土地の神様を祀る日

2015年 09月19日 - 日常

今日(19日)は「社日(しゃにち)」です。
社日は、生まれた土地の神様(産土神)を祀る日です。
春と秋の2回行われ、春のものを春社〔しゅんしゃ/はるしゃ〕、秋のものを秋社〔しゅうしゃ/あきしゃ〕といいます。
春分と秋分のそれぞれに最も近い戊〔つちのえ/いぬ〕の日を指します。
「戊」という文字には「土」という意味があります。
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農業の視点から見ると、春の社日は種まきの時期にあたり、秋の社日は収穫の時期にあたります。
これらは農業において忘れてはいけない大事な時期です。
そのため社日は全国的に重要な節目の日とされるようになりました。
春には五穀豊穣の祈願が、秋には無事に作物を収穫するための祈願が行われました。
農業を中心として生きてきた我々の祖先にとって、大地の恵みである「土」との関係は切っても切れない縁なのかもしれません。
古来から自分の土地の神様をとても大切にしていた日本人には、受け入れやすい風習だったのではないでしょうか。
明日は秋彼岸の入り、23日がお中日、節目の行事を丁寧に行いたいものです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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