のちの彼岸

2015年 09月23日 - 日常

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秋分とは、昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、半年前の春分とは逆に、少しずつ夜が長くなっていきます。
秋彼岸の中日でもあり、『祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日』として、「秋分の日」は国民の祝日になっています。
秋分の日を中日として、その前後3日、合計7日間を「彼岸(ひがん)」といい、最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」と呼びます。
春の彼岸と区別して、秋の彼岸を「のちの彼岸」と呼ぶこともあります。

お彼岸と言いますと、先祖供養やお墓参りと思い浮かべてしまいますが、実は、生きている私たちの仏道修行の一週間でもあります。
この一週間で少しでも私たちは、苦しみがあるこちら側の此の岸から、仏さまの居られるあちら側の、彼の岸へ渡っていかなければならないのですが、法華宗のお彼岸は、私たちがいる、こちら側の此岸を仏さまの居られる浄土(彼岸)にしていくことに重点を置きます。
なぜなら、私たちが住んでいる世界を良くしていくことこそが、私たちが救われる道であると法華経が説くからです。
残りの3日間、仏道修行に精進いたしましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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