盂蘭盆雑感② 我らと衆生と共に

2014年 08月14日 - 日常

皆さん、ご家族とご一緒に、そして帰省されている親戚の方々を交え、お盆の行事をおつとめになられていますか。
法華坊主は、棚経にお伺いしたお宅で、聖光学院の野球中継を気にしながら、でも懇ろにお勤めしてきました。

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我らが大師・日蓮聖人は「お盆」について、次のようにお説きになっています。、
「・・・目連尊者が法華経を信じまいらせし大善は、我が身仏になるのみならず、父母仏になり給う。上七代下七代、上無量生下無量生の父母等存外に仏となり給う・・・」(『盂蘭盆御書』)

意訳しますと
「(お釈迦様のお弟子である)目連尊者が、法華経を信じた大善によって、彼自身が仏に成っただけでなく、その父母も仏に成られました。さらには、上にさかのぼること七代の父母たち、下におりること七代の子孫たち、さらには上の数限りない父母たち、下の数限りない子孫たちまでも、思いもかけず仏に成られました。・・・」と仰っており、盂蘭盆の御供養は法華経によって先祖代々の父母を供養することの功徳の大きさを説かれています。

お盆は、先に逝かれた亡き人々やご先祖さまと心を通い合わせる行事です。
そしてこれからお世話になる子々孫々へ、その心(魂)を受け継ぐ行事です。
こまやかな心くばりでご先祖を迎え、一緒に過ごし、またお送りしたいものですね。
明日は「藪入り」です。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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