日常

晴れの特異日

2016年 04月22日 - 日常

来週の金曜日(29日)は、立正院・春の恒例法要「きしもじん大祭法会」です。
週間天気予報が発表されましたので注視してみましたら、曇りマークで降雨量40%です。
4月29日は、「天皇誕生日」から「みどりの日」を経て、2007年から『昭和の日』に名称変更になったわけで、今年で11年目になります。
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かつて4月29日は「晴れの特異日」と噂されていました。
お陰さまで立正院の稚児行列も33年間、一度も中止することなく実施してきました。
「特異日」という言葉は、過去数十年の天気の結果から、「晴れ」などの特定の天気が現われる割合が、その前後の日と比べてとても多かった日のことをさして使われています。
但し、はっきりとした定義はなく、調べたら確かに多いけど、なぜそうなるのかもわかっていません。
例えば11月3日の文化の日は晴れる日が多いことで知られていますが、その傾向が今後も同じように続くとは限りません。
また、昔は「特異日」と言われていたけど、今では「特異日」とは言いにくいようにその特徴が変わっていることもあるようです。
まだ一週間先のことですから何ともいえませんが、雨降りだけはご勘弁くださるようお願いいたします。
今年も35名のお稚児さんが、練供養することを楽しみに待っておられますから・・・。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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三日の晴れなし・・・か!

2016年 04月21日 - 日常

春を迎えて暖かくなるとともに、天気は周期的に変わるようになってきました。
春は、晴天が長く続かないことを表して「春に三日の晴れなし」という言葉があります。
本州付近が移動性高気圧に覆われると晴れますが、春は日本列島の上空を流れている偏西風が強いため、高気圧や低気圧の移動速度が速く、高気圧に何日も覆われることはあまりありません。
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春の天気はかなり早い周期で移り変わり、気温の変動も激しい時季です。
近年の春は冬のような冷たい雨と寒さが続いたと思ったら、一転してシャツ一枚で過ごせるくらいの暑さになるなど極端な天候、急激な気温の変動があります。
こまめに天気予報をチェックし、服装選びと体調管理を心がけることが重要になりますね。
熊本はじめ九州地方で地震災害を受けられた皆さん、天気・気温の変動に注意してくださいね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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穀物を潤す春の雨

2016年 04月20日 - 日常

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今日は、24節気のひとつ「穀雨(こくう)」です。
雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。
この時季に、特に雨が多いというわけではありませんが、穀雨以降、降雨量が多くなり始めます。
「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があるように、南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節です。
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。
穀雨の時期は春の暮れる時期です。
昔から、この日に合わせて田畑の準備をします。
そして、穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。
あれ程に待ち焦がれた春でしたのに、時の流れの早いことに驚かされるものですね。
今日は初夏を思わせるような暖かな一日でしたので、穀物を潤す春の雨は明日になりそうです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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花は散っても・・・

2016年 04月19日 - 日常

桜と言えば「お花見」、春の暖かい日差しを浴びながら、お弁当を広げるのも申し分ありませんが、夜の桜もとても美しいですね。
近頃はライトアップされた木も多いようでムード満点です。
夕べは「夜桜見学」とは言っても、サクラの花は散って花冷えの中の飲み会でした。
2次会、3次会と場所を替え、花はなくとも飲んでる時は楽しいひととき。
明けて今朝は肌寒い中でのお目覚めで、チョッピリ飲み過ぎ状態。
でもいつもの如くに朝勤行を済ませて、無記憶の隙間を埋め尽くすべく便座に腰を下ろしてゆっくり猛省するのが、二日酔いの朝の日課です。
さて、春は「大風の季節」といわれ、全国的に強い風の吹く日が多くなります。
これは発達した低気圧が日本付近を通るようになるためです。
また、冬よりも日差しが強まって、地面と上空との間に対流が起こりやすいことも関係しています。
春の強風は、時として乾燥した高温の強風になります。
県内の桜前線も一部を残して、花吹雪や葉サクラとなってしまいました。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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GW旅行ランキング

2016年 04月17日 - 日常

熊本を中心に地震被害の大きな爪痕が、今日もいちにち報道されています。
そんな時に旅行の話をするなんて、不謹慎かもしれませんがお許し下さい。
日本旅行業行協会(JATA)は、旅行代理店などの担当者339人に実施したアンケートをもとに、今年のゴールデンウイークの旅行先に関する人気ランキングを発表しました。
海外は昨年に続き、台湾、ハワイ、シンガポールが上位を占め、国内は新幹線開通に伴って北海道が首位に躍り出たそうです。
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海外旅行の傾向では、アメリカ・カナダや、オーストラリアなどオセアニアといった遠距離が、昨年に比べて好調のようです。
国内ランクでは、北海道に続いて東京、沖縄、大阪、北陸がベスト5に入っています。
傾向として、開業15周年イベントが開催される東京ディズニーシー、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの人気が継続しています。
またNHK大河ドラマ「真田丸」の影響で長野県の人気も上昇しています。
格好つけるなと言われそうですが、本来なら熊本に出かけ復旧ボランティアに参加すべきですよね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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前震・本震・余震

2016年 04月16日 - 日常

今日(16日)未明、熊本県で震度6強を観測する地震が発生しました。
気象庁は、14日午後9時半頃、熊本県熊本地方を震源とする震度7を観測する地震を「前震」とし、今回発生した地震が「本震」だったことを発表しました。
これは20年前の阪神・淡路大震災と同規模です。
国の重要文化財に指定されている熊本城も大きな被害を受けました。
城内のやぐらの一つ『東十八間櫓』が完全に倒壊し、崩れた木材などの一部が隣接する熊本大神宮の屋根に落ち、熊本大神宮にも被害が出ているということです。
また、城の南側にある5階建てのやぐら『飯田丸五階櫓』の土台となる石垣も崩壊したと、報道されています。
先日読んだ雑誌の一文に次のような文言がありました。
「城」という字は分解すると「土」と「成」の二つになる。
したがって、土に手を加えた構築物が城のはじめの形だったといえる。
数多の人間が汗を流し、夥しい命の犠牲とともに無念に朽ち果て、あるいは権力のままに堅牢を誇り、いまに伝える。と・・・。
日本三大名城の一つとも称される熊本城を破壊する自然の恐ろしさを、あらためてまざまざと見せつけられた一瞬でした。
一日も早い余震の収束と、復旧復興をお祈りいたします。
写真は、福島県会津若松市の「鶴ヶ城」です。(参考)
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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教訓を胸に・・・

2016年 04月15日 - 日常

昨夜、熊本で大きな地震がありました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り、また多くの負傷された方々や被災された方々に対して心よりお見舞い申し上げます。
私たちも5年前に東日本大震災を経験し不安な日々を過ごしましたので、一日も早い安穏な生活に戻られるようお祈り申し上げます。
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こんにちは(こんにちワン)
ありがとう(ありがとウサギ)
こんばんは(こんばんワニ)
さようなら(さよなライオン)
まほうのことばで
たのしいなかまが
ポポポポ~ン
これは、東日本大震災の発生直後から他のACジャパンの作品とともに頻繁に流され、各種ニュースサイトで取り上げられるなど反響を呼んだ「あいさつの魔法。」という楽曲の歌詞です。
しかし今は全く流されることもなく、私の身の回りにある「のど元過ぎれば・・・」のひとつです。
「天災は忘れた頃に来る」という言葉を言い出したのは、物理学者で文学者の寺田寅彦であるといわれています。
天災はその恐ろしさを忘れた頃にまた起こるものであるから、用心を怠らないこと。
油断は禁物であるという戒めの言葉です。
これらの教訓を胸に、尚いっそう精進いたさねばなりません。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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鳥帽子に天冠

2016年 04月14日 - 日常

立正院では、今年も4月29日の鬼子母尊神例大祭(きしもそんじんれいたいさい)に合わせ、稚児行列(ちごぎょうれつ)を行ないます。
少子化に加え、福島は原発事故以降とくにお子さんたちの減少が甚だしい中、今年も35名の参加申込がありました。
厚く御礼申し上げます。
「稚児行列に3回出ると幸福になれる」という言い伝えもあります。
1回でも十分ですが、何回参列しても大丈夫です。
立正院の場合、毎年参加してくださるお稚児さんが多く、今年も12回が1名、10回が2名、5回以上は11人おられます。
これまた有り難いことでございます。
健全成長とご守護を祈願するお稚児さんの行列参加は、一生の記念になると思います。
機会があれば一度は体験されてもよいかと思いますよ。
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稚児衣装について説明すると、まず着物に金襴(きんらん)を着せます。
袴(はかま)をつけて、男児は鳥帽子(えぼし)、女児は天冠(てんがん)をかぶり、数珠をもって完成です。
化粧は、稚児のおでこに「殿上眉(てんしょうまゆ)」という眉を描きます。
目尻にすっと朱を入れ、口紅は赤色で少し小さめに塗ると、いっそうかわいらしく見えます。
あと2週間、風邪など引かぬよう健康に気をつけて、当日のご参加お待ちしています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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「ふる」「ふく」「どん」

2016年 04月13日 - 日常

春の天気は「雨が降る」「風が吹く」「曇天となる」の繰り返しです。
昔から言われる「ふる」「ふく」「どん」という言葉は、いかにも春の天気の的を得ているようです。
まず、低気圧や前線が近づくと天気が崩れて雨の降る割合が多くなってきます。
そして、低気圧が抜けて天気が回復すると、一時的に冷たい空気が流れ込んで北風が強く吹くようになります。
さらに、風がおさまって穏やかに晴れた後は、すでに次の低気圧や前線が近づいているため、次第に曇り空に変わってしまいます。
春の天気の特徴は、目まぐるしく変わるということですね。
明日からまた天気が崩れるようですが、立正院の境内は春満開。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、頑張っています。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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境内は積雪

2016年 04月13日 - 日常

61回目の月命日を迎えた昨日(11日)、東日本大震災犠牲者のお参りに行ってきました。
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強風の吹く中、灯明の火は点かないまま読経唱題してご回向申し上げましたが、復興の途は半ばという感が有り在りです。

3月上旬並みの最低気温となった今朝は氷点下。
境内は積雪がありました。
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暖かくなったとはいってもまだ4月ですものね。
移動性高気圧に覆われてよく晴れた夜は、内陸では霜がおりることもめずらしくありません。
春が早くやってきた年ほど、遅霜に注意が必要です。
新芽や若葉が早く育ち、それだけ霜の被害を受けやすいのだそうです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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