先祖の霊を慰める「盆踊り」

2017年 08月14日 - 日常

「盆踊り」といえば夏祭りの代表格ですが、今夜は雨の中のもかかわらず近くの空き地で執り行われています。
盆踊りには「お盆の時期に戻ってきた先祖の霊を慰める」という意味があります。
元は、念仏を唱えながら踊る念仏踊りと盂蘭盆会が結びつき、先祖や死者を供養するための踊りとして定着していきました。

盆踊りの起源は、平安時代中期の僧・空也にあると言われています。
念仏を広める方法を思案していた空也は、手持ちの瓢箪を叩きながらメロディーに合わせて念仏を唱えて人々に念仏を覚えてもらう工夫をしました。
また、その際に念仏に合わせて踊りを踊るようになり、これが念仏踊りとして世の中に周知されるようになっていったのです。
さらに、この念仏踊りは、先祖を迎い入れ供養する盂蘭盆会(お盆)と結びつき、「盆踊り」となったと言われています。
鎌倉時代になると、鎌倉時代中期の僧・一遍上人が全国へと盆踊りを広めましたが、この頃には仏教行事の意味合いよりも、民族芸能として重点が置かれ娯楽的な要素を色濃くしていきます。
そして江戸時代に入ると、盆踊りは地域の人々の交流の場や男女の出会いの場になっていきました。

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