被災地のその後を巡って
2013年 09月7日 - 日常
昨日(6日)は早朝から、被災地を巡ってきました。
まず、岩手県・陸前高田市の「奇跡の一本松」。
東日本大震災の復興シンボルとして、1億5千万円の費用をかけて復元された「奇跡の一本松」。普通の松と何ら変わらない実にリアルな松の木がそこに建立されており、多くの見物客もバスを連ねて見学に来ていました。
南下して、宮城県・気仙沼市へ・・・。
東日本大震災の津波で気仙沼市の市街地に打ち上げられた漁船「第18共徳丸」(330トン)が、今月9日から解体されることが決まりました。
そこで、その大型漁船をひと目見ようとと思って、被災地巡りを計画したのです。
時事通信によれば、第18共徳丸は、津波の教訓を後世に伝えたいとして保存を目指した菅原茂・気仙沼市長らの意向で、約2年半にわたり解体が見送られてきましたが、船主の儀助漁業(福島県いわき市)が北海道のNPO法人「シップリサイクル室蘭」と契約。気仙沼市が7月に行った市民アンケートで、約7割が保存は必要ないと回答したことから、菅原市長も保存を断念したといいます。
解体か保存か、悩むところでしょうが、実際に目にすると異様な感じがして、解体止むなしかと言った雰囲気です。
続いて、南三陸町の防災庁舎へ・・・。
鉄骨がむき出しとなった3階建ての建物が、津波の脅威を物語っています。町職員ら42人が犠牲になった宮城県南三陸町の防災対策庁舎は、これまた保存か、解体撤去かで議論が分かれています。
お参りを済ませ、近くの「さんさん商店街」で昼食タイム。
同行した二男と、チョッと奮発して、ウニ丼とイクラ丼をいただきました。
あの日から間もなく2年半。
オリンピック東京誘致に浮かれてはいませんか?
ありがとうございました。 法華坊主 joe