日常

4時間2分

2016年 03月26日 - 日常

北海道新幹線が今日(26日)開業し、ようやく遅い春を迎えた北海道に、桜よりひと足早く「新幹線の花」が咲きました。
開業したのは新函館北斗駅から新青森駅までの149キロ。
最高時速260キロで走り、東北新幹線と接続して東京まで最短で4時間2分で結びます。
整備計画から43年の歳月を経て、今日、北海道から九州・鹿児島までが新幹線で結ばれました。
北海道新幹線は、15年後には札幌まで延伸する計画です。
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昨日から上京していて、帰路、東京駅のホームで「はやぶさ」を見ることができました。
シンボルマークは、「北海道の雄大さ」と北海道へも飛来する「シロハヤブサ」をモチーフに、北の大地と本州が新幹線で結ばれることによる「速達性と利便性」、「地域間交流の拡がり」を表現しているそうです。
次は乗車してみたいですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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サクラも足踏み

2016年 03月24日 - 日常

昨日までと比べると、どんよりとした寒空で花冷えの一日となりました。
私は、学生時代から15年余り、大塚・巣鴨・駒込と3回ほど引っ越ししましたがいずれも東京都豊島区のJR山手線沿線に住んでいました。
その近くに「ソメイヨシノ発祥の地」の表示があったことを憶えています。
JR山手線の駒込駅の北口を出ると すぐに「豊島区立染井吉野桜記念公園」があり、名前の通りソメイヨシノはこの地域で発祥したとのことで、その由来を説明する碑が建っているのです。
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現在全国に植えられているソメイヨシノは、明治初年に東京・染井(そめい=現在の豊島区巣鴨付近)の植木屋から売り出されたサクラだそうです。
サクラと言えば、ソメイヨシノと言われるほどこの品種は日本中に広まっていますが、江戸時代にこの地で、エドヒガンザクラとオオシマザクラが自然交配してできた品種と言われています。
また、ソメイヨシノは接木で増やすので、全ての木が同じ遺伝子を持ったクローンです。
遺伝子が同じなので、気温などの開花条件が同じになったときに咲きます。
つまり、同じ気候条件で「サクラ」が開花するので、天気予報で、開花時期が予想もできるし、開花や満開の日の早いか遅いか、毎年の気候の違いもわかるわけなのです。
福島でも、ソメイヨシノの開花が待たれますね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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素朴&情緒

2016年 03月23日 - 日常

今日は、彼岸の明けです。
皆さんの各家の墓前には、綺麗なお花が供えられたことでありましょう。
福島では、墓前の供花は生ではなく、竹の先を3つに裂いて茎を作りそこに経木で作ったカラフルな造花を付けたものが刺さっています。
最近は、まるで曼珠沙華のような細かい細工をした造花などもお供えされています。
墓によっては何十本も刺さっていて、素朴ですがとてもキレイです。
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なぜ造花をお供えするかというと、むかし福島を含む東北地方は春の彼岸にはまだ寒くて生花が手に入りにくかったため、変わりに造花をささげることになったということです。
そのため造花を使うのは生花が入手困難な春の彼岸だけで、秋の彼岸はもちろん普通の生花を供えていました。
しかし、温室栽培や輸送手段の普及で生花を使うことも出来るようになった現在では、昔からの風習と世相にそった生花がジョイントしてお供えされています。
このとても素朴な感じの「削り花」「飾り花」は、福島ではごく普通に売られている代物で、最近ではホームセンターなどでも売っています。
情緒もあってとても良い習慣を大切に受け継いでいきたいものですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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1輪咲いたら開花?

2016年 03月22日 - 日常

今日も春めいた暖かい一日でした。
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満開のサクラの下のお花見が心待ちにされる季節ですね。
この時期、気象庁や気象台ではサクラが開花した、あるいは満開になったと発表しますが、その目安はどういったものでしょうか?
「開花」は標本木の花が数輪咲き始めた状態です。
最初の1輪が咲いたら開花ではないの?と思いますが、1輪だけではたまたま咲いたということもあるため、 数輪という基準になっているそうです。
次々と花が咲いて、8割以上のつぼみが開いた時が「満開」です。
また、開花、満開を観測する木は気象台ごとに決められています。
これが「標本木(ひょうほんぼく)」と呼ばれるもので、毎年同じ木で観測されます。
東京では靖国神社境内のサクラが有名ですが、各地の公園、神社やお寺の境内の木が標本木に選ばれることも多く、花の季節になると予報官が出向いて観測をします。
満開を観測しているのはサクラだけですが、開花は、早春のウメやツバキ、晩春のツツジやフジ、夏のアジサイ、秋のハギ、ススキなど、いろいろあるようです。
お花見スポットの木と標本木とでは違いがありますが、気象台からの花の便りも参考にして、お花見を予定を立ててみてはいかがでしょうか?
ちなみに、福島のサクラ開花の標準木は、信夫山公園にあります。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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自然に対する感謝や祈り

2016年 03月21日 - 日常

昨日はお彼岸のお中日=春分の日でした。
一日あっという間に過ぎてしまい、久しぶりに早めの就寝となりました。
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春分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。
春分を境に昼のほうが夜よりも長くなっていくため「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、昔は春の訪れを祝う日でもありました。
『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』として「春分の日」が国民の祝日になっています。
また、別名「彼岸の中日」といい、春分や秋分の前後にお墓まいりをする風習があります。
春分の日を中日として、その前後3日、合計7日間を「彼岸(ひがん)」といい、最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」と呼びます。
彼岸といえばお墓参りが頭に浮かびますが、彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
日本では、神仏両方を共にまつるという風土があるので、太陽神を信仰する「日願(ひがん)」と仏教の「彼岸(ひがん)」が結びついたからという説があります。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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春は「ぼたもち」

2016年 03月19日 - 日常

春のお彼岸には「ぼたもち」がつきものです。
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すでに彼岸の入りにお作りになった方、明日のお中日に向けて今ごろ一生懸命に作っておられる方、それぞれでしょう。
みんなが大好きな「ぼたもち」!
甘いものが貴重だった昔はごちそうであり、お供えやおもてなしとしてお彼岸に欠かせない食べものです。
ところで、「ぼたもち」と「おはぎ」どちらもよく似ていますが、いったい何が違うのでしょう?
実は基本的には同じもので、季節によって呼び名や作り方が変わるもです。
「ぼたもち」は「牡丹もち」と書き、春に咲く牡丹の花に由来します。
「おはぎ」は「お萩」と書き、秋に咲く萩の花に由来します。
つまり、春と秋で呼び名が変わるんですね。
また、材料となるあずきは秋に収穫されます。
とれたてのあずきが使える秋は、皮ごと使ったつぶあんに、冬を越した春は、かたくなった皮を取ってこしあんにして使います。
だから、「ぼたもち」はこしあん、「おはぎ」はつぶあんを使って作るのだそうです。
さらには形にも違いがあるようです。
牡丹は大きくて丸い花、萩は小さくてやや細長い花。
そこで、「ぼたもち」は大きめで丸いかたちに、「おはぎ」は小ぶりのたわらのように作ります。
今は季節にかかわらず同じ呼び名や作り方をしている場合も多くなりましたが、昔は春と秋で呼び名や作り方が変わったのです。
あなたが食べているのは「ぼたもち」?それとも「おはぎ」?
チェックしてみてくださいね!

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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春の訪れ喜ばしく

2016年 03月18日 - 日常

昨日(17日)は、彼岸の入りでした。
京浜地区のお檀家さんのお参りを兼ねて、積み残したった所用を済ませるべく上京してきました。
さて、お彼岸にご先祖さまの供養をするのはなぜでしょう?
それは、この時期の太陽が真東から昇って真西に沈むことに由来します。
一般に、仏教ではご先祖のいる場所は西にあると考えられているため、真西に陽が沈む日が浄土に最も通じやすい日となります。
そこで、お彼岸にお墓まいりをしたりお経をあげたりして、ご先祖の霊を供養するようになりました。
もともと仏教用語でさまざまな悩みをのりこえた悟りの境地に達したあの世を「彼岸」、欲や悩みに満ちたこの世を「此岸(しがん)」といい、此岸にいる人間が彼岸に近づく方法のひとつがお墓まいりなのです。
また、お米などの作物を作ってきた日本人にとって、春の訪れはとても喜ばしく、これからの豊かな実りを願う時期です。
こうした自然に対する感謝や祈りが、ご先祖さまに感謝する気持ちにもつながっています。
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今年の春の彼岸は、20日がお中日、23日が彼岸明けです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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手づくり寺~五月の回~

2016年 03月15日 - 日常

五月開催の手づくり寺。
詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
http://ameblo.jp/tedukuriji/

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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僧俗ともに厳かに

2016年 03月15日 - 日常

今日(15日)をもって、東日本大震災祥月命日忌(6回忌)の一連の行事が終了しました。
今日は、諸般の事情により主催者の都合で延期されていた法華宗主催の法要が岩手県大槌町旧町役場を会場に奉修されました。
全国より参集された僧俗とともに、二瓶宗務総長台下ご親修のもと厳かに執り行われ、法華坊主もお参りさせていただきました。
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立正院から大槌町まで片道5時間、往復すると10時間の行程は還暦近いオジさんにとってはキツい道程ですが、無事帰ってきました。
2万人の犠牲者の精霊、安ならんことをお祈りいたします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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心を一つにして

2016年 03月12日 - 日常

天皇陛下は、「被災地で、また避難先で、今日もなお多くの人が苦難の生活を続けています。困難の中にいる人々、一人ひとりが取り残されることなく、一日も早く普通の生活を取り戻すことができるよう、これからも国民が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います」と、おことばを述べられました。
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法華坊主も、一昨日から被災地を廻っておりますが、復旧とは名ばかり、まだまだ復興が進んでおりません。
昨日は有志と共に、午前中に名取市閖上、仙台市荒浜に被災地を訪れ、犠牲者の供養と一日も早い復興をお祈りしてきました。
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午後からは福島県に入り、南相馬市塚原の慰霊碑前でお勤めしてきました。
その辺りでやればイイといものではなく、「3・11」この日こそ意義があるのです。
犠牲者は、震災関連死を含めると2万人にのぼるとされています。
津波で流された犠牲者などまだ行方不明のままの人たちは未だにいることを忘れてはなりません。

そして今日は朝イチの新幹線で京都へ出かけましたが、明日は日曜日で法務があるため最終新幹線で戻ってきました。
日帰り京都滞在記は、追ってお伝えします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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