満月と思いがちな十五夜

2017年 10月6日 - 日常

昨日、境内から見える吾妻山でも平年より18日早く、去年より28日早い初冠雪がありました。
今年の中秋の名月は、一昨日10月4日でしたが、十五夜をいかがお楽しみになられましたか。
中秋の名月=満月と思いがちですが、満月であることはまれで、たいてい1日か2日ずれているのをご存知でしたか。
中秋の名月を十五夜と呼ぶのは、太陰太陽暦と関係があります。
中秋の名月は太陰太陽暦(旧暦)の8月15日です。
旧暦では、月の満ち欠けを基に暦をつくりました。
旧暦の1カ月は、月が地球の周りを1周する日数と同じです。
つまり、新月が次第にふくらみ満月となり、やがて欠けてまた新月となっていきます。
そのサイクルが約29.5日であることから、旧暦の1カ月は29日か30日と決められていました。
そして、その半分である15日の夜の月は、満月=十五夜と、呼ばれるようになったのです。
ただし、月のサイクルは30日ぴったりで地球を一周するわけでないことや、月の軌道が楕円であることなどにより、実際の満月は1日か2日ずれることが多いのです。
今年の場合、実際の満月は、今日10月6日です。
中秋の名月は満月一歩手前の月なのです。
今夜は曇り空で満月を見ることはできませんが、心の中で秋の満月を観賞してはいかがですか。

核廃絶運動にノーベル平和賞。  法華坊主 joe

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