日常

18456人

2016年 02月12日 - 日常

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昨日11日は、東日本大震災の発生から4年11か月でした。
警察がこれまでに確認した死者と行方不明者は1万8456人となっています。
また避難生活などで亡くなったいわゆる「震災関連死」は、国のまとめで3000人以上と、「関連死」を含めた震災による死者と行方不明者は2万1000人を超えています。

県別     死者(人) 
宮城県   9,541 
岩手県   4,673
福島県   1,613 
その他      67
全国合計 15,894

県別    行方不明者(人)
宮城県   1,237
岩手県   1,124
福島県     197 
その他       4
全国合計  2,652

県別   死者+行方不明者(人)
宮城県  10,778
岩手県   5,797
福島県   1,810 
その他      71
全国合計 18,456

復興庁によると、避難者数は17万7866人。
県外避難は5万1,188人(福島4万3,270人、宮城6444人、岩手1474人)です。
忘れかけている記憶を、記録をもって呼び起こして、風化させることのなきよう、復興に努めていきたいものです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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国を愛する心を養う

2016年 02月11日 - 日常

今日11日は、「建国記念の日」です。
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日本文化いろは事典によると、次の通りです。
神武天皇が即位した日を日本の建国された日として祝うこと「紀元節(きげんせつ)」は、戦後占領軍の意向で祝日ではなくなりました。
しかしその後、紀元節を復活させようという動きが高まり、反対する動きを抑え建国を記念するための祝日を設けることとなりました。
その際「紀元節」から「建国記念の日」に改正されました。
そして1966年に、国民の祝日に認められ、翌年から適用されました。
日本の起源を祝日にしようという動きは、明治時代、神武天皇(初代天皇)即位の初日を日本の紀元(歴史が始まる最初の日)としたことから始まります。
この日本の紀元の日を「紀元節」といいます。
紀元節は、全国の神社で「紀元節祭」と呼ばれ祭事が催されていたほか、庶民の間でも「建国祭」として祭典が行われていました。
しかし戦後になり「紀元節を認めることにより、天皇を中心とする日本人の団結力が高まり、再び米国の脅威となるのではないか」というGHQの意向で、紀元節は廃止されました。
しかしその後、テレビ局が行ったアンケート調査により、全国民の80%以上の人が「建国を記念する日」を望んでいるということがわかりました。
その結果、1966年になり建国記念の日に関する提案が承認され、翌年から適用されることとなりました。
建国記念の日が成立するまでには「日本の正確な起源などわかっていないのに建国記念など定められない」など専門家による多くの議論があったようです。
「建国記念の日」が「建国記念日」ではないのは、史実に基づく建国の日とは関係なく、建国されたという事実そのものを記念する日だからだと言います。
へぇ~。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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努力と周囲の目

2016年 02月9日 - 日常

今日も午後から日帰りで東京往復してきました。
いつも新幹線移動するとき、車中に備えてある情報誌『トランヴェール』を楽しみにしています。
今月の特集は「秋田美人」でした。
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写真は、秋田美人の象徴とされる、写真家・木村伊兵衛氏の「おばこ」です。
特集記事にある「透き通るように白く、きめ細やかな肌を持つといわれる秋田美人」というキャッチフレーズが印象的でした。
「気候風土や、その土地ならではの習慣。美人であろうとする努力、受け止める周囲の目。条件が重なって、美人は生まれる」とも付記されています。
誌中、サイエンスライター細川博昭氏の文に、「美人であるという矜持(きょうじ)は、表情を豊かにもする。周囲の厳しい目は美人を磨く研磨剤にもなる。それが美人誕生に貢献した可能性は高い」と記されています。
また文中の資料に、総務省統計局の社会生活基本調査結果・全国睡眠時間ランキングが掲載されていました。
1位 秋田県 7時間56分
2位 青森県 7時間54分
2位 高知県 7時間54分
4位 山形県 7時間50分
5位 福島県 7時間48分
睡眠不足は「美容の敵」といわれますが、秋田県が全国で最も長く眠っているというデータが物語っています。
法華坊主の自論を申し述べさせていただくならば、どの都道府県においても美人もおればそうでない方もおられる、ということです。
そして美しいことを嫌がる人はいない、ということも付け加えておきます。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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素晴らしい未来が到来するように

2016年 02月8日 - 日常

旧正月元旦の朝だけあって、今朝の境内は最も寒い時期を下回る今季最低のマイナス7.7℃でした。
古人の教えに「新暦よりも旧暦の正月の方が寒い」という言葉がありますが、まさにその通りでした。
お~、寒い。
ところで皆さんは、中華料理屋さんの前を通ったときに「福」という漢字が上下さかさまになっているのを見たことありませんか。
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一昨年、台湾を旅行したとき、ガイドさんが教えてくれました。
中国では毎年、旧暦の正月になると家々の門や壁、鴨居の上に大小さまざまな「福」の字が飾られます。
これは古くから伝わる伝統的な正月の風俗だそうです。
「福」の字は、現在は「幸福」を意味しますが、昔は「福気」「福運」を指していました。
今も昔も、人々が幸せに暮らせるよう、また素晴らしい未来が到来するようにとの願いが込められています。
そして「倒」の発音と「到」は、「dào」という発音が同じことから、「福」の字を逆さに貼って「倒福(福が逆さ)」=「到福(福が到る)」の意味を表すとのことでした。
春節を迎え、中華圏や中華街へ出かけたとき、あるいは近くのラーメン屋に行ったとき、逆さ「福」を探してみてください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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中華圏で最も重要とされる祝祭日

2016年 02月7日 - 日常

中国では旧正月の「春節(しゅんせつ)」に合わせて7日から7連休となり、海外に旅行する人たちの出国ラッシュが本格化しています。
春節とは、中国の旧暦の正月のことです。
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新年を迎えるための飾り付けを行い、大晦日(おおみそか)の晩は家族や親戚が集まって食事をするそうです。
家々では赤い提灯や灯籠を飾り、縁起の良い言葉が書かれた赤い短冊のような紙を貼る習わしがあるといいます。
新年を迎えると、新しい衣服を着て、親戚や友人宅に挨拶回りをしたり、町中では花火や爆竹が派手に鳴らされます。
春節から3日間が祝日となり、都市部に働きに出ている人の多くは帰省するそうです。
中国のほか、台湾、シンガポール、あるいは海外の中国人たちもチャイニーズニューイヤーとして春節をお祝いします。
最近はこの時季を利用して来日する中国人の「爆買い」に期待が寄せられています。
明日がその旧暦正月の元旦です。
そんな中、今日の午前9時31分ごろ、北朝鮮が「地球観測衛星」と称する事実上のミサイルが打ち上げられました。
困った隣国ですね。

ありがとうございました。

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油揚げが大好物

2016年 02月6日 - 日常

今日は「初午(はつうま)」です。
初午とは、2月最初の午(うま)の日で、本来は農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。
711年(和銅4年・奈良時代)のこの日に、稲荷社の本社である京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたといわれています。
この日をしのび、伏見稲荷大社をはじめ、愛知の豊川稲荷や佐賀の祐徳稲荷神社など、全国の稲荷神社で盛大にお祭り(初午大祭)が行われます。
また、立春を迎える2月の最初の午の日は、一年のうちで最も運気の高まる日とされています。

稲荷神社(お稲荷様)は、全国各地にあるように思えますが、天満宮(天神様)と比べてどちらが多いと思いますか。
全国に神社は約8万社(81,166社)ありますが、その数は次の通りです。
1、八幡信仰・・・7817社(鶴岡八幡宮・宇佐神宮)
2、伊勢信仰・・・4451社(伊勢神宮)
3、天神信仰・・・3953社(大宰府天満宮・北野天満宮)
4、稲荷信仰・・・2924社(伏見稲荷大社)
さらには熊野信仰、諏訪信仰、祇園信仰、白山信仰、春日信仰などと続くようです。

稲荷神社といえばきつねですが、きつねは稲荷神のお使い役で油揚げが大好物です。
初午の日には、油揚げや油揚げにすし飯を詰めたものを奉納しました。
これが、いなり寿司の始まりで、きつねの大好物の油揚げを人間もたくさん食べられるよう考案されたのが、いなり寿司です。
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稲荷神社といなり寿司を「おいなりさん」と呼ぶのも頷けます。
いなり寿司は、東日本では米俵に見立てた俵型ですが、西日本ではきつねの耳に見立てた三角が主流です。
今夜の食卓に稲荷寿司は並ぶのでしょうか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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一年のはじまり

2016年 02月4日 - 日常

季節を分ける二十四節気の中には、立夏や立冬など「立つ」のつく日があります。
暦の上でそれぞれの季節が始まる日ですが、その中でも「立春」は特別な存在です。
今、わたしたちが使っている暦では、お正月から1ヶ月遅れて立春を迎えますが、昔のひとが使っていた旧暦では、元日と前後して立春となりました。
つまり、立春はお正月、1年の始まり。
季節を分けるだけでなく、1年を分ける日でもありました。
八十八夜、二百十日など農作業で重要な節目となる日は、全て立春から数えています。
小寒から立春の前日(節分)までが寒の内で、気温の変化をみても、ちょうど寒さの底ですね。
まだまだ寒さは残りますが、明るい暖かな春への期待がふくらんで、「立春」は現代でも特別な存在といえそうです。
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またこの日の早朝、禅寺の門に「立春大吉」の文字が貼り出されます。
「立春大吉」の文字は左右対称で縁起がよく、厄除けになるといわれています。
法華坊主には、左右対称がなぜ縁起が良いのか、なぜ厄除けになるのかが理解できませんが、ポジティブに考えることにいたしましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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福は内!、鬼は外!

2016年 02月3日 - 日常

暦(こよみ)では、今日2月3日が「節分」です。
節分はもともと、立春・立夏・立秋・立冬の前日をさし、四季の分かれ目を意味していました。
それが、いつのころからか立春の前日だけが残ったのは、暦の「立春」を年のはじめとする「立春正月」からきています。
気候が冬から春になるということで、この日は一年の最後の日と考えられていました。
節分は「厄を祓(はら)う日」と考えられ、昔から魔除け(まよけ)・厄除(やくよけ)・無病息災などを願う色々な行事が行なわれてきました。
いった大豆をまく「厄払い」の行事は、「人に疫(えき)をもたらす鬼(おに)を追って、来たるべき春に福を求める」という中国「明(みん)」の時代の風習で、室町時代に伝わったといわれます。
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この日の夜、家の入り口に鰯(いわし)の頭をさした「柊(ひいらぎ)」の枝を掲げておく風習もあります。
こうしておくと鬼が柊の枝に刺さって痛がり、鰯の悪臭にびっくりして逃げていくと考えられていました。
同様に、強いにおいを出すにんにくやねぎをさしておく地方もあるそうです。
魔除け、あるいは邪気(じゃき)をはらって無病息災を願う行事のひとつといえます。
また、その年の恵方(えほう)=〈その年の歳徳神(としとくじん)がいる方向〉を向いて、太巻きの寿司をまるかぶりするという風習が東海や関西地方にあります。
こうすると一年間健康でしあわせに暮らせるというものです。
法華坊主が子供の頃には、東北地方に恵方巻などと言った風習はありませんでしたが、最近はスーパーやコンビニの商戦に引っかかって、各家でも恵方巻を頬ばるようになりました。
今夜は大きな声で「福は内!、鬼は外!」と豆をまき、邪気をはらい福をかきこんでください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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今年は南南東

2016年 02月2日 - 日常

明日3日は「節分」。
旧暦では大晦日にも相当する大切な日で、豆まきなど様々な邪気払い行事が行われました。
節分の食べ物にも邪気払いや、福を呼ぶ願いを込めたものがいろいろあります。
おいしいものばかりですので、ぜひ、味わって良い年にしましょう。
その代表格が「恵方巻」です。
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近年、節分の食べものとして人気なのが「恵方巻」。
恵方巻は、節分に食べる太巻きずしで、関西から始まり、近年、全国に広まった風習です。
豆まきのあと恵方巻を食べるという家も増えていますが、恵方巻の食べ方にはいくつかのルールがあります。
ルールを守って恵方巻を食べ、福をつかみましょう。
節分の夜にその年の恵方に向かって、目を閉じて一言も喋らず、願い事を思い浮かべながら太巻きをまるかじりするのが習わしとされています。
商売繁盛や無病息災を願ってともされていて、七福神に因み、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻、うなぎ、でんぶ等の七種類の具を入れて食べます。
これには福を食べるという意味合いもあるみたいです。
今年の恵方は、南南東の方角です。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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春に向けての準備

2016年 02月1日 - 日常

今日から2月。
2月の別名は如月(きさらぎ)です。
中国最古の辞典である「爾雅(じが)」の中の「釈天(しゃくてん)」に「二月を如となす」とあり、漢字はそこからそこからきたようです。
しかし、中国では「きさらぎ」とは読みませんから、読み自体は日本で作られたものでしょう。
その由来にはこれまた複数あります。
1)2月は、ぽかぽか陽気になってうす着になったかと思えば、寒さがぶりかえし、一度脱いだ着物をさらに着なおすので「衣」を「更」に重ね「着」するから「衣更着(きさらぎ)」になったという説。
2)「生更ぎ」からきており、寒い冬から春に向かって草木が生き返り、新しい芽(め)を吹くことを意味する言葉という説。
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立春(りっしゅん)を過ぎれば、こよみの上では春になるといってもまだまだ寒い日が続きます。
そんな中でも、草や木は着実に春に向けての準備を始めている月なんですね。
その他には、梅月(ばいげつ)、梅見月(うめみづき)、雪消月(ゆきぎえづき)、初花月(はつはなづき)、木芽月(このめづき)など、次の季節、春を待ち望む気持ちが伝わってくる言葉が多いですね。
間違いなく、春はもうすぐそこまで来ています。
今月もがんばりましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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