ひつじが1匹、ひつじが2匹

2014年 12月26日 - 日常

来年2015年(平成27年)は未年(ひつじどし)で、動物にあてはめると羊になります。
「未」という字は、枝が茂っている木の形で、まだ枝が伸びきっていない部分を描いたものだといわれています。
本来の読みは「み」で、未来、未熟、未明、未満などのことばがあります。
「羊」という字は、ヒツジを正面から見たときの、角と上半身を表した形です。
後ろ足までの全体を表した形が「美」で、成熟したヒツジの美しさを表しています。
羊は古くから家畜として親しまれ、羊の毛は織物、肉や乳は食用にされるなど、大変身近な動物です。
中国では「馬、牛、羊、鶏、犬、豕」の六畜のひとつにあげられています。
そのため、羊がつく漢字も多く、祥、翔、義、美、羨、善などよい意味をもつものに用いられています。
また、羊(よう)という音から、洋、様、養などにも使われています。
IMG_20141226_221550

眠れないときに羊を数えるのは、イギリスが発祥だといわれています。
英語で羊のことを「sheep」といいますが、これが眠る意の「sleep」と似ているため、暗示をかける作用があるのだそうです。
また、「sheep」の発音が寝息に似ているから、「sheep」と言って息をはく行為がリラックスできるから、などの説もあります。
ということは、日本語じゃダメ!?
そのほかにも、羊のいる情景を思い浮かべると牧歌的でリラックスできるから、羊を数えるという単調な作業で眠くなるから、といった説もあります。
これなら、「羊が1匹、羊が2匹」でも大丈夫ですね。
未年まで、残り5日となりました。

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です