日常

見物=狩り?

2015年 10月21日 - 日常

連日の好天で、近隣の野山も色づき「紅葉見物」が最高潮に達しています。
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紅葉見物のことを「紅葉狩り(もみじがり)」といいます。
本来なら、けものを捕まえるという意味の「狩り」が、時代とともに小動物や野鳥を捕まえるという意味にも広がり、さらには動植物を採るという意味(「果実狩り」「潮干狩り」)になって、草花などの自然を観賞するという意味(「紅葉狩り」「桜狩り」)をもつようになりました。
特に観賞する意味になったのは、狩猟をしない貴族が花や草木を眺めるために野山をめぐる様子を、狩りにたとえるようになったからです。
紅葉狩りは平安時代の貴族の間で始まり、紅葉を見物しながら宴を開き、その美しさを和歌に詠んで勝負する「紅葉合(もみじあわせ)」が流行しました。
それが江戸時代から庶民に広がり定着していきました。
週末は「紅葉狩り」に出かけてみてはいかがですか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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秋の味覚

2015年 10月21日 - 日常

移動性高気圧に覆われ、爽やかな秋晴れが続いています。
秋といえば、何を思い浮かべますか。
「読書の秋」「スポーツの秋」・・・そして、忘れてはならないのが「実りの秋」。
夏バテで食欲不振気味の方も多いと思いますが、店頭を彩る秋の味覚を見て、思わずニッコリ笑顔がこぼれた方もきっと少なくないのではないでしょうか。
美味しい秋の味覚について、あるアンケート調査が公表されました。
1)秋刀魚
2)栗
3)松茸
4)梨
5)柿
6)新米
7)ぶどう
8)さつまいも
9)キノコ類(松茸以外)
10)銀杏
だそうです。
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秋の味覚」人気ランキング、堂々のナンバーワンは「秋刀魚(さんま)」でした。
「秋」の魚で細長く「刀」の形をした文字通りの「秋刀魚」は、秋の主役といっても過言ではないようです。
今年はいくぶんお高めとの報道もありますが、今夜はたっぷりの大根おろしとすだちを絞って、秋の味覚の王様をいただきましょうか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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秋の言葉

2015年 10月19日 - 日常

秋の言葉に、秋乾き(あきかわき)と秋渇き(あきがわき)があります。
秋乾きは、秋の空気は乾燥していて、物の乾きが早いことを言います。
1立方メートル辺りの水分量は、真夏だとおよそ20gですが、10月はおよそ10gで真夏の半分くらいになります。
秋は湿度が低く、日差しが強くて、日中は気温が上がるので、洗濯物を乾かしたり、布団を干すには適した気候です。
また、秋渇きとは、秋の旺盛な食欲のことを言います。
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夏から初秋は夏バテして、食欲の少ない人が多いのですが、秋の過ごしやすい気候になると、食欲が増してきます。
食べても食べても食欲は満たされずおなかが空く、そんな止まらない食欲を秋渇きと表現しています。
そして、秋は秋の味覚と言われる美味しいものが多いので、食欲は更に増すのでしょう。
秋の乾いた空気が、過ごしやすい気候を作り、秋渇きを更に促進しているようです。
でも欲望のままに食べ過ぎると・・・、まさに『天高く馬肥ゆる秋』でしょうか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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肥ゆる秋

2015年 10月16日 - 日常

毎日、秋の晴天が続いています。
まさに「天高く馬肥ゆる秋」です。
天高く馬肥ゆる秋とは、「秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある」ということです。
秋の季節の素晴らしさをいう句で、多く手紙などで時節の挨拶として用いられています。
秋といえば食欲の秋ですが、どうして秋になると食欲がでてくるのでしょうか?
食欲の秋は、馬ばかりではありません。
それは気温が関係しているんです。
ものを食べる目的のひとつに、体温を維持することがあります。
夏は気温が高いため、体温を維持するのは簡単です。
でも、秋になって気温が下がると体温を維持するために、より多くのエネルギーが必要になります。
そのため人は食欲が出てきてくるというわけです。
夏はあまり食が進まなかったという方もこれからは食欲が出てきそうですね。
秋は秋刀魚(さんま)やまつたけなどおいしい食べ物が盛りだくさんです。
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ダイエットなんか気にせずに、いっぱい食べて「肥ゆる秋」を満喫しましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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週末あれこれ

2015年 10月14日 - 日常

秋の行楽が好天に恵まれています。
週末は地元の秋祭りでした。
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各町内の山車が、秋の夜空に無数の提灯を浮かび上がらせ、胸に響くそれぞれのお囃子を奏でながら町内を引き回しました。
今年は、新しくなった松川支所の前に各町内会より13台の山車がそろい踏みして合同出発式を行いました。

祭りの酔い醒めやらぬ翌日は、法務があって朝イチの新幹線で静岡・沼津へご出張~。
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新幹線から見た富士山は、昨日の初冠雪でまさに圧巻。
さすがに、♬富士は日本一の山♫を実感いたしました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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寒露雑感

2015年 10月8日 - 日常

今日は24節季のひとつ「寒露(かんろ)」。
寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。
秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになります。
この頃になると五穀の収穫もたけなわで、農家では繁忙を極めます。
露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。
この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。
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近くの田んぼでも稲刈り真っ最中です。
「米」という字は「八十八」という文字からつくられたと言われていることをご存知でしょうか。
お米ができるまでには88回もの手間がかかる、という意味です。
昔に比べて今は便利な機械もあるので、米作りも早く楽にできるようになりました。
それでも、イネを育ててお米を収穫するまでには、たくさんの手間がかかります。
大切に手をかけて育てられたお米だから、大事に食べたいですね。

ありがとうございました。  法華坊主 jo

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「汗をかく」とは?

2015年 10月7日 - 日常

安倍晋三首相は、内閣改造と自民党役員人事を行い、第3次安倍改造内閣を発足させました。
「麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官、甘利明経済再生相といった主要閣僚ら9人と党4役を留任させる「安全運転」を意識した布陣をとり、話題性のある人物起用などの〈サプライズ〉のない改造劇となった」と報道されています。
地元では、「新しい体制で今まで以上に被災地を支えてほしい」と願う声、「内閣の顔ぶれは変わっても復興はしっかり取り組むべき」とか「震災前の漁に戻れるのか。新閣僚の手腕が問われる」との声もあります。
「復興・環境・経産などの大臣がころころ変わるのも、あまり好ましくない」とか「震災復興に関わる新任の大臣はすぐにでも被災地に足を運び現状を見て、住民の声を聞くべきだ」あるいは「閣僚に誰が就任しても同じだ。信じて頼るしかない」「大臣が代わったからといって除染や廃炉の作業が遅れることはないべな」などといった声を真摯にうけとめていただきたいものです。
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そんな中、いつものごとく同信の有志と共に月例の被災地供養に行ってきました。
現地で、黙々と重機を駆使して作業に従事する方や、埃まみれ汗まみれになって作業されている方を拝すると、口先だけで「皆さんのために汗をかく」とほざく国会議員の先生方に、本来の意味の「自分から進んで行動する。一生懸命努力する。」を今一度弁えていただきたいですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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枸橘・枳殻=カラタチ

2015年 10月5日 - 日常

秋晴れの中、境内の廻りを徘徊?していましたら、見たことのない果実がたわわに実っています。
畑にいた地主のおじさんに聞いてみたら、数年前に苗木を植えたそうですが何の木なのか忘れてしまった、ということです。
実を一粒持ち帰って調べてみましたら、何と「カラタチ」のようです。
中国から渡来した橘(たちばな)「カラタチバナ(唐橘)」を略して「カラタチ」になったと言われています。
漢字では「枸橘」もしくは「枳殻」と書いて「カラタチ」と読みます。
「枳殻」はキコクとも読みます。
ゴルフボールより一回り小さいくらいの果実は、10月~11月になると熟して黄色くなり、爽やかな香りを放ちます。
果実の表面には細かい毛が密生し、ベルベットのようなやさしい手触りが特徴的のようです。
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私も古い人間ですから、カラタチと聞くと、島倉千代子の「からたち日記」を思いだします。
♬ こころで好きと  叫んでも
 口ではいえず  ただあの人と
 小さな傘を  かたむけた
 あああの日は雨  雨の小径(こみち)に
 白い ほのかな からたち からたち からたちの花 ♪

さらには童謡で「からたちの花」(詩・北原白秋)がありましたね。
♬ からたちの花が咲いたよ  
 白い白い花が咲いたよ
 からたちのとげはいたいよ  
 青い青い針のとげだよ
 からたちも秋はみのるよ
 まろいまろい金のたまだよ
 からたちのそばで泣いたよ
 みんなみんなやさしかったよ
 からたちの花が咲いたよ
 白い白い花が咲いたよ ♪

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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秋晴れの季節

2015年 10月3日 - 日常

秋雨前線や爆弾低気圧の影響で各地に被害をもたらしましたが、この週末からは好天が続くようで秋晴れの季節になってきました。
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春の空が白く霞がかっているのに比べると、秋の空は青く澄んで気持ちいいです。
春は日差しが強くなっていくときで、地面が暖められて対流が起こりやすくなります。
このため、空気中にはチリや水蒸気が立ちやすく、空は白っぽく見えます。
一方、秋は日ざしが弱まり日が短くなるので、地面が冷えて対流は起こりにくくなります。
このため、空気中にはチリやほこりが立ちにくく、空は澄んだ青空になります。
これから冬にかけては、太平洋側を中心に澄んだ青空の広がる日が多くなります。
運動会・もみじがり・家族旅行などイベントの多い秋ですが、毎回週末の天気が気になりますよね。
スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、秋にはいろいろな形容がありますが、楽しく過ごしたいものです。
明日も晴れの予報、有意義な一日を・・・。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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衣替え

2015年 10月2日 - 日常

10月に入り、制服等の「衣がえ」が始まっています。
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「衣がえ」とは季節に応じて衣服を替えることで、平安時代に期日によって着用する着物の種類を細かく定めたことに由来します。
その名残りで官庁、企業、学校などの衣服(制服)は6月1日と10月1日に夏服と冬服を替えるところも多く、一般的にも衣服を替える目安となりました。
本来は「衣更え」と書きますが、現代は「衣替え」と書くことが多いようです。

さて和服離れの昨今、若い人たちは同じ着物(和服)を1年中着られると思っていませんか?
洋服に夏物や冬物があるように、着物にも夏物や冬物があり、衣更えも着物のおしゃれのひとつです。
最近は地球環境の変化に応じて楽しむことも多くなりましたが、マナーとして覚えておくといいでしょう。

袷(あわせ)→ 一般的に着物といえばこれで、二枚仕立てになっていて、10 月から5月まで着用します。
帯や小物も冬物を合わせます。

単衣(ひとえ)→ 一枚仕立ての着物で、6月と9月に着用します。
帯や小物は季節を先取りし、6月は夏物を、9月は夏物または冬物をコーディネートします。

薄物(うすもの)→ 透けるほど薄い素材の着物で、7月と8月に着用します。
帯や小物も夏物を合わせます。

浴衣(ゆかた)→ 一枚仕立ての着物で、綿や麻などでできており、下に長襦袢(ながじゅばん)という下着を着用せずに着ます。
もともとは風呂上りに着るパジャマなので、夜間のカジュアル着として夏祭りなどに着て行くようになりました。

さらに着物には季節に応じた柄がありますが、こうしてみると洋服の衣替えが6月と10月なのは、着物の袷の衣更えに準じているのがわかります。
また、スーツも秋冬物は全体に裏地がついていますが、春夏物には裏地がついていないのです。
法華坊主も、昨日から冬物の着物に衣替え浸ました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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