彼岸の入り
2015年 09月21日 - 日常
今日(20日)は、秋の彼岸の入りです。
秋の彼岸は、9月20日~26日ですが、最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」、真ん中にあたる春分・秋分を「彼岸の中日(ちゅうにち)」といいます。
法華宗で説く「彼岸」と通仏教の「彼岸」とは、解釈に少々違いがありますが、今回は一般に説く「彼岸」について説明しましょう。
仏教では、私たちの住む世界をこちらの岸、三途の川(さんずのかわ)を挟んで、ご先祖様の霊が住む世界をあちらの岸と考えられていて、こちらの岸を「此岸(しがん)」あちらの岸を「彼岸」といいます。
この極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、太陽が真西に沈む春分・秋分にお墓参りや先祖供養を行うようになりました。
これは仏教にはない習慣で、日本独自のものです。
中日に夕陽を拝むと功徳があるといわれています。
今日から一週間、仏道修行に精進いたしましょう。(いつの間にか21日になってしまいましたね)
ありがとうございました。 法華坊主 joe