BLOG巧於難問答

黄金週間

2013年 05月8日 - BLOG巧於難問答

1週間の出来事です。全国各地を巡りました。

前半は、福島に帰り鬼子母神さまの大祭に・・・

たくさんのお詣りをいただきました。ありがとうございました。

5月2日、所用のため静岡を訪ね、その際に冨士霊園に行き、田村芳朗先生の墓参をしました。

そして5月3日には、能勢妙見山をたずねおまいりしました。

そして、5月4日には、尼崎の本興寺へ行きました。
法華宗再興弘通之唱導師日隆大聖人の550遠忌です。

たいへん充実した連休であり、信心の高揚にもつながったと思います。

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立教開宗

2013年 04月28日 - BLOG巧於難問答

昨晩、実家に帰って来ました。50日ぶりの実家です。

4月28日は、日蓮聖人門下においては「立教開宗会」という御聖日であります。
日蓮聖人は、出家得度ののち、全国各地を遊学し、釈尊の教説における真実はひとつであるにもかかわらず、多くの宗派が存在している疑問の解明に尽くされました。そして、遊学の成果として清澄山頂で昇りくる朝日に向かい「南無妙法蓮華経」の御題目を唱えられました。建長5年4月28日のことです。釈尊の真意は、『法華経』にのみ説き示されていることを明かし、それ以降は法華経に対しての絶対的信仰と経典主義を貫かれたのであります。

明日は、鬼子母尊神大祭法会。
「鬼子母神」は、法華経守護の仏教における神です。そして、子供を守る神さまであります。そのことについては、また改めて書きます。
明日の準備も大部分が終わりました。今日は、早く寝ます。

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研究生試験

2013年 04月27日 - BLOG巧於難問答

火曜日のブログでは、翌日が試験という旨を伝えましたので、その詳細を報告します。

水曜日には、大学内の日蓮教学研究所の試験がありました

それは、名のとおり研究所の研究生になるための試験。大学院の入試よりも、はるかに難しかったですが、「サービス問題!?」と思うようなものもありました。
たとえば、『立正安国論』の執筆の背景・概要・奏進後の行動についての記述、慶林坊日隆の教学についての記述という問題など・・・。でも、やっぱり難しいです。試験のデキは、まあまあですね。

そして、問題は筆記試験の結果を踏まえての面接。
私の指導の先生は、腕を組みながら目をつぶって下を向いています。一言も話しません。おそらく、教え子である私の点数がよろしくなかったから、深く考えているのでしょう。くわえて、ほかの先生からは、私の研究に対して種々の質問が来ます。

そして、試験と面接が終わりしばらくして、結果発表。

合格です!

早々に、研究所内の御宝前に手をあわせて、御題目を三遍お唱えして報告しました。仏祖のお導きに感謝です。
そして、水曜日の夜には大学院の仏教学専攻研究会の総会があり、副委員長になりました。(慣例に従えば、来年度は委員長・・・)まさか、大学院でもお役をいただくとは思ってもいませんでしたが、任された以上は学問と共に精進したいと思っています。

写真は、昨日おこなわれた「立教開宗会法要」ですが、法要中は役割があったので、はじまる前の1枚です。
明日のブログで、日蓮聖人と立教開宗についてお話しします。

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試験

2013年 04月23日 - BLOG巧於難問答

2月16日、日蓮聖人の降誕会という御聖日に、大学院の入試があり合格しました。
それから70日ほどが過ぎようとしていますが、明日はもうひとつの試験です。

そもそも、「宗学」の試験においては、正しく確かな信仰を持っている者が勝つと教わりました。
高校、大学、そして大学院と、「宗学」の試験においては、すべてクリアしてきたのも、私に「信仰心」があったからです。そして、仏祖三宝のお導きです。

そして私に、正しい信仰を伝えてくれた先祖と家族には感謝です。
まずは明日、目の前の解答用紙に立ち向かうのみです。詳細は、また明日・・・。

図書のジャンルが、バラバラですね。これでは、勉強ができません・・・。近々、整理をします。

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私の研究

2013年 04月22日 - BLOG巧於難問答

久々の更新です。
先週は、研究所の仕事である某本山の『御宝物目録』の作成に関わりまして、毎晩、終電での帰宅となりました。
そして、今週を乗り切れば、来週は1週間の休みです。
ゴールデンウィークに、日隆聖人の550遠忌のために、関西へ行く予定も決まりました。

先週は、各所で研究発表を重ねて、今は研究論文を執筆しています。
15分で話す原稿と、レジュメを作ることは、容易ではありません。

私の研究は、日蓮聖人著『立正安国論』の一研究であります。
一昨年の3月11日の地震を、福島県で体験したために、日蓮聖人の災害観を学びたいという理由からこのテーマを選択しました。

そして、その考察の結果、日蓮聖人が『立正安国論』を執筆したその根幹には、「大悲代受苦」という思想があるといえます。慈悲の心で、他者の苦しみを代わって受けるという精神は、まさしく菩薩行です。『立正安国論』は、日蓮聖人の魂の著述!それを学ぶ機会を得たことが、今の自慢であり喜びです。

≪写真≫ 立正安国論 法華経寺蔵 国宝

『日蓮聖人真蹟集成』2巻(法蔵館)より

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「宗学」を修学

2013年 04月16日 - BLOG巧於難問答

昨日は、はじめての研究発表があり、ものすごく疲れていつもより早くに寝てしまい、ブログの更新ができませんでした。
毎日、ブログを書くって、難しいですね。

さて、昨日の発表についてですが、1年生にしては上出来との激励をいただきましたが、質問には思うように答えられず。そして、たくさんの課題も見つかりました。課題があるということは、まだまだ学問研究を続けられるということ。嬉しい限りです。

次は、再来月の上旬にある研究会での発表です。ドキドキですが、少し楽しみでもあります。日々の積み重ねですね。

さて、今日の講義で、私に学部の卒論から今日まで指導してくださっている先生(修論の指導もお願いしますが…)が、「宗学」を修学する意義について語ってくれました。

森の中に入ることで、ひとつひとつの木は見えるが、森の全体は見えない
森の中に入らないことで、森の全体は見えるが、ひとつひとつの木は見えない

これはおそらく、深くせまい学問か、または、広く浅い学問か、ということを言っているのでしょう。
しかし、先生は続けて言います。

高いピラミッドを建てるには、底面が大きくなければ成り立たない。
その底面にあるのは、「信仰」です   ・・・と。

宗学を修学するには、根底に信仰がなければ成り立たないのであって、広く大きくなければいけない。
そのことを伝えたかったのだろうと、私なりに解釈していますが、先生の本意であるかどうか…。学問は、困難の連続です

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パソコン

2013年 04月14日 - BLOG巧於難問答

今日は、「一太郎ソフト」を買いに行きました。

今の時代に一太郎?と思われる方もいるでしょうが、研究所の紀要や論文集は、すべて一太郎であります。
日蓮聖人遺文に、訓点をつけたりすることを考慮すると、ワードよりも一太郎のほうが便利です。

そして、近日中に研究所に置いておくパソコンも買わなければなりません。さすがに、毎日、家と研究所を持ち運びするのも大変ですからね。

「学問がデータの時代」であるがゆえに、準備しなければいけないものも多いです。

明日から、また1週間が始まります。そして、初めての研究発表もあります。今日は、準備で寝れないかもしれません…。

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1週間

2013年 04月13日 - BLOG巧於難問答

久々の更新です。
毎晩、一日の出来事を書くことを目標にしていますが、今週は終電で帰宅する毎日でしたので、更新する余裕がありませんでした。

今日は、大学内の礼拝室を紹介します。

そして、「東日本大震災物故者」の位牌も安置されています。

そして、昨日は大学の先生や研究所の先輩と課外活動でした。

雑司ヶ谷の鬼子母神堂へ行きました。

そして、糸久宝賢先生の墓参へ・・・

充実した1週間でした。
来週は、初めての研究発表があります。明日は、レジュメを作りに追われるでしょう。

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仏法と世法

2013年 04月9日 - BLOG巧於難問答

昨日は、大学で「釈尊降誕会」の法要があり、参列しました。
そして、昨日から講義も開始。昨日も3コマ、そして今日も3コマ。

おおよその講義は、自己紹介ですが、名前を言えばOKなんてことはなく、卒業論文にて修得したことや今後の研究計画を5分程度述べるわけで、容易なものではなかったです。しかし、研究発表の15分を考えれば、この程度でへこたれてはいられないとも思いました。

さて、昨日の講義での教授の一言が、たいへん心に残りましたので以下に記します。

昨今は、世の中(世法)が乱れている。
しかし、「世法は陰」であり、「仏法は体」である。それらを考えれば、世法は陰であるのだから、体である仏法そのものを改めなければならない。
陰は自らを変えることはできず、体が変わることで、影も形を変える。
つまりは、世の中(世法)の乱れは、仏法の乱れである。

邪法・邪教・邪宗が充満している今、「真実の仏法」の価値を見つめるべきでしょう。

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講義開始の前夜…

2013年 04月7日 - BLOG巧於難問答

明日から、講義開始です。
学部の時とはまったく違い、少人数であり内容が濃いものになるでしょう。

そして、明日でブログ開設から1週間となります。
ここで、このブログのタイトルについて説明したいと思います。

「巧於難問答」とは、法華経の15番目の章「従地涌出品」に説かれています。

従無量劫来 而行菩薩道 巧於難問答 其心無所畏
【無量劫より来(このかた)而も菩薩の道を行じ、難しき問答にも巧みにして其の心畏るる所なし】

これは、弥勒菩薩が、釈尊を称賛して述べた語句であります。
私が用いるには相応しくない語句でありますが、「難問にも答えられ長じていたい」という思いから、ノートの表紙に書き記し、長く険しかった受験勉強や日々の学問を支えてくれた一語であります。きっと、これからもそうでしょう。

座右の銘やモーットーを、信仰的観点から考えて、経典、とりわけ久遠の本仏釈尊の教説の中で唯一真実である教典『法華経』から一語をいただけることは、有難いですね。

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