日常

全国の神々、出雲に集う

2017年 10月1日 - 日常

今日から10月、別名を「神無月(かんなづき)」ともいいます。
この月に日本中の神様が、出雲の国(島根県)に集まり会議を開き、他の国には神様がいなくなってしまうことから「神無月」と呼ばれてきました。
神様の集まる出雲の国では「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。
年に一度、出雲大社に集まった神様たちは、人の運命や縁(誰と誰を結婚させようか)などを話し合います。
遠く離れた者同士が知り合い結婚するようなことがありますが、この会議の結果なのかもしれませんね。
その為、出雲大社は縁結びの総本山でもあります。
また、来年の天候、農作物や酒の出来なども話し合われているそうです。

なぜ会場が出雲かというと、出雲大社の祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。
天を象徴する天照大神(あまてらすおおみかみ)に対し、大地を象徴する神様です。
大国主大神にはたくさんの子どもたちがおり、その子どもたちを全国各地において国を管理させました。
そして、子どもたちが年に一度出雲大社に戻り、その年の報告や来年の相談をしたのです。
やがて、他の神様も一緒に出雲に集まるようになったといわれています。
ひとつ勉強になりましたね。

今年も残り1/4、頑張らねば。  法華坊主 joe  

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お餅は五穀豊穣、小豆は魔除け

2017年 09月24日 - 日常

昨日、お彼岸のお中日でしたが皆さんのお宅では「ぼたもち」をいただきましたか?、それとも「おはぎ」をいただきましたか?
お彼岸のお供えものの定番といえば、「ぼたもち」や「おはぎ」。
どちらも、もち米とうるち米を混ぜて炊き、適度につぶして丸めたものを小豆あんで包んだ和菓子です。
いつの頃からか、春は春に咲く牡丹にちなんで「牡丹餅」といい、秋は秋に咲く萩にちなんで「御萩」というようになりました。
また、小豆は秋に収穫されるので、春はかたくなった皮を取ったこしあん、秋は皮ごと使ったつぶあんを使っていました。
そのため、本来「牡丹餅」はこしあん、「御萩」はつぶあんを使って作ります。
また、おもちは五穀豊穣、小豆は魔除けに通じることもあり、日本の行事に欠かせないものです。
昔は甘いものが貴重だったため、 ぼたもちといえばご馳走で、大切なお客様、お祝い、寄り合いなどでふるまわれ、法要の際にも必ずお供えしていました。

思いがけずよいことがあることを 「棚からぼたもち」といい、幸運の象徴にされていることからも、いかに人々の暮らしに根付いていたかがわかります。
「たなぼた」とは、棚の下で寝ていたら、その棚に置いてあった「ぼたもち」が、たまたま開いた口の中へ入ってきた、ということを言ったことわざです。
昔は「ぼたもち」がとても貴重な食べ物で、「ぼたもち」を食べたいという思いからこんな句ができたのか、それとも実際に偶然こういうことが起こったのかもしれませんね。

「花子とアン」明日からBS再放送  法華坊主 joe

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祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ

2017年 09月23日 - 日常

今日は「秋分の日」です。
24節気のひとつ「秋分」は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に日の出が遅く、日の入りが早くなり、本を読みふけったり、趣味に没頭したりできる「秋の夜長」になっていきます。
「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」として国民の祝日でもあります。
秋分の日の前後3日間、合計7日間は秋の彼岸(秋彼岸)といい、ご先祖さまの墓参りをする習慣があります。
仏教では、あの世は西に、この世は東にあるとされ、太陽が真東から昇って、真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世とこの世が最も通じやすい日と考えられ、春と秋の彼岸にお墓参りをするようになったのです。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは、春分の日を境に寒さが和らぎ、秋分の日を境に暑さも和らぐということを表した言葉です。
彼岸は春の種まき、秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖さま感謝する気持ちにもつながって、大切な行事となりました。

明日はお天気が回復して爽やかな秋晴れのようですので、今日できなかった人はお墓参りをしてご先祖さまに会いに行くのもいいですね。

羽生結弦、世界歴代最高得点を更新  法華坊主 joe

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花言葉は「悲しい思い出」

2017年 09月23日 - 日常

田んぼの畦道などに群生し、なんとなく秋の訪れを感じさせる風物詩「彼岸花」があります。
彼岸花は、お彼岸の頃に赤い花をつけるため、お彼岸の頃に咲く花として親しまれています。
開花期間が、一週間ほどなのに、秋の彼岸と時を同じくするかのように開花する彼岸花は、あの世とこの世が最も通じやすい時期に咲く花でもあります。
昨日、彼岸花の別名を「曼珠沙華」とブログしましたが、他にもいろいろあるようです。
1)「死人花」「幽霊花」⇒ 彼岸の頃に咲くから、このような呼び名になったと言われています。
2)「葉見ず 花見ず」⇒ 花のある時期には葉がなく、葉のある時期には花がないという特徴から、「葉見ず 花見ず(はみず はなみず)」と呼ばれています。
3)「毒花」「痺れ花」⇒ 彼岸花にはアルカロイドという毒があるため、「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」などと呼ばれています。

彼岸花には、鮮やかな赤だけでなく白や黄色いものもあります。
ここでは、代表的な赤い彼岸花の花言葉をご紹介します。
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」などありますが、一般的な彼岸花の花言葉は、「悲しい思い出」だそうです。
墓前に咲いた彼岸花を眺めながら、亡き人を偲んで悲しみがよみがえる、そういう想いからつけられたのではないでしょうか。
今夜もいつの間にか時計の針は12時を過ぎています。
「秋分の日」になりましたね、お墓参りの準備はよろしいですか?

早実・清宮がプロ入り表明  法華坊主 joe

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妖しい花・曼珠沙華

2017年 09月21日 - 日常

法華坊主が好きな曲のひとつに,山口百恵が歌った「曼珠沙華」があります。
何か、怖さを感じる歌詞です。
特にサビが凄くてメロディも迫力があります。
これは、山口百恵しか歌えない曲ではないのでしょうか。
♪マンジュ シャカ 恋する女は マンジュ シャカ 罪作り 白い花さえ 真紅(まっか)に染める♪
♪マンジュ シャカ 恋する女は マンジュ シャカ 罪作り 命すべてをもやし尽くすの♪
街なかに咲いている曼珠紗華(彼岸花)を見るたびに、頭に流れるのはこのフレーズです。
この時季になると法華坊主は、しらずしらずのうちに山口百恵に侵食されているのです。

曼珠沙華は、インドの仏教伝説に現れる天界の花です。
曼殊沙華はサンスクリット語のマンジューシャカmajaka、
パーリ語のマンジューサmajsaka/majussakeの音写です。
神々が下界へ意のままに雨のように降らせることから如意花(にょいか)ともよばれ、その純白の花を見る者は黒い悪業(あくごう)を離れるといいます。
「子供の頃、彼岸花を見ると足がすくむほど怖かった」「何だか不気味」という人もいれば、「あの妖艶さが好き」「この花を見ると癒される」という人もいます。
彼岸花(曼珠沙華)は、妖しい花なのです。

「さわり」本来の意味、半数間違う。  法華坊主 joe

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お彼岸は「日願」

2017年 09月20日 - 日常

今日は、彼岸の入りです。
お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
古くは聖徳太子の頃から始まったともいわれています。
古い記録では『日本後記』に「延暦二十五年三月辛巳の条」に、「奉爲崇道天皇。令諸国国分寺僧春秋二仲月別七日。讀金剛般若經」とあり、崇道天皇(早良親王)の供養の為に諸国の国分寺の僧を集め、法要をしたことが記され、これが彼岸のはじまりとする説もあります。
日本では、正月など神道にまつわる行事を行う一方、仏教を説いたお釈迦さまの教えも受け入れてきました。

お彼岸は「日願」でもあるため、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったという説もあります。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。
また、お彼岸は迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときでもあります。
自然に寄り添う暮らしの中で、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になるよという意味もあり、「暑さ寒さも彼岸まで」には励ましの意もあったのです。

安室奈美恵、来年9・16で引退へ。  法華坊主 joe

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悟りの世界こそが「彼岸」

2017年 09月19日 - 日常

彼岸には春彼岸と秋彼岸があります。
それぞれ、春分の日、秋分の日(今年は9月23日)を中日とし、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。
よって明日は秋の彼岸の入りです。

春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を「此岸」(しがん)といいます。
一般的に、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
春分と秋分は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の折り目となります。
春分と秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、 春分以降は昼が長くなるため寒さが和らぎ、秋分以降は秋の夜長に向かうため涼しくなっていきます。
こうして秋の彼岸を迎えれば厳しい残暑や寒さに目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。
明日からの7日間は仏道修行の一週間でもありますから、普段おろそかにしている信仰心を奮い立たせ、ご先祖様の供養とご自身の罪障消滅にご精進ください。

豊田議員、「謝罪の態度が違うだろ!」  法華坊主 joe

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老人を敬愛し長寿を祝う日

2017年 09月18日 - 日常

秋の三連休の最終日、台風18号日本列島縦断の影響で各地に被害が出ています。
当地は、時々突風はあるものの朝のうちに雨も上がり、境内を見回してみても被害もなく安堵しています。
被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。

今日は「敬老の日」です。
9月15日の敬老の日が、パッピーマンデー制度の導入により9月第3月曜日に移行されました。

聖徳太子は、推古天皇元593年、四天王寺を建立した際に四箇院の制をとりました。
四箇院とは、
1)敬田院⇒今でいう寺院
2)施薬院⇒今でいう薬局
3)療病院⇒今でいう病院
4)非田院は⇒今でいう老人ホーム

老人ホームの役割を果たしていた、非田院が建立されたのが9月15日のことから、敬老の日に選ばれたと言われています。(他にも諸説有り)
さてそこで、「何歳からが老人か」という考えは、実は年代ごとによって異なります。
例えば30代の人には「60歳以上が老人」と考える人が多いですが、60代以降の人だと「70歳以上が老人」と考える人が多くなります。
つまり、老人福祉法では65歳以上が老人とされていますが、実際には65歳以上の多くの人が「70歳以上が老人」と考えているのです。
年齢が高くなればなるほど、その人の考える「老人」の年齢は引き上げられる傾向にあります。
最近では定年を迎えた後でも現役でバリバリ働いている方もいますから、そんな方にとっては「自分はまだ若い」という意識があるということですね。
この三連休に、「還暦クラス会」を実施した法華坊主にとっては、心に迫るものがあります。
おかげさまで、我が家には92歳のおじいちゃんも健在ですし、また私の職業には60歳定年はありませんので、これからも元気に精励したいと思います。

安倍首相、衆院解散を決断か?  法華坊主 joe

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今年のシルバーウィークは「ない」

2017年 09月16日 - 日常

秋のシルバーウィーク(?)が始まりました。
そもそもシルバーウィークとはどういう経緯で出来たのでしょう。
きっかけは「ハッピーマンデー制度」の導入でした。
2003年から9月15日の敬老の日が第三月曜日へと移動になり、三連休が誕生しました。
さらにこの三連休に加え、秋分の日の日付が敬老の日と二日違いだった場合には、祝日法によって間の日は国民の休日となり、なんと最大五連休の大型連休が発生するようになりました。
実はこの大型連休はある一定の条件が重ならなければ発生しないものなのです。
まず重要なのが秋分の日。
この秋分の日とは、季節の分かれでもある日で昼と夜の長さがほぼ同じになる日となっています。
つまり、明確に9月何日というふうに決まっている訳ではないので、年によって日付が変わる祝日なのです。
この秋分の日が9月21日・22日・23日のどれかで、さらに水曜日だった場合にのみシルバーウィークが発生するのです。
実はとっても珍しい出来事なんですね。
今年は最大で3連休にしかなりません。
ということは、シルバーウィークは「ない」ということになります。
シルバーウィークが最初に訪れたのは2009年で、二度目は2015年でした。
三度目のシルバーウィークは2026年までは出現しない見込みです。
ちょっと、残念ですね。

今日は、中学校の還暦クラス会が飯坂温泉であります。
旅館集合前に、立正院に参集して厄除開運の御祈祷会が行われます。

三連休は大荒れか、台風18号列島縦断へ。  法華坊主 joe

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年寄り笑うな行く道だもの

2017年 09月15日 - 日常

来週月曜日が「敬老の日」ですが、今日15日が「老人の日」って知ってました?
9月15日は、「としよりの日」⇒「老人の日」⇒「敬老の日」と変化してきたものが、パッピーマンデー制度の導入により「敬老の日」と「老人の日」に分かれたました。
ハッピーマンデー制度による移動祝日化(連休の増加)を目指したJRなどの旅行関連業界と、移動祝日化になじめない全国老人クラブ連合会などの高齢者団体の意見をふまえて、2001年(平成11年)当時の政府が、9月15日を祝日でない「老人の日」に戻して、9月第3月曜日を祝日の「敬老の日」にしたものです。
よって現在は、
9月15日 ⇒ 老人福祉法で定める「老人の日」
9月第3月曜日 ⇒ 祝日法で定める「敬老の日」
ということになっています。
ちなみに、「老人の日」の意義は、
〈国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促すため、老人の日及び老人週間を設ける〉
とされていて、
「敬老の日」の意義は、
〈多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う〉
とされています。
「老人の日」にしても「敬老の日」にしても、その意義はいいのですが、9月15日や9月第3月曜日などという日付には何の意味も由来もありません。
まして、ハッピーマンデー制度による「〇月第〇月曜日」という祝日は、JRなどの旅行関連業界が旅客需要の拡大を狙って連休を増やそうと署名活動などを行なって実現させたもので、その由来となる日付を無視した無意味なものにすぎません。

子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの、来た道行く道二人旅、これから通る今日の道、
通り直しのできぬ道

北挑戦、ミサイル飛距離は約3700キロ。  法華坊主 joe

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