日常

梅の実が黄色く色づき

2016年 06月14日 - 日常

暦の上では立春から数えて135日目を「入梅(にゅうばい)」といい、この日から梅雨となります。
細長い日本列島は、北と南で気候も違いますから、気象庁の発表する「梅雨入り」「梅雨明け」が目安となります。
例年、最も早い沖縄地方が5月上旬頃から6月下旬まで、最も遅い東北地方では6月中旬から7月下旬まで、北海道と小笠原諸島では梅雨はみられません。
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今年は「入梅」が6月10日、そして東北地方の梅雨入りが昨日(13日)でした。
春から夏へと変わるときに、日本・中国・韓国など東南アジアに見られる雨の季節をいいます。
大陸の冷たい高気圧と太平洋の暖かい高気圧がぶつかり、大気の状態が不安定になって発生した梅雨前線が停滞するため、同じ地方で雨が降り続くのです。
今年5月16日に梅雨入りした沖縄地方の平年の梅雨明けは、6月23日頃です。
梅雨明けの沖縄には、夏至の太陽が強烈な陽射しと共にやってきます。
この頃は、本州や四国・九州は梅雨が本格化して、集中豪雨の季節を迎えますから、これから7月にかけての日本列島には、北海道の初夏と、本州・四国・九州の梅雨と、沖縄・奄美の夏、といった3つの季節が南北に並ぶわけです。
ニッポンってイイなぁ。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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大雨に備えて・・・

2016年 06月13日 - 日常

福島県を含む東北地方と北陸で梅雨入りが発表されました。
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仙台管区気象台は、今日(13日)日11時に「東北地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
東北南部は、平年(6月12日ごろ)より1日遅く、東北北部は、平年(6月14日ごろ)より1日早い梅雨入りです。
また、ともに昨年(6月26日ごろ)より13日早い梅雨入りです。
東北地方では、前線や南からの湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降っている所があります。
この先一週間も、梅雨前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みです。
これで梅雨入りが発表されるすべての地域で、「梅雨入り」となりました。
雨のシーズンの到来です。
今一度、大雨に備えて、避難場所などの確認をしておきましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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コシと独特の縮れ

2016年 06月10日 - 日常

喜多方へ行ったら、まずは「喜多方ラーメン」です。
その歴史は、大正末期から昭和初期にさかのぼります。
当時、市内にはラーメン店というものはありませんでしたが、中国から渡ってきた一青年がチャルメラを吹き屋台を引いてラーメンを売り歩いていたそうです。
その手づくりラーメンこそが70年余の歴史を持つ喜多方ラーメンの元祖と言われています。
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喜多方ラーメンは、基本的には醤油味がベースになっていますが、その店によって色合いや風味は千差万別です。
塩味・醤油味・その中間の味といった色々な味があります。
また麺も店により、太さ・縮れ具合・コシなど様々で、これがまったく同じ店などない「平打ち熟成多加水麺」と呼ばれ、一般的には麺の幅が約4ミリの太麺で、水分を多く含ませ、じっくり寝かせて作るのですが、この麺にはコシと独特の縮れがあるのが特徴です。
次に、良質の水に恵まれていることだそうです。
その水を使い、麺が作られ、高品質の醤油や味噌が作られ、豚骨や魚介類、また地元でとれた野菜などによりスープがとられ、そして麺がゆでられて絶妙な味を持つ「喜多方ラーメン」が出来上がるのです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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うす紅色の花が咲き乱れ

2016年 06月9日 - 日常

「ヒメサユリ(姫早百合)」という植物をご存じでしょうか?
自生している地域では「ヒメサユリ」で知られている場合が多いのですが、学名は「オトメユリ(乙女百合)」です。
日本特産のユリで、宮城県南部、及び新潟県、福島県、山形県が県境を接する飯豊連峰、吾妻山、守門岳、朝日連峰、周辺にしか群生していない貴重な植物です。
5月下旬から6月上旬には山一面にうす紅色の花が咲き乱れ、初夏の風にゆれています。
花言葉は「飾らぬ美」「純潔」「私の心の姿」だそうです。
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喜多方市の「ひめさゆりの丘」は見事でした。
その由来は、会津藩・加藤氏の頃、白いひめさゆりの献上を要請されたています。
また、『会津風土記』によれば、この花の咲く時期を農作業の目安とし、〈さなぶり〉にはユリごはんを食べたそうです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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菖蒲湯で邪気を祓う

2016年 06月8日 - 日常

明日(9日)は旧暦「端午の節句」で、別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」ともいいます。
もともとは古代中国発祥の厄祓い行事でした。
「端」は初めのという意味で、「端午」は月の初めの午(うま)の日をさし、5月に限ったことではありませんでした。
やがて、5月が十二支でいう午の月にあたり、「午(ご)の日」が5の日に通じること、5月5日は奇数が重なっておめでたい「重五(ちょうご)」の日でもあるため、5月5日が病気や災厄を祓う日となりました。
蓬(よもぎ)で作った人形(ひとがた)を軒に飾ったり、菖蒲酒を飲んだり、菖蒲湯につかって邪気を祓います。
時代に武家社会で「菖蒲」と「尚武」を掛けて、5月5日を「尚武の節句」として「端午の節句」にして祝ったのが始まりです。
それ故に5月5日に菖蒲湯にはいる習慣が受け継がれています。
菖蒲湯の歴史は中国の古い歴史に遡ります。
菖蒲は邪気を払う薬草だと考えられていました。
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中国最古の年中行事記に古くから長寿や健康の為に菖蒲湯に入ったと記されています。
5月4日に菖蒲を枕にして5月5日にはその枕を解き、それを湯に浮かべた菖蒲湯に浴したようです。
一般庶民が菖蒲湯に入るようになったのは江戸時代からです。
5月5日の夜か5月6日の朝に、菖蒲湯に入る風習がありました。
現在でも銭湯や温泉等で菖蒲湯が用意されていることがあります。
我が家も菖蒲湯の準備が整いました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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定め無き習い

2016年 06月7日 - 日常

今日は、先日亡くなった檀家の30代半ばの息子さんの葬儀告別式をおつとめしてきました。
心からお悔やみ申し上げます。
先週は遠く秋田で、やはり30代半ばの後輩の結婚披露宴に出席してきました。
同じ30代半ばでも、辛く寂しい別れと前途洋々たる慶びがあることを、あらためて思い知らされました。
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日蓮大聖人のお言葉に
「日蓮、幼少の時より仏法を学び候いしが、念願すらく、人の寿命は無常なり。出る気は入る気を待つことなし。風の前の露なお譬にあらず。かしこきも、はかなきも、老いたるも、若きも、定め無き習いなり。されば先づ、臨終の事を習うて後に他事を習うべし。」
という、妙法尼御前に宛てたお手紙があります。
まさに、人の寿命は無常です。
「かしこきも、はかなきも、老いたるも、若きも、定め無き習い」とは申せ、あまりにも早すぎるお別れに胸が詰まる思いでした。
体の健全と心の健康に、お互い注意いたしましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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恐怖を与えても効果なし

2016年 06月6日 - 日常

北海道で小学2年生の男児が行方不明になり、6日ぶりに無事保護されましたが、不明になったのは父親が「しつけ」として息子を置き去りにしたことが発端です。
ネット上では、「行き過ぎた行為」「虐待ではないか」との意見が集まるとともに、「親としてやってしまうことはあるかも」の声もありました。
専門家は「しつけとして恐怖を与えても、教育効果はない」と指摘するとともに、男児の心のケアを通じて、一日も早く家族の絆を取り戻してほしいと話している映像を見ました。
海外メディアも関心を寄せ、英BBC放送や米CNNテレビは,東京発で「日本のしつけ論争」と報じています。
そこで、あらためて「しつけ」について考えてみたいと思います。
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「しつけ」は、仏教語で「習慣性」を意味する「習気(じっけ)」が一般に広まる課程で「しつけ」に変化し、「作りつける」意味の動詞「しつける」の連用形が名詞化した「しつけ」と混同され成立した語です。
裁縫では、縫い目を正しく整えるためにあらかじめ粗く縫うことを「仕付け(しつけ)」ということや、田畑に作物を植えることを「仕付け(しつけ)」ともいいます。
漢字の「躾」は、しつけの対象を礼儀作法に限定する武家礼式の用語として生まれた国字です。
すなわち「しつけ」とは、礼儀作法を教えて身につけさせることで、またその礼儀作法や、犬や猫などペットへの教育までも指すのです。
ハッピーエンドで終わった今回の事件を結果オーライと受け止めるのではなく、それぞれの家庭環境で「しつけ」のあり方を問い直す好い機会と考えるべきでありましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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梅雨入り前

2016年 06月5日 - 日常

今日(5日)は24節気のひとつ「芒種(ぼうしゅ)」です。
芒(のぎ)のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから、芒種と言われています。
現在、実際の種まきはこれよりも早い時季に行っているようです。
芒とは、イネ科の植物の花についている針のような突起のことで、禾とも書きます。
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また、梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始めます。
かまきりや蛍が現れ始める頃でもあります。
さらには、次第に梅雨めいて、五月雨(さみだれ)の季節に入ります。
そして今日(5日)午前、4日の西日本と東海に続いて、関東甲信の梅雨入りが発表されました。
前線や湿った空気の影響で、関東甲信では4日の夜から雨が降りました。
この先も曇りや雨の日が多いことから、気象庁は午前11時に関東甲信の梅雨入りを発表しました。
平年より3日早い梅雨入りだそうです。
福島を含む南東北ももうすぐですかね。

ありがとうございました。  法華坊主 jo

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釣果に期待

2016年 06月4日 - 日常

今日は午前中に、地域の河川堤防の草刈り奉仕作業に参加して来ました。
午後には31.4℃のを記録する真夏日でしたが、まさに草刈り日和と言ったところでしょう。
ご一緒した後輩が「明日は、久慈川でアユ釣りだ」と教えてくれました。
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久慈川のアユ釣りは、東北地方のトップを切って明日(5日)午前5時に花火を合図に解禁となるそうです。
東北地方の最南端・矢祭町の中央を流れる久慈川の清流は、奥久慈渓谷美の締めくくりと言われ、その雄大なロケーションをバックにしてのアユ釣りは、爽快この上ない楽しみだそうです。
「釣りは、気長な人より短気な人の方が向いている」と言われています。
それは魚をたくさん釣る人は、釣れない時に餌を変えたり、タナを変えたり、場所を変えたりいろいろすぐに変えることから、こういう「短気?な人は釣りに向いている」といわれ、逆に釣れないのに何も工夫しない人(気長?)は釣りに向いていないといわれる所以でしょう。
釣りにはまったく興味の無い法華坊主ですが、後輩の釣果に期待しましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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千のともしび 幽玄の空間

2016年 06月3日 - 日常

福島県磐梯町に真言宗豊山派の「恵日寺」という寺院があります。
かつては「慧日寺」と称し、明治の廃仏毀釈で一旦廃寺になりましたが、1904年に復興され、現在の寺号となりました。
平安時代初期からの寺院の遺構は、「慧日寺跡」として国の史跡に指定されています。
今年も慧日寺跡を会場に「月待ちの灯り」というライトアップイベントが開催されており、宵闇の音と光に包まれた幽玄な世界を堪能してきました。
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今からおよそ1200年前、南都(奈良)で法相教学を学んだ後に都を離れ、理想の修行の地を求め、はるか東国へと錫を振った稀代の学僧がいました。
後世に菩薩・大師とも称され、会津仏教文化の礎を築いた若き日の「徳一」です。
徳一は、霊峰磐梯山を仰ぎ見る山麓に慧日寺を開創し修行の拠点としました。
その慧日寺跡の中心伽藍に開祖徳一菩薩の意思を伝える古代儀礼空間「金堂&中門」が1200年の悠久の時を超えて甦っています。
ライトアップイベントは明後日(5日)まで行なわれていますから、「千のともしび 幽玄の空間」を堪能しては如何ですか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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