功徳を回向する

2015年 05月10日 - 日常

母の日の今日、あるご家庭のお母様の一周忌法要のため上京しました。
母の日に託けて亡き母に対する感謝の気持ちを問いかけてみましたが、子供たちは信仰心の希薄なせいか、法華坊主が期待する振る舞いはありませんでした。
日蓮聖人の『十王讃歎抄』に、
「孝養に三種あり。衣食を施すを下品とし、父母の意に違はざるを中品とし、功徳を回向するを上品とす。況や亡き親においておや」という御文があります。
すなわち、「親孝行には大きく分けて三種類があるが、親に着る物や食べ物を与えることや、親の言う事を聞いたりする事は容易(ようい)に出来そうではあるが、功徳を手向(たむ)ける事はなかなか出来ず、ましてや亡き親においてはなおさらである」と、申されておられるのです。
img_1
母の日の今日、いま一度、親孝行について考えてみてください。
来月には父の日もありますから・・・。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です