盂蘭盆雑感③  憲法9条

2014年 08月15日 - 日常

IMG_20130707_184419

終戦から69年を迎えた今日(15日)、およそ310万人の戦没者を慰霊する政府主催の全国戦没者追悼式が、東京の日本武道館で行われました。
安倍総理大臣は「全国戦没者追悼式」に出席するのに先立って、午前11時半ごろ東京・千鳥ヶ淵の戦没者墓苑を訪れました。
そして花束をささげ、深々と頭を下げ、戦没者の霊を慰めました。
千鳥ヶ淵の戦没者墓苑には、第2次世界大戦で戦死し、名前が分からないため遺族に引き渡すことのできない遺骨が納められています。
法華宗でも毎年4月11日の「昭和法難の日」に、戦没者追悼法要を千鳥ヶ淵戦没者墓苑で勤修しています。

さて、日本国憲法第9条(1項)には次のように規定されています。
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

そして今年は、第1次世界大戦(1914年~)が始まって、ちょうど100年に当たります。
8月はまさに戦火が欧州に拡がった月です。
また昭和20年(1945年)8月15日に第2次世界大戦が終結しました。
昭和20年から数えれば69年が経ち、供養の年回忌から言えば今年は70回忌の年に当たることになります。

昨年12月6日、参議院本会議において特定秘密保護法案の採決が強行され、特定秘密保護法 が成立しました。
この法律は、国民の知る権利を侵害し、国民主権を形骸化するものであると思いませんか。
さらに安倍内閣は今年7月1日夕の臨時閣議で、他国への攻撃に自衛隊が反撃する集団的自衛権の行使を認めるために、憲法解釈を変える閣議決定をしました。
皆さん、「終戦の日」の今日、改めて日本国憲法について考え、平和をかみしめるよい機会ではないでしょうか?

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です