日常

走り梅雨

2016年 05月20日 - 日常

今日は24節気のひとつ「小満(しょうまん)」です。
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陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから「小満」といわれています。
ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れます。
梅の実がなり、西日本では「走り梅雨」がみられる頃です。
「走り梅雨」とは、「梅雨の走り」ともいい、本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のことです。
通常は、この後晴れた日が続き、その後本格的な梅雨に入ります。
16日に「沖縄地方が梅雨入りしたとみられる」と発表がありました。
平年より7日遅い、昨年より4日早い梅雨入りです。
これからは、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みです。
福島の梅雨入りはいつになることでしょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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5月の空

2016年 05月16日 - 日常

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今日まででしょうか、「五月晴れ」の日が続いています。
「五月(さつき)」は旧暦・陰暦の呼称です。
「旧暦5月(今の6月)が梅雨のころにあたるところから、もともと「五月晴れ」は「梅雨の晴れ間」「梅雨の合間の晴天」をさしました。
ところが時が経つにつれ、誤って「新暦の5月の晴れ」の意味でも使われるようになり、この誤用が定着しました。
「五月晴れ」について、主な国語辞書も
「➀さみだれの晴れ間。梅雨の晴れ間。➁5月の空の晴れわたること」(広辞苑)
「➀五月雨(さみだれ)の晴れ間。つゆばれ。➁5月のさわやかに晴れわたった空。さつきぞら」(日本国語大辞典)
などと、新旧両方の意味を記述しています。
ただ、俳句の季語としては、もとの意味で使われることが多く、「陽暦五月の快晴を五月晴と言うのは、誤用」と明記してある歳時記もあります。
また、同じ「五月」のつくことばには、「梅雨」を指す「五月雨(さみだれ)」と、「梅雨のころの夜の暗さ」などを表す「五月闇(さつきやみ)」がありますが、この二つのことばは今でも本来の意味で使われています。
言葉の使い方が曖昧になっている昨今ですが、新旧両方の使い方に注意して用いるとよろしいようですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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本当に平和なの?

2016年 05月15日 - 日常

去年の夏、戦後70年慰霊を主な目的として沖縄へ行ってきました。
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そして今日5月15日は「沖縄復帰記念日」です。
昭和46年(1971年)6月17日に宇宙中継によって東京とワシントンで結ばれた「沖縄返還協定」が、翌47年(1972年)5月15日午前0時をもって発効し、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還され、沖縄県が誕生した日です。
日本国とアメリカ合衆国との間で署名された協定の正式名称は「琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定」であり、日本の法令用語としては「沖縄の復帰(おきなわのふっき)」と言うそうです。
日本政府側は「本土並み」の復帰を目指しましたが、実際には30以上の米軍基地や弾薬庫、演習場等が残され、その面積は全県の約12%にも上り、今なお問題山積です。
その日、日本武道館で催されたその式典で、佐藤栄作首相は壇上に掲げられた巨大な日の丸を背にして高らかに「日本国万歳」「天皇陛下万歳」と叫び万歳三唱したのを、当時中学1年生であった法華坊主は鮮明に憶えています。
復帰から45年、沖縄は本当に平和なのでしょうか。
そして来月23日は、「慰霊の日」です。
今夏ももう一度、沖縄へ出かけてみたいですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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GW明けから一週間

2016年 05月14日 - 日常

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GW明けから一週間が過ぎました。
連休をたっぷり楽しんだのに、何だか気分がしずむという人はいませんか。
それは五月病(ごがつびょう)かもしれません。
スポーツや読書など、自分に合った方法でストレスを解消するのが一番ですが、毎日の食べ物からも元気をもらって、五月病を防ぎましょう。
神経過敏でイライラする時には、まず牛乳。
イライラに効くカルシウムを手軽にとることができます。
骨ごと食べる「しらすぼし」などの小魚もいいですね。
納豆など大豆製品やナッツ類はカルシウムの吸収を高めてくれます。
さらにリラックスしたい時には、玉ねぎやニラがおすすめ。
独特のかおりは硫酸アリルで、疲労回復や安眠の効果もあります。
この季節のニラはやわらかく、新玉ねぎも旬の味です。
ゴマに含まれるリノール酸も、神経を静めるはたらきがあるそうです。
五月病は、新入生や新社会人が、5月の連休過ぎになって、急に無気力になる状態をいいます。
新しい環境で、知らず知らずにたまっていたストレスが連休明けに一気にあらわれるもので、気分が落ち込んだり、イライラしたり、強い疲労を感じたりします。
新しい環境に飛び込めば、うまくいかないことがあって当たり前。
無理をしないで、ゆっくりなじんでいきましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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子孫を残すためのアピール

2016年 05月12日 - 日常

♫ かえるのうたが
  きこえてくるよ
  クヮ クヮ クヮ クヮ
  ケケケケ ケケケケ
  クヮクヮクヮ
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♪かーえーるーのーうーたーが~、と子供の頃に歌ったことがあるのではないでしょうか。
カエルの鳴き声が聞こえてくると、夏の気配を感じたりして、とても身近な存在ですよね。
カエルは、繁殖期になると、メスがオスを選びます。
このため、オスは必死にアピールをしなくてはなりません。
めいのうという、音を出すための器官を使って大きな鳴き声を出しています。
また、自分の縄張りを主張するために鳴くとも考えられていますが、いずれにしても子孫を残すためのアピールにつながっているようです。
立正院の周りの田んぼからも、元気の良い鳴き声が、毎晩聞こえてきます。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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素朴な味わいが復興応援

2016年 05月11日 - 日常

今年1月14日のケンミンSHOWで、福島の「いかニンジン」が紹介されました。
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素朴だけど味わいのある「いかニンジン」は、福島県人に熱愛されています。
他府県の方には「いかニンジン」は馴染みのないものと思われます。
「いかニンジン」とは、福島県北部の郷土料理で、スルメとニンジンを細切りにし、だし醤油、日本酒、みりんなど味付けをします。
家庭で簡単に作ることができ、晩秋から冬にかけて作られ、おつまみ、おかずとして親しまれています。

その「いかニンジン」がポテトチップスになりました。
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カルビーが開発した「ポテトチップス いかにんじん味」が、福島県内を含む東日本の計11県で発売されました。
カルビーの伊藤秀二社長兼COOは、福島市飯野町の出身で、東京電力福島第1原発事故の影響に苦しむ福島を応援するために発案しました。
発売当日の一昨日(9日)、新しもの好きの我が家は近くのスーパーでさっそく購入て味見してみました。
郷土料理の味わいを再現し、いかのうま味と素朴な味わいが特徴で、売れ行きなかなか好調のようです。
ぜひ試食してみてはいかがですか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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手間をかけ、心をこめて

2016年 05月10日 - 日常

GW後半から、境内近くの田んぼでは田植えのシーズンを迎えています。
法華坊主が子供の頃は、6月すなわち旧暦5月が田植えの最適期でしたが、最近はひと月早まったような感じです。
田植えは、苗代で育てた早苗を代田に植えることで、田植はもともと神事でありました。
梅雨のころの集落のもっとも大切な共同作業であり、昔は苗をまっすぐ植えるため、一列に並んで植え下がったものでしたが、田定規の出現で前進植えに変わり、現在は機械植がほとんどとなりました。
しかし、苗を植える作業は昔も今も農家にとって大切な作業であること変りはありません。
「米」という漢字をよく見ると、八十八という数字を表す漢字から成り立っていることがわかります。
「米」をつくるには「八十八の手間」、すなわち煩雑な作業と膨大な仕事量が必要だという意味なのです。
文字通り、日本の農家は多くの手間をかけ、心をこめてお米をつくってきました。
そして、それらの作業はすべて、日本の気候風土にかなった、季節に沿ったものなのです。
かつては家族はもちろん親戚や集落の人たちが挙って田植えをしましたが、今は機械にまたがっていれば勝手に植え付けてくれる時代となりました。
何となく寂しい風景ですね。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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新茶を飲むと病気にならない

2016年 05月9日 - 日常

♫ 夏も近づく八十八夜
 野にも山にも若葉が茂る
 あれに見えるは茶摘ぢやないか
 あかねだすきに菅(すげ)の笠

今年は5月1日(日)が「八十八夜」でした。
八十八夜は、春から夏に移る節目の日、夏への準備をする決まりの日、縁起のいい日とされてきました。
また、「八十八夜の別れ霜」というように、この頃から霜もなく安定した気候となり、茶摘み、苗代のもみまき、蚕のはきたてなど一般に農作業の目安とされています。
しかし「八十八夜の忘れ霜」「さつき寒」とも言い、急に気温が下がって霜が降り、農作物や果樹に思いがけぬ被害を与えることを警戒したことばもあります。
そして今年も親しい先輩より「新茶」が送られてきました。
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この八十八夜とお茶が結びついたのは、「夏も近づく八十八夜・・・♪」と茶摘みを歌った唱歌の影響も大きいようです。
新茶時期の出始めは、新芽を手で摘んだ上質なお茶が手摘み茶として、その後摘み取りのピーク時にはハサミ摘みや機械摘みとなります。
八十八夜に摘み取られるお茶は、古来より不老長寿の縁起物の新茶として珍重されています。
茶摘み最盛期である八十八夜、縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含めてこの時期のお茶は極上です。
お茶の新芽には前年の秋からひと冬越えて蓄えられた成分があふれています。
特有の若々しい香りが失われないうちに製茶された一番茶を、ゆったりと寛いで飲みたいものです。
一番茶は二番茶以降のお茶よりも、うまみのもとであるテアニンなどの成分を豊富に含んでいるそうです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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赤いカーネーション

2016年 05月8日 - 日常

今年のGW、10連休も今日が最終日、長かったような短かったような。
そして今日は[母の日]です。
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今から100年ほど前、ウエストバージニア州に住むアンナ・ジャービスは、1905年5月9日に亡くなった母のミセス・ジャービスを追悼するため、フィラデルフィアの協会で白いカーネーションを配りました。
この日が1908年5月10日、つまり5月の第2日曜日でした。
アンナは、その後も母に感謝する日を祝日にするための普及運動を続け、1910年ウエストバージニア州が「母の日」を祝日として認定、その4年後には、5月の第2日曜日が「母の日」に制定され、アメリカ国民の祝日になりました。
日本では1913年(大正2年)ごろ、キリスト教会・日曜学校などでは「母の日」の行事が始まりました。
そして1915年(大正4年)に青山学院教授だったアレキサンダー女史によって紹介され、キリスト教関係団体が中心となって「母の日」を普及し始めましたが、まだ一般的な広がりはありませんでした。
さらに1931年(昭和6年)には、皇太后の誕生日である3月6日が「母の日」となりました。
1937年(昭和12年)に森永製菓などが普及活動を展開し、全国的に広がり始めましたが、戦争によりそれどころではない時代となりました。
終戦後の1947年(昭和22年)には、公式に5月の第2日曜日が「母の日」になったという経緯があります。
アメリカでは母の日が制定にあわせ、母が健在する人は「赤」、亡くした人は「白」のカーネーションを胸に飾る習慣ができましたが、やがて「飾るもの」から「贈るもの」に変わってしまいました。
日本でも昭和中期に定着し、1960年代には母のない子などに配慮してカーネーションが「赤」に統一され、母に感謝する日として親しまれ、最近はカーネーションばかりでなくアジサイが人気のようです。
ちなみに、母がもらってうれしいものは、➀手紙、➁食事券または旅行券、➂商品券または現金だそうで、時代を反映しています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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芸術の春を鑑賞

2016年 05月7日 - 日常

二本松市の大山忠作美術館で、明日まで「さくら展」が開催されています。
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この企画は会期が4月9日からで、オープニングから間もなくの先月に一度お訪ねしましたが余りにも混んでいて落ち着いて拝観することが出来なかったので、あらためて入館ギリギリの今日夕方4時過ぎに出かけて5時の閉館までゆっくり観てきました。
門外不出の東山魁夷画伯の「花明り」をはじめ、横山大観の「不二霊峰」、平山郁夫の「吉野山」、そしてもちろん大山忠作の大作「月・花・妓」など日本画の巨匠たちが描いた30数点が展示されていました。
二本松は、通称「お城山」と呼ばれる霞ヶ城(かすみがじょう)の他、市内には数多くの桜の名所があります。
本展の副題には、「お城山から見るか、美術館から観るか」とPRされており、まさに市内の各地において生のサクラ、名画の桜を拝することができる特別展でありました。
今春、福島では県立美術館で「フェルメールとレンブランド・17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」と題する展覧会も催されています(~8日)。
フェルメールの日本初公開の「水差しを持つ女」、レンブランドの「ベローナ」など画家47人の57点が展示されています。
数日前に法華坊主が訪ねたときにも各地からファンが詰めかけて、まさに「芸術の春」を鑑賞していました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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