道具入れ・嫁入り・祝言

2016年 05月28日 - 日常

今日は秋田で結婚式がありました。
今季は、お呼ばれがたくさんあって喜ばしい限りです。
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そこで結婚式について考えてみました。
もともと日本には結婚式という慣習はなかったらしいです。
花嫁道具を運びいれる「道具入れ」、花嫁が新郎家に移動する「嫁入り」、そして家に親戚縁者をもてなしてお披露目会「祝言」の三つの行事を合わせて<婚礼の儀礼>としていたそうです。
内容は地域によって細かな違いがあったそうですが、祝言(しゅうげん)は今で言う人前式と披露宴が一緒になっている感じだったのでしょう。
祝言は終わりの時間が決まっていることはなく、夜通し朝まで行われるのが普通でした。
昔の結婚式は家で行われたため質素と思われがちですが、実は逆で、最低でも2~3日、それなりの家柄では一週間にも及ぶ一大イベントだったそうです。
祝言は長く続くほど、信頼されている家のあかしであり、良いこととして喜ばれました。
今でいうと、出席者が多いと「すごい!」と言われるのと同じ感覚なのでしょうね。
婚礼、家の行事でもあり、地域の行事という意味もあったのでしょうね。
そして、人の繋がりを確認する行事であったのだと思うのです。
時代もスタイルも変わった昨今の結婚披露宴ですが、新郎・新婦の末永いお幸せをお祈りいたします。
おめでとー ガンバってネ。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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