日常

あの日から5年

2016年 03月10日 - 日常

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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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繰り返される寒暖

2016年 03月9日 - 日常

一昨日(7日)の最高気温は18.4℃。
昨日(8日)の最高気温は19.1℃。
そして霙交じりの今日(9日)の最高気温は9.8℃。
あまりにも激しい気候変動に戸惑ってしまいます。
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春先になると「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉をよく聞きませんか?
季節を表す季語にもなっている三寒四温ですが、実はコレ、冬に使う言葉なんですよ。
もともと「三寒四温」は、中国の東北部や朝鮮半島の北部で使われていた言葉です。
冬の高気圧のために吹き出される寒気が7日くらいの周期で強くなったり弱くなったりする事に由来されています。
それが、そのまま日本に伝わって来たのですが、日本では、三寒四温現象が起きるのは冬ではなく春先になります。
早春に低気圧と高気圧が交互にやってきて、周期的な気温の変化をもたらすことが多くなるんですね。
このために、日本では春先にこの三寒四温を用いる人が増えたと考えられているんです。
中国や朝鮮とは違う気候の日本にこの言葉が伝わった為、なんか変な使い方になったのでしょうね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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とどまるのか、帰るのか?

2016年 03月8日 - 日常

気象庁は今日(8日)、東日本大震災から5年間の余震まとめを発表しました。
本震(マグニチュード=M9.0、最大震度7)を含む最大震度1以上の地震は、計1万2077回だそうです。
震災からの1年間では8112回、この1年では615回に減少しましたが、震災以前の10年間の年平均(306回)と比べ、2倍の発生頻度となっているそうです。
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そして、今も10万人近い被災者が県内外で避難生活を続けている吾が古里・福島県。
震災から5年目を前に、原発事故の影響を強く受けた地域では、避難指示が少しずつ解除されてきています。
その中で、避難先にとどまるのか、故郷に帰るのか、人々は大きな選択を迫られています。
「帰る、帰らない」それぞれの選択の背景には、どんな葛藤があるのでしょうか。
その決断の先に待ち受けているものは何なのでしょうか。
先週末に、浜通りの南相馬市小高区を訪ねました。
復旧作業の大型トラックが往き来する中、住民の姿は見当たりません。
一昨日は、やはり避難地区の川俣町山木屋を訪ねました。
長閑な山あいの町には、黒い遮蔽袋に入った除染汚泥が山積みにされていました。
今週から来週にかけて、福島・宮城・岩手の被災三県を訪れ供養と視察を行いますが、復興とは名ばかり、ゴールはまだまだ先にあるようです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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春は三度来る

2016年 03月6日 - 日常

今日の最高気温は4月中旬並みの18.2℃で、暖かい一日となりました。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれる春は、もうすぐそこまで来ているようです。
四季の豊かな日本ですが、とりわけ春は万人に好まれる季節です。
その春を待つ心から「春は三度来る」ともいわれています。
つまり、
(1)新しい年を迎えての「初春」
(2)二月の節分の後の「暦の上での春=立春」
(3)「暑さ寒さ」といわれるお彼岸を境にやってくる「季節の春」です。
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福島県のほぼ中央に位置する場所に「三春町(みはるまち)」という町があります。
そうです、あの滝桜(たきざくら)で有名な自然豊かな観光の町です。
その由来ですが、一般的には「梅・桃・桜の花が一度に咲き、三つの春が同時に来るから三春(みはる)と呼ばれるようになった」と言われています。
しかし、現在の三春の気候で、こうした状況に逢えるのはまれなことです。
いずれにいたしましても、「三春」という地名は、滝桜をはじめとして美しい花々で彩られる三春を表わすのにぴったりあった美しい名前ということでありましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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春の訪れ

2016年 03月5日 - 日常

今日は24節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」でした。
啓(けい)は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃です。
菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。
実際に、動物や虫(種類によって違いますが)が冬眠から目覚めるのは、最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になってからだそうです。
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まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。
春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。
八百屋さんの店先には山菜が並び始めます。
旬の食材で春の訪れを味わいましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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娘を思う親心

2016年 03月3日 - 日常

昔から、「雛人形を早くしまわないと、嫁に行きおくれる」と言われ、雛祭りが終わったら早めにしまうようになったのはなぜでしょう?
諸説あるようですが、一つ目は「厄ばらいをして不幸を遠ざけるため」と言われています。
雛人形の由来をみてもわかるように、雛人形には我が子の厄や災いを引き受ける役目があります。
そこで、厄を移した雛人形をいつまでも身近に置いておくと幸せな結婚もできないと考え、早くしまったほうがよいとされました。
二つ目は「きちんとした娘にしつけたいから」と言われています。
美しい雛人形はいつまでもながめていたいもの。
また、いざ片付けるとなると面倒です。
しかし、片付けも満足にできないようではきちんとした女性にはなれず、いいお嫁さんにもなれないため、早く片付けるようしつけました。
三つ目は「お雛さまのように早く幸せになってほしいから」です。
雛人形は婚礼の様子をあらわしているので、早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」ことに通じると考え、早く幸せな結婚ができるよう願いました。
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どの考え方にあっても、そこには娘を思うこんな親心があったということですねぇ。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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遊楽・生命力&平和

2016年 03月2日 - 日常

3月の別名は「弥生(やよい)」です。
「やよい」の由来は、春の暖かい陽気に恵まれて、全ての草木が生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」。
これが詰まって「やよい」となったといわれています。
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そして明日3月3日は、桃の節句です。
もともと五節句(正月、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)は総じて「女性のための日」でした。
女性は普段よく働いているから、この時くらいは十分に休養するという意味が込められていました。
いつもは、あまり行き来のできない家などを訪問したりして楽しんでいました。
普段食べられないものも食べ、野や山にも遊びに出かけました。
ちなみに、「ひなあられ」もその際の携帯食料だったといわれています。
節句とは、いわば「外に出ていく」遊楽の日だったのです。
また、桃は「生命力」「不老」の象徴でもあります。
「桃」の文字は、「木」へんに「兆」と書きます。
日本では、これが「兆ほどもたくさんの実(子供)をならせる」と解釈され、安産をはじめ「強い生命力」の象徴とされました。
また桃の実は栄養価も高く、病魔を退散させると考えられていました。
さらに、桃は「平和」の象徴でもあります。
有名な中国の「桃源郷」は、秦の世の戦乱を避けて、桃または桃に囲まれた別天地に隠れ、五百年以上も平和に暮らしていた人々の物語です。
このように、「桃の節句」には、「遊楽」「生命力」「平和」の意義があります。
その意義において、この日は楽しい1日であり、この日を迎える1年ごとに若々しくありますよう願っております。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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女の子の健やかな成長を願う

2016年 03月1日 - 日常

今日から3月。
3月といえば「雛祭り=ひなまつり」。
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3月上旬の巳の日に災いを人形に移して厄ばらいする「上巳節(じょうしせつ)」と、人形を使ったおままごと「ひいな遊び」が結びつき、3月3日にひな人形を飾って女の子の健やかな成長を願う「雛祭り」に発展しました。
江戸幕府によって定められた五節句のひとつで、「上巳(じょうし)の節句」といい、ちょうど桃の季節であったことや、桃には邪気払いの力があると信じられていたことから、「桃の節句」ともいいます。
ひな人形は、おだいりさまとおひなさまが結婚する様子をあらわしています。
そのルーツは紙や草でできていて、川に流したり、おままごとをしたりするものでした。
ひな人形の由来、登場人物、飾り方などを知ると、さまざまな願いがこめられているのがわかります。
ひな人形は婚礼の様子をあらわしているので、早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」ことに通じると考え、早く幸せな結婚ができるよう願いました。
皆さんのお宅では、お雛さまが今年もお出ましになられましたか?

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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前向きな気持ちを持ち続け

2016年 02月29日 - 日常

今日で2月も終わり。
先日お参りしたおばあさんとの会話を紹介します。
「お上人様、何もしないうちに今年もふた月、60日が終わっちゃいますよ」。
「なに言ってんの。今年はまだ10カ月、300日余も残っているじゃないの」。
月日の過ぎゆくことを羨むネガティブな気持ちで生活するのが良いのか?。
洋々たる前途を期待してポジティブな気持ちで明るく生きるのが良いのか?。
男女・年齢・生活パターンの違いはありますが、それぞれの気持ちの持ち様です。
前向きな気持ちを持ち続け、混迷する昨今を生き抜くことが肝心とは思いませんか。
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そこで、もう一つ。
まだ若いのに闘病生活を続けていたご婦人が、今日お参りに来ました。
「お上人さん、抜けた髪の毛がなかなか生えてこなくて困っています」。
「何言ってんの。貴女は薬の副作用で髪の毛が抜けてしまったけれど、僕は自然と抜けたのよ。貴女にはこれからまだまだチャンスがあるけれど、僕はもう手遅れよ」と言って励ましてあげました。
そんな会話に彼女は元気を得て帰宅してくれた、と信じています。

ありがとうございました.法華坊主 joe

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本格的な春を前に

2016年 02月28日 - 日常

今日はまさに春の陽気で、心地よい一日でした。
さて、早春に咲く花はどんなものがあるでしょうか?
思い出してみると黄色い花が多いと思いませんか?
ある資料によると、2月から3月にかけて咲く花の約半分が黄色だそうです。
黄色い花といえば、福寿草。
各地の山に生え、正月の祝花として栽培されています。
元日草とも呼ばれています。
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マンサクは、他の花に先駆けて「まず、咲く」ので、この名がついたと言われています。
菜の花が一面に咲いた黄色いじゅうたんも春の訪れを実感する風景ですよね。
次に多いのが白とのこと。
水仙や梅・ツバキなどがありますね。
続いて赤や紫となっていますが、濃い色の花はまだ少ないようです。
本格的な春を前にやわらかな日差しの下には、淡い黄色い花が似合うということですかね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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