日常

彼岸は、悟りの世界と通じるとき

2018年 03月20日 - 日常

日曜日から秋田に出かけていましたが、新幹線の車窓から見える角館付近はまだ多くの雪が残っていました。
明日は「春分の日」です。
春分の日を中日とした前後3日、合計7日間を彼岸といいます。
秋にも秋分の日を中日とした彼岸があるため、春のお彼岸(春彼岸)、秋のお彼岸(秋彼岸)などと呼び分けることもあります。
お彼岸といえば、お墓参りをする風習がありますが、その理由は、太陽が真東から昇って真西に沈むため、西にあるとされるあの世と東にあるとされるこの世が最もつながりやすいと考えられているからです。

お彼岸は、迷い・悩み・煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときでもあります。
自然に寄り添う暮らしの中で、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になる・・・。
「暑さ寒さも彼岸まで」には、励ましの意もあったのです。
明日は彼岸の中日ですが、雪マークの予報。
なごり雪?ですかね。

地下鉄サリン事件から23年。  法華坊主 joe

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今日彼岸 菩提の種を蒔く日かな

2018年 03月18日 - 日常

今日から一週間は、春のお彼岸です。
春分の日を中日として、その前後おのおの3日にわたる一週間を〈お彼岸〉と称し、この期間に寺院では彼岸会という法会を行い、信者は寺に参詣し説法を聴聞また墓参などを行います。

彼岸といえばお墓参りが頭に浮かびますが、彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
日本では、神仏両方を共にまつるという風土があるので、太陽神を信仰する「日願」と仏教の「彼岸」が結びついたからという説があります。
また、春の種まきとも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。
お彼岸の初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸明け」といいます。
自宅に仏壇があるときは、彼岸の入りの前日に仏壇の掃除をすませ、新しい花を供え、さらには故人の好物を供えて供養します。
お彼岸の間は毎日、朝晩に灯明と線香をあげて仏壇に礼拝します。
中日の前後にはお墓参りをして故人をしのびますので、日頃なかなかお墓参りに行けない人も、お彼岸を機会にお墓の掃除をしお墓参りをしましょう。

17日、東京サクラ開花、歴代3位の早さ。  法華坊主 joe

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明日から春の彼岸

2018年 03月17日 - 日常

「三寒四温」は寒い日が3日続いて暖かい日が4日続いてまた寒い日に戻ることで、この時季すなわち春先によく耳にします。
一方、秋の9月10月にも同じように肌寒い日と暑い日が交互に現れることがあって、「三寒四温をくり返しながら冬になっていく」と言われることもあります。
でも、本当は冬のことばで、「三寒四温をくり返しながら春になっていく」が正しい使い方だそうです。
もともとは気象庁の定義にあるように「冬の現象」ですが、日本では2月から3月にかけて三寒四温のような天気になります。
そこで、天気予報やニュースでは、「三寒四温」は、冬である2月いっぱい、長くて3月上旬までに使われる用語のようです。
言葉は難しいですが、生き物でもありますから、半世紀後にはまた変わっているのでしょうね。

明日から、春の彼岸です。
彼岸を迎えれば、厳しい残暑や寒さに目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。

テニス大坂なおみ、女王ハレプ破る大金星。  法華坊主 joe

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スギのほかにも50種類の植物

2018年 03月15日 - 日常

日曜日から、東日本大震災の被災地法要、続いて御本山の新貫首晋山式の打合会、さらに恩師の古希記念論文集の刊行祝賀会と、転々として昨日帰宅しました。
昨日の福島市の最高気温は21.7℃。、そして今日は今年最高で5月下旬並みの23.2℃。
春本番を超して初夏の装いでした。

そこで気になるのが花粉症。
今や国民の4人に1人が花粉症で、その原因の7割がスギ花粉です。
さらに年々増加する傾向にあるので、すでに花粉症の方は症状が軽くなるように、発症していない方は今年も発症しないよう、しっかり対策しておきましょう。
日本では、スギのほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。
人間の体はアレルギーの原因物質(=花粉)を体内に取り込むと、それを無害化するための抗体を作ります。
抗体の量が一定水準を超えると、花粉症の症状が発生しますから「自分は大丈夫だ」と過信していると、いつか発症しますよ。

改ざん問題はなぜ漢字で改竄と書かないの?  法華坊主 joe

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震災避難生活者は、約7.5万人。

2018年 03月10日 - 日常

平成23年の東日本大震災発生から3月11日で丸7年を迎えます。
明日は被災各地で追悼のイベントが行われることでしょう。
復興庁が今年1月にまとめた震災による避難生活者は、約7万5000人。
この2年で10万人以上減ったが、まだプレハブ型仮設住宅での生活を余儀なくされている被災者が約2万人います。
親戚、知人宅に身を寄せている避難者も約2万人に上ります。
福島県は昨年3月末をもって、避難指示区域外から全国に避難している「自主避難者」への住宅無償提供を打ち切りました。
このタイミングで避難先の各市町村が自主避難者の多くを「避難者」に計上しなくなったこともあり、公的な数字としての避難者数は大きく減っています。
震災後の避難生活による体調悪化、自殺などによる「震災関連死」は、この2年で200人余り増えました。
東日本大震災で史上最悪の原子力災害を引き起こした東京電力福島第1原発では、廃炉作業が続いています。
風評被害も含め、まだまだ復興途上です。

私たち法華宗東北教区も、明日から被災地を巡り「供養と祈願」の行脚を続けます。

財務省、森友文書の書き換え認める方針  法華坊主 joe

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部下の生命を守ってください

2018年 03月9日 - 日常

学校法人「森友学園」への国有地格安売却問題で、財務省前理財局長の佐川宣寿国税庁長官が辞任した。
彼は福島県出身で、陰ながら応援してきたのに、アベの犠牲者の一人だ。
さらに麻生財務相は「調査結果次第では佐川氏に追加の懲戒処分を下す」という考えを示した。
また「森友学園」への国有地売却をめぐり、財務省近畿財務局の担当部署で対応に当たった男性職員が神戸市の自宅で死亡していた。
遺書もあったという。
これもアベ&アソーの被害者の一人だ。
ブログ・法華坊主の独り言では、政治のことに触れることは極力避けてきたが、今夜は黙っていられない。

尻尾でなくて頭を斬れ!  法華坊主 joe

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春の訪れを感じ、虫が穴から出てくる頃

2018年 03月7日 - 日常

昨日(6日)は、24節季のひとつ「啓蟄(けいちつ)」でした。
啓蟄の啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃を言います。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきますし、春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。

先日、民報テレビの天気予報で、房総・鴨川市の「菜の畑ロード」を紹介していました。
ひと足早く春が訪れる房総ならではの観光スポットとして、JR安房鴨川駅から徒歩圏内の田んぼやあぜ道を活用し、黄色い菜の花いっぱいの「菜な畑ロード」をつくっているようです。
ぜひともと観てみたいと今回上京した折りに足を延ばし、鮮やかな黄色の花に囲まれて思いっきり南総の春を感じてきました。
今度のに日曜日までで、その後は耕作のために刈り取ってしまうそうです。

来月末に、南北首脳会談。  法華坊主 joe

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細かい汚れも綺麗に落としてくれる

2018年 03月4日 - 日常

旧暦正月14日に「六三除け星祭」にお参りできなかったご信者さんのために、昨日と今日の午前中に、改めて祈祷会を奉修しました。
ご参詣をいただきました皆様に御礼申し上げます。

皆さんは「アクリルたわし」をご存知でしょうか。
今月1日の御祈祷会にお参りいただいたご婦人から、手づくりのアクリルたわしを100個奉納いただきました。
アクリルたわしとは、アクリル100%の毛糸を編んで作られたスポンジ代わりのたわしのことです。
アクリル毛糸は、細かい繊維でできていて、とても弾力があります。
細かい繊維のおかげで、通気性と通水性があり、さらには細かい汚れにも引っかかって綺麗に落としてくれるそうです。
食器(ステンレス製・ガラス・陶器・木製・プラスチック)ばかりでなく、フライパン・鍋・キッチンシンク・ガラス・鏡・浴槽・洗面台など・・・、基本的に水回りのものは洗うことができるとのこと。
アクリルは100均などで購入可能、たわしは簡単に手作りできるそうです。
その後の御祈祷会にお参りいただいた皆さんにお分けしましたら好評で、あっという間になくなりました。
頓智のきいたおばさんが「帰って、うちのダンナでも磨いてみようかしら」といった言葉が印象的で、お試し後の結果を聞いてみたいものです。
ご奉納をいただきましたWさん、ありがとうございました。

中国・習近平、熊のプーさんに似てる?  法華坊主 joe

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なによりうれしい ひなまつり 

2018年 03月3日 - 日常

雛祭り(ひなまつり)は、女の子のすこやかな成長を祈る年中行事です。
旧暦では桃の花が咲く季節にあたるため、桃の節句とも呼ばれます。

♪ 着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり ♬
男雛と女雛を中心とする人形を飾り、桃の花を飾って、菱餅、雛あられ、白酒などの飲食を楽しむ節句祭りです。
男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼び、三人官女以下のその他大勢の随臣、従者人形を「共揃い」といいます。
菱餅の赤は先祖を尊び、厄を祓い、健康を祝うため(昔は解毒作用のある山梔子で赤味をつけた)、同時に桃の花を表します。
白い餅は清らかさと残雪を表し、緑の草餅は新芽と若草を表すようです。

ひな祭りの料理はやはり、ちらし寿司と蛤のお吸い物ですね。
蛤は女の子の美徳と貞節を意味するもので、ちらし寿司の具である蓮(れんこん)やエビも縁起がいいものとされ、お祝い事には良く使われます。
我が家は男の子だけでしたので雛飾りをいたしませんでしたが、今年は心のこもったタペストリーが届き、楽しいひな祭りを過ごすことができました。

森友、決裁文書2つ書き換え?  法華坊主 joe

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草木がいよいよ生い茂る月

2018年 03月1日 - 日常

旧暦正月14日の今日、当山では「六三除け星祭り祈祷会」が奉修しました。
当地では「旧暦正月14日は、全ての望み・願いを叶えてくれる最良の日だ」と、言い伝えられています。
最新の医薬を用いても少しも効果がないという病気は、古来より「六三」にかかっていると言われ、これは星廻りのお障りで、人間の体の九ヶ所の部位(1頭、2右肩、3左肩、4腹、5右脇腹、6左脇腹、7股、8右足、9左足)のいずれかに難病となって現われます。
六三除けは、これから一年間の無病息災・身体健全をご祈願いたします。
また、私たちは生年月日によって、九つの星(一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星)に配置されます。
その年の配置によって吉方・凶方があり、方除けを行うことによって一年を安心して過ごすことができるのです。
本日ご参詣いただきました各家の皆さんに御礼申し上げますと共に、家内安全・健康増進・交通安全・心願成就等を重ねてお祈り申し上げます。

今日から「弥生(やよい)三月」。
弥生とは、草木がいよいよ生い茂る月ということです。
「弥」にはいよいよという意味、「生」には生い茂るという意味があります。
気象用語でも今日から「春」、成長を続ける草木に負けぬよう私たちも努力精進いたしましょう。

アベ総理、裁量労働制の部分を切り離すよう指示。  法華坊主 joe

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