彼岸の間の仏道修行

2014年 03月20日 - 日常

明日は彼岸のお中日です。
常に変化し苦しみ多いこの世界を「此岸(しがん)」というのに対し、対極にある苦しみを離れた平安な世界を「彼岸(ひがん)」といいます。
彼岸は、煩悩(ぼんのう)を離れて悟りの境地に至ろうとする仏教思想と、日本の伝統的な先祖供養の信仰が結びついて、祖先の霊を供養する行事となりました。
彼岸は梵語で【パーラミター:波羅密多】の漢訳【到彼岸:とうひがん】からきた言葉で、『迷いの世界から悟りの世界にいたる』という意味です。
仏教の教えに
① 布施(ふせ:人に施すこと)
② 持戒(じかい:戒め守る)
③ 忍辱(にんにく:耐えること)
④ 精進(しょうじん:努力すること)
⑤ 禅定(ぜんじょう:心を落ち着けること)
⑥ 知恵(ちえ:真理にもとづく考え方、行き方をする)
の「六波羅蜜:ろくはらみつ」があり、この教えで先祖をしのび、自分がいまあることを感謝し、先祖の供養をして精進することが、お彼岸のお墓参りとなるのです。

昨日から彼岸のお参りで上京していました。
昨日の東京は、最高気温13.5℃のポカポカ陽気でしたが、今日は朝から春の冷たい雨が降り続き、夕方に福島に帰って来たら霙交じりの雨模様です。
三寒四温とは申せ、あまりにも急激な気温の変化に戸惑ってしまいますね。
下の写真は、街角で見つけた梅の花です。
023
024
福島も間もなく開花することでしょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です