日常

連日の秋雨と低温

2015年 08月27日 - 日常

夏も終わりに近づくと、前線が停滞して2~3日雨の日が続くようになります。
これが「秋雨」です。
では「秋雨」はどうして起きるのでしょうか。
夏の間ガンバっていた「太平洋高気圧」は、8月も後半に入ると次第に弱まってきます。
すると北にある「オホーツク海高気圧」が今度は日本付近を北から覆うようになります。
この2つの高気圧に挟まれるところに「秋雨前線」ができるのです。
ちょうど季節の変わり目にあたるこの時期、「太平洋高気圧」と「オホーツク海高気圧」はオシクラマンジュウをするように、お互い強くなったり、弱くなったりします。
夏から秋へ向かう「秋雨」の頃は、冷たい「オホーツク海高気圧」が強くなるため、シトシトと冷たい雨の日が多くなるんです。
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それにしても、連日の秋雨と低温に体調を崩されている方も多いことでしょう。
宮澤賢治の詩ではありませんが、まさに「寒サノ夏ハ オロオロ歩キ」ですね。
体調管理に気をつけて、上手に夏を締めくくって下さい。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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まだ8月なのに

2015年 08月25日 - 日常

山背(ヤマセ)の影響でしょうか。
今日の福島の最高気温は、10月中旬並みの20.0℃。
あの8月上旬の炎暑が恋しくなるような、涼しいを越して寒い一日でした。
6月~8月ごろ、北海道、東北、関東などで吹く北東の風のことをヤマセと言います。
この風は、冷たい親潮の上を吹いてくるので、冷たくてしめった風となり、冷害をもたらすことがあります。
特に、田んぼで育てるイネにとっては、穂(ほ)が出たり開花したりする大切な時期なのでヤマセによって気温の低い日が続くと、大きな被害(ひがい)が出てしまいます。
影響範囲で、最もヤマセの影響を受けるのは、稲作地である岩手県の北上盆地・宮城県の仙台平野・福島県の浜通り北部および中通り県北地方です。
これらの地域は稲作地であることから被害が大きくなってしまいます。
江戸時代頃は現在よりもずっと寒冷な気候であったこともありますが、今のように米の品種改良が進んでいないこともあり、盛岡藩、仙台藩などヤマセが長期化すると米の凶作に見舞われていました。
昔から「冷害風」とか「餓死風(がしふう)」と呼ばれて恐れられている風です。
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秋の収穫に影響の出ないことを願い、五穀豊穣をお祈りいたします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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処暑せがき

2015年 08月23日 - 日常

二十四節気の一つ「処暑(しょしょ)」を迎えました。
暑さが和らぐという意味で、萩の花が咲き、穀物が実り始める頃です。
厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼風が吹き始め、山間部では早朝に白い露が降り始め秋の気配を感じます。
この頃は台風のシーズンでもあり、二百十日、二百二十日とともに台風襲来の特異日です。
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そんな中、立正院では盂蘭盆会・施餓鬼法要を営みました。
朝からの降雨で、まさに冷たい雨が降り続き、ご参詣の皆さまには難儀をおかけしました。
でもたくさんの皆さんにお参りいただき、ご先祖様の供養と有縁無縁の霊位に供養の誠を捧げ、今夏の一連の盆行事はおかげさまで無事終了いたしました。
感謝申し上げます。
「夏の疲れ、秋に出る」という言葉もございます。
夏バテや食中毒にかかりやすい時期でもありますので、お互いに体調管理に注意して、上手に夏を締めくくって下さい。。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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今日は何の日?

2015年 08月21日 - 日常

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知ってましたか?「福島県民の日」って。
郷土への理解を深め、郷土愛を育みながら、県民が心を合わせてより豊かな福島県を築き上げ次世代に引き継ごうと平成9年に制定されました。
明治9年8月21日に、旧福島県・磐前県・若松県の3県が合併して現在とほぼ同じ福島県の姿が誕生したことにちなみます。
そして、より豊かな福島県をつくっていこう!とみんなが誓いを新たにする日だそうです。

あらためて福島県のホームページを開いてみると、
福島県の花は「ネモトシャクナゲ」。
北海道から本州北中部の高山帯、亜高山帯に分布するツツジ科の常緑低木で、福島県では、吾妻山、安達太良山に群生しています。
高さは1~3メートルで、花は白または淡紅色。
昭和29年3月22日NHK開局29周年記念特別番組のなかで、福島県の「郷土の花」として発表されたそうです。
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福島県の木は「ケヤキ」。
北海道と九州の一部を除く日本全土に分布し、福島県内にも広く分布しているニレ科の落葉高木で、陽のあたる場所を好み、成長が早く、寿命が長いのが特徴です。
昭和41年9月28日公募により選定されました。
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福島県の鳥は「キビタキ」。
4月から10月にかけて渡来し、低山帯から上部の落葉広葉樹のうっそうとした自然林に好んで生息し、オスはオレンジ、黒、黄色をおび、美しい声で鳴きます。
昭和40年5月10日公募により選定されました。
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福島県民の歌もあり、伸びゆく福島県、健康で住みよい郷土を表現し、いつでもどこでも愛唱される県民の歌を一般から募集。
当選作を昭和42年2月11日県歌として制定しました。
歌詞を調べてみると、福島県の花・木・鳥が出てきます。
1)
しゃくなげ匂う山なみに  呼びかけよう若い理想をかざして  あしたの夢がはてなく伸びる  明るいふるさと福島をつくろう  みどりひかる この空いつまでも  ああ 福島県
2)
けやきの樹にしあわせの  虹かけよう若い血汐を燃やして  嵐をこえて雪崩に耐えて  豊かなふるさと福島をつくろう  ちから満ちる あしおと高らかに  ああ 福島県
3)
きびたき歌う尾根を背に  手をつなごう若いあこがれむすんで  町から村へ ひとつにみのる  楽しいふるさと福島をつくろう  こころあわせ つち音絶やさずに  ああ 福島県

福島県ってイイなぁ。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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万事を成じ、諸事叶ふ

2015年 08月21日 - 日常

前回約束した法華坊主の四字熟語について・・・。
それは「異体同心(いたいどうしん)」。
日蓮聖人のお言葉に「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なし」という御文がございます。
その意は「異体同心といって、身は異なってもそれぞれの心が一致協力し合えば何事も成就することができます。逆に同体異心といって、一つにまとまるべき人々の心が異なっていたのでは何事も成就することは難しい」ということです。

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昨日まで繰り広げられた高校野球の熱戦も、まさに「優勝」という目的に向かって「異体同心」の賜物でありましょう。
優勝した東海大相模高校も、準優勝した仙台育英高校も、あるいは初戦で破れた高校も、成功の鍵は一致団結にあったのです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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四字熟語

2015年 08月20日 - 日常

オンライン辞書を運営するウェブリオが、2020年の東京オリンピックなどを控え、増加する訪日外国人に知ってもらいたい四字熟語を10~60代の男女にアンケートしたところ、トップは「一期一会」だったそうです。
日本の言葉や文化を積極的に外国人に伝えることは重要かという問いに9割以上の人が重要と回答しました。
その上で、外国人に伝えたい四字熟語を複数回答で聞くと、
1位が「一期一会(いちごいちえ)」  75.9%
2位 「花鳥風月(かちょうふうげつ)」31.6%
3位 「誠心誠意(せいしんせいい)」 30.2%
という結果が出ました。
一方、五輪開催地となる東京で訪れてもらいたいスポットを複数回答で聞くと、
1位は「浅草寺」39.7%、2位「皇居」27.4%、3位「明治神宮」25.1%の順だったそうです。
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私たち国民は2020年の東京オリンピック開催を楽しみにしているのに、新国立競技場問題とか五輪エンブレム問題とか、イヤな話題ばかりで、開催を危ぶむ声まで聞こえてくるのはザンネンなことですね。

ちなみに、法華坊主のお薦め四字熟語は「異体同心(いたいどうしん)」です。
そのことについては、次回に説明いたしましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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甲子園・4強決まる

2015年 08月18日 - 日常

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今日は休養日となった甲子園・高校野球。
清宮・オコエの東西東京&優勝候補の東海大相模に立ち向かう、東北の雄・仙台育英。
優勝旗は、白河の関を超えるのでしょうか?

連日、高校球児たちの熱戦が繰り広げられている甲子園球場は、一塁側が西で、三塁側が東にあります。
朝は一塁側が日射しが強く、昼過ぎになると反対の三塁側が日射しが強くなります。
実際にベンチの気温を測ってみると、午前中は一塁ベンチが暑く、午後は三塁ベンチの方が気温が高くなるそうです。
これが、試合の結果に影響を及ぼすかどうかはわかりませんが、ベンチの様子を見ながら高校野球を見ると、また違った味わいがあるのでは・・・。

明日からの準決勝・決勝が楽しみです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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盆経あれこれ

2015年 08月16日 - 日常

今年のお盆の棚経も一段落しました。
先週の激暑とは違って幾分しのぎやすい気候になりましたので、体調も崩さずお勤めすることができました。
それにしても、前週の38℃から15℃も低くなり、23℃の最高気温はお盆とは思えぬ陽気で、却って心配してしまいます。
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そんな中で今年の出来事をひとつふたつ。
盆中にあった法事での一コマ。
事前に電話あり「ご法事は黒い服(礼服)ですか?」とのお尋ねに「ご家族だけですし、暑い時期ですから平服でお参りいただいてよろしいですよ」とお応えしました。
ちなみに「平服というのは本来普段着の事ですが、やはり法事に出席するので地味な服装にします。男性であればダークスーツに白のワイシャツ、そしてネクタイなどの小物も地味なものにする」というのが一般的です。
ただ夏のことですから「濃色のズボンに白のワイシャツ、ノーネクタイでもOK」といったところでしょうか。
しかし中には平服でと聞いて、亡親の法事であってもの全くの普段着で参加をするという人もいます。
まさにソレ!
当家の息子さんは短パンにTシャツ、足元はクロックス。
「チョっとおかしいんじゃないの。もう少し弁えたら、女房も子供もいる40歳のオヤジなのだから・・・」と叫んでしまいそう。
それとも、墓参を済ませてそのままプールにでも行ったのかな?

もうひとつ。
アッつい日のこと、お経が終わると老婆がお茶を出してくれます。
ここのお宅は腰の曲がったおばあちゃん一人暮らしで、いつもカルピスが出てきます。
それも原液をそのままコップに注いで、もちろん氷なし。
断るか、飲み方のアドバイスをすればイイのですが、足を引きずりなから一生懸命にお寺さんを接待しようとする心&体に負けてしまって、なにも言わずにグッと飲み干してきます。

まだまだお盆中の好景珍景はあるのですが、私の教化のいたらぬ結果でしょう。
あとは、23日のお施餓鬼法要に向けて精進いたします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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「棚経」始まりました

2015年 08月11日 - 日常

今日からお盆の棚経が本格的にスタートしました。
棚経とは、僧侶が一軒一軒檀家を回り、お盆のお経をあげることをいいます。
棚経の棚は、盆棚、精霊棚の棚からきています。
お経も仏壇の前に限らず、精霊棚の前で読まれることもあります。
盆棚は、供物を飾る棚で、庭先や座敷に飾られます。
最近では仏壇の前に設けることが多くなっています。
お盆を表す盂蘭盆会には、逆さ吊りという意味もあり、精霊棚には、ほおずきを吊り下げたり、五色旗を下げたりと、地方や宗派によって、さまざまな飾りの決まりがあります。
棚経は、江戸時代に盛んなったといわれています。
一般的には、お盆の月に入ると開始されお盆の期間中にかけて、棚経をあげてもらいます。
特に新盆の棚経は手厚く営むものとされていて、自宅へ僧侶を招さ、さらには菩提寺で営まれる盂蘭盆会施餓鬼法要などにも参加いたします。

これから16日まで、法華坊主もガンバ・ガンバの毎日です。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

本日まで掲載していた「精霊棚」のイラストについて、私どもの不適切な取り扱いがあり、横浜市日蓮宗妙福寺さまにご迷惑をおかけしました。
削除して、お詫び申し上げます。(平成28-9-23)

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ジジババ大盤振舞

2015年 08月10日 - 日常

テレビを観ての情報です。
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夏休みがはじまり、お盆に実家に帰省する人も多いと思いますが、このタイミングこそがランドセルの需要期となるとのこと。
来春の小学校入学に備えて、実家でおじいちゃん・おばあちゃんと一緒にランドセル選びをする家庭が多いので、人気モデルはお盆中にかなり売れてしまうそうです。
私が子供の頃、そして我が子のランドセルを求めた頃を思い出しても、お正月から春先にかけて入手したような気がいたしますが、時代は変わっていくものですねぇ。
そういえば、「ラランラン、ランドセルは~♪ ててんてん、てんしのはね~♪」
ランドセル『天使のはね』のCM、キャッチーな曲が流れていますよね。

さらにもう一つ驚いたのは、「お盆玉」なる新語があるそうです。
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おじいちゃん・おばあちゃんや親戚が、お盆の期間に帰省してくる孫や親類の子どもにあげる「おこづかい」のことです。
これをただそのまま渡すのではなくポチ袋に入れて、まるでお年玉のように渡すことを「お盆玉」と呼ぶそうです。
なかなか聞きなれない言葉ですが、最近じわじわと広がってきているそうで、「お盆玉」という言葉がトレンドに踊りでた理由としては企業の戦略はもちろんのこと、しかし、このお盆玉という風習は、東北地方(特に山形県)の一部にもともと根付いていたものなのです。
「初めて聞いた」という方からすると、まるで最近できたばかりの文化のように思えますが、実はちゃんとした歴史のある風習だったようです。

おじいちゃん・おばあちゃんは、孫のためにガンバるのですねぇ。
今の年寄りはお金持っているから、まぁイイか・・・。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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