多くの生命が息吹く時期

2017年 06月7日 - 日常

今週の月曜日(5日)は、24節気のひとつ「芒種(ぼうしゅ)」でした。
稲・麦など芒(のぎ=イネ科植物の種子にあるトゲのような突起)をもつ穀物の種をまく時期です。
実際には、現在の種まきはこれよりも早く行われますが、暦便覧には「芒(のぎ)のある穀類、稼種する時なり」と記されています。
芒種は、それまでの初夏らしさから蒸し暑さを感じる時期になり、同時に梅雨入りもする頃です。
旧暦では5月を指していたので、この時期に降る雨を「五月雨(さみだれ)」、雨の合間に晴れることを「五月晴れ(さつきばれ)」と呼んだりします。
紫陽花が咲き、梅の実が青から黄色に色付き、百舌鳥が鳴き始めるのも芒種の時期あたりと言われています。
そして昨日(6日)、気象庁は九州地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
九州南部では平年より6日遅く、九州北部と山口県は、平年より1日遅い梅雨入りだそうです。
さて東北南部・福島県の梅雨入りはいつになるのでしょう。

芒種は、稲作中心だった日本において、欠かせない日でした。
また、稲や麦に限らず、芒種の時期には多くの生命が息吹き、その命の輝きを私たちの前に見せてくれる時期とも言えます。
梅雨が明けるとやがてやってくる本格的な夏を前に、芒種にちなんでホタル見物や梅酒作りを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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