家々に幸せをもたらすために

2018年 01月2日 - 日常

2018新年明けましておめでとうございます。
お正月の元旦は、年神様が新年の幸福をもたらすために各家庭に訪れるとされています。
その目標物として門松やしめ飾り、そして鏡餅に宿ります。
その年神様を「正月様」「歳徳神」とも呼ばれています。
その神様をお迎えしてたくさんの幸せをもたらしてもらうために正月には様々な風習が生まれました。
皆さんは「歳神様」ってどのようなお方かご存じですか。

難しい言葉で言うと「歳徳神・としとくじん」とも呼ばれている「歳神様」は昔から新年になると、家々に幸せをもたらすために降りてくる、と言われていました。
農業国でもあった日本では、「祖先の霊が田や山の神になり、新年には歳神ともなって子孫を見守ってくれる」と考えたようですが、この考え方が一番簡単で分かりやすいのも確かです。
お正月の元旦に上る朝日が「初日の出」ですが、歳神様は日の出と共に降臨すると考えられていたようです。
元日の朝には、歳神様を迎えるために家族が全員揃うことが、慣わしだったとか。
今でも元日の朝は家族揃って食卓を囲みますから、その習わしは生きていることになります。
明治以降は、元旦に見晴らしの良いところへ出向き、その年の最初の日の出を拝む習慣もできたようです。
もちろん、お正月の準備は全て整えてからのことでしょうが、近年は暮れから正月に掛けての「旅行」や「ホテル滞在」なども流行っている様子です。
そんな家でも、歳神様が迷うことなく降りていただけるように「お正月飾り」はきちんと調えてから出かけてください。

今年も、よろしく・・・。  法華坊主

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