人日(じんじつ)=七草

2015年 01月7日 - 日常

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正月7日の朝に「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の七草が入ったかゆを食べて、その年一年の無病息災を願う風習を、皆さんは実践したでしょうか。
この日は五節句のひとつ「人日」で、七草の日、七草の祝い、若菜の節(せち)などともいいます。
我が家も、春の七草を用いたお粥を作って、ご馳走さまになりました。
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1月7日=五節句のひとつ「人日(じんじつ)」。
五節句は3月3日、5月5日など奇数の月と重なる日が選ばれていますが、1月は1日の元日を別格とし、7日の「人日」を五節句(五節供)に入れています。
「七草」「七草の節句」ともいいます。
七草がゆを食べる風習は今でも残っていますね。
古代中国では、正月1日に鶏、2日に狗(犬)、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、7日に人、8日に穀を占う風習がありました。
その日が晴天ならば吉、雨天ならば凶の兆しであるとされていて、7日の人の日には邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、一年の無病息災を祈ったのだともいわれています。
これが日本に伝わり「七草がゆ」になりました。
平安時代は宮中の儀式でしたが、江戸時代には一般に定着し、江戸幕府の公式行事となりました。

七種の若菜の生命力を吸収するとともに青菜の不足しがちな時期の古人の優れた知恵です。
七草がゆは消化吸収がよく、正月のご馳走で疲れた胃腸を休め栄養補給をするという、実に理に叶った料理です。
1月7日に限らず、食べ過ぎや飲みすぎの翌朝にいただくといいですね。

そして今日は、母の14回目の祥月命日忌でもあり、慌ただしい一日を過ごさせていただきました。

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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