冬至寒波で大雪

2014年 12月22日 - 日常

今日は冬至(とうじ)。
冬至とは、北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日のことです。
日照時間が最も短くなるため、1年で最も昼が短く、夜が長くなります。
太陽の位置が1年で最も高くなる夏至(げし=6月21日ごろ)と比べると、日照時間におよそ5時間もの差があります。
冬至は陽の光も弱く、この日を境に日が長くなっていくため、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、世界各地で古くから冬至の祝祭が盛大に行われています。
また、旧暦では冬至がこよみを計算する上での起点となり、立冬と立春の中間が冬至で、冬の真ん中となります。

昨日蘊蓄を述べた冬至かぼちゃが、ようやく我が家でも夜になって出来上がりました。
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冬至のもう一つの風物詩、ゆず湯についてお話ししましょう。
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本来は、運を呼びこむ前に体を清めて厄払いするための禊(みそぎ)です。
昔は毎日入浴する習慣がなかったので、「一陽来復」にそなえて身を清めていたのでしょう。
現代でも、新年や大切な儀式に際して入浴する風習がありますね。
昔から、強い香りがする植物で邪気をはらう風習がありますが(端午の節句の菖蒲湯など)、冬が旬のゆずは香りも強く、邪気ばらいにぴったりです。
ゆず湯には、ゆず=「融通」がきく、冬至=「湯治」という語呂合せもあります。
ゆず湯に入ると1年間風邪をひかないといわれています。
ゆずには血行を促進して冷え性をやわらげたり、体を温めて風邪を予防する働きがあり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあります。
さらに、香りによるリラックス効果もあるため、元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。

寒波のせいで、外は大雪です。

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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