立秋雑感

2014年 08月7日 - 日常

市内の街並みでは「七夕まつり」が開幕し、七夕飾りが商店街の軒先を彩っています。
通りを訪れた方々が、涼しげに揺れる飾りを眺め夏の風情を感じていました。
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七夕に欠かせないものといえば、笹につるす七夕飾りと短冊。
奈良時代は五色の糸を、室町時代には短冊に硯と筆を用い和歌をしたためたものを納めていました。
子供のころ、「短冊に願いごとを書いて七夕の日に燃やすと、願いが煙にのって天に届いて願いが叶う」って教えられて、毎年真剣に短冊を作っていましたよね。
現在のように、笹竹に飾りや短冊を結びつける風習が始まったのは江戸時代からで、天の神様への目印として7月6日の夜から笹竹を立て、無病息災や商売繁盛、習い事の上達などを象徴する色紙の飾り物や願いごとを書いた短冊をつるしました。
宮中行事で願いごとを書いた梶の葉は短冊になり、五色の糸は切り紙細工や吹流しへと変わっていきました。

さて、今日も福島市の最高気温は、35.6℃の猛暑日。
でも暦の上では「立秋」。
24節気のひとつで、今日から立冬の前日までが「秋」となります。
暦の上ではこの日が暑さの頂点となり、翌日からの暑さを「残暑」と言います。
時候の挨拶も残暑のことばが使われ、立秋を過ぎたら「暑中見舞い」も「残暑見舞い」に変わります。
「暑中」をうまく乗り切った皆さん、「残暑」に負けぬよう引き続き頑張りましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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