろなる供養を行いましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe 

      

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