ミソハギの花は「精霊花」

2017年 08月11日 - 日常

境内にある3本のサルスベリの花が7月初め頃から咲きだし、今方々で見られるようになりました。
この花、離れて見ると、どんな形の花なのか俄かには分からないが、近くで見ると、縁の縮れた花弁が6枚、中央に多数の短い雄蕊、その周りに6本の長い雄蕊、真ん中に1本の雌蕊があるのをご存知でしたか。
実にユニークな花の形をしています。
「百日紅」は、「猿滑(さるすべり)」とも書きます。
紅花のものを「百日紅(ひゃくじつこう)」、白花を「百日白(ひゃくじつはく)」ともいうそうです。

ところで、百日紅は、名前が面白いのでよく知られていますが、その由来は「幹がスベスベで、猿も登れないだろう」ということです。
花の咲いている時は分かりにくいが、落葉後の幹を見ると確かにすべすべしています。
一方、中国名の百日紅(ひゃくじつこう)は、「約100日間花を咲かせる」というのが由来です。
たしかに花期は長く、秋の終わりぐらいまで平気で咲いていますよね。

精霊棚のお飾りのひとつ、ミソハギについて説明します。
ミソハギの花は「精霊花」と呼びます。
ミソハギを使うのは、閼伽器に浸した冷たくて気持ちの良い水を〈水の子〉に降りかけてあげるためで、この行為を「灑水(洒水=しゃすい)」と言います。
これは少ない食べ物を無限に増やす為とか、餓鬼が食べやすくする為になどと、言われています。

盆前の祝日ヤバイ、道路コミスギ。  法華坊主 joe

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