小正月前夜雑感

2015年 01月13日 - 日常

小正月のダンゴさしの行事の準備のため、暖かい日でありましたから午後からダンゴの木を採りに行ってきました。
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ダンゴはなぜミズキ(だんごの木)にさすのでしょうか?
正月の伝統行事として小正月(1月14日)に、ダンゴさしを行い、家内安全、五穀豊饒、無病息災などを祈願いたします。
ダンゴを作り、ダンゴの木(ミズキ)にさし飾るのですが、たくさん樹木があるなかでなぜこのミズキにさすのでしょうか。
なぜ、ミズキがダンゴ木に使われるかというと、枝が規則正しく水平に出て、小枝が細く揃っていて繭玉の餅が刺しやすいからだそうです。
またミズキは、小枝が赤みを帯びていて美しいこと、春先に樹液の吸い上げ盛んなために小枝の先が少し上向くようになることから、豊作祈願や一家繁栄などの願いがこめられているという説もあります。

1月1日を大正月と言うのに対して、1月15日を小正月といいます。
厳密には、14日の日没から15日の日没までをいいます。
松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で「女正月」とも呼ばれています。
大正月には門松を飾りますが、小正月には餅花(もちばな)・繭玉(まゆだま)などを飾ります。
福島県北地方では、もっとザックバランにダンゴさしといいます。
これは、豊作の予祝の大切の行事でしたので、そのため「花正月」ともいうそうです。
この日の朝には、小豆粥をいただきます。
昔中国では小豆粥を炊いて、家族の健康を祈る習わしがあり、日本でも1年中病気をしないようにと粥をいただく風習が残っています。

まだ間に合いますから、小正月の行事に取り組んでください。
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去年のダンゴさしの風景

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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