花を咲かせずに実をつけるように見えるイチジク

2013年 09月30日 - 日常

今日は東京へ行ってきました。
「お上人は、いつも東京に行けて良いですね」なんて声を掛けられることがありますが、福島駅から東京あるいは上野駅で下車して目的地に向かい、用事が済むとまた新幹線に乗って帰ってくるだけの上京。
でも私を必要としていただける御用があるということに感謝して、精勤いたします。

さて話はまったく変わって、私の好物のひとつに「イチジク」があります。
イチジクを漢字で書くと「無花果」と書きます。
花がないわけではありません。
実の中に無数の白い花を咲かせます。実に包まれて外から見えないので、「無花果」の漢字がついているようです。
また、未熟な実は効能が低いだでけでなく、胃が傷んだり、食欲をなくしたりすることがあるので、必ず熟したものを食べるようにしなければいけないようです。
先端が割れてきたものが熟した実の目安とか。
私は生食は苦手です。
好きなのは、ジャムでもなく、皮のままシロップ(砂糖)漬けにし、水分がなくなる程度に煮詰めて冷ましたものが美味しいと思います。

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私が「おいしい、好きだ」とあちこちで連呼するものですから、近くのおばちゃん手作りのシロップ煮を何人かから頂戴しました。
作る人によって、甘味や口当たり、そして美味しさもチョッとずつ差異がありますが、いずれも個々の特長(特徴 どちらかしら?)があって喜んで試食しています。

『旧約聖書』の創世記に「エデンの園で禁断の果実を食べたアダムとイヴは、自分たちが裸であることに気づいて、イチジクの葉で作った腰ミノを身につけた」と記されているのをご存じでしょう。また、『新約聖書』のルカによる福音書には、実のならないイチジクの木のたとえ話が記されており、実がならないイチジクの木を切り倒すのではなく、キリストは実が実るように世話をし、肥料を与えて育てたといいます。イチジクは聖書の中でイスラエル、または、再臨・終末のたとえと関連してしばしば登場することも有名な話です。(仏教徒の私が言うのはおかしいですか?)

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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