不老長寿の縁起物

2017年 05月2日 - 日常

立春から数えて88日目の今日5月2日は「八十八夜」です。 
春から夏に移る節目の日で、この日から夏の準備を始めます。
最近は品種改良などが進み、昔ほど種まきに気を遣うこともなくなったようですが、かつては八十八夜は種まきの大事な目安となっていたようです。
「八十八」という字を組み合わせると「米」という字になることから、農業に従事する人にとっては五穀豊穣を願う特別重要な日とされてきました。
今でも、農耕開始の到来を祝って神事が行われるところがあります。
また「夏も近づく八十八夜~」という歌もあるように、暖かくなってきます。

新茶時期の出始めは、新芽を手で摘んだ上質なお茶が手摘み茶として、その後、摘み取りのピーク時にはハサミ摘みや機械摘みとなります。
八十八夜に摘み取られるお茶は、古来より不老長寿の縁起物の新茶として珍重されています。
茶摘み最盛期である八十八夜、縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含めてこの時期のお茶は極上です。
お茶の新芽には前年の秋からひと冬越えて蓄えられた成分があふれています。
特有の若々しい香りが失われないうちに製茶された一番茶を、ゆったりと寛いで飲みたいものです。
一番茶は二番茶以降のお茶よりも、うまみのもとであるテアニンなどの成分を豊富に含んでいるそうです。
新茶が届くのを楽しみに待っています。

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