日常

あじさい開花

2015年 06月4日 - 日常

一昨日から沼津を訪ねていて・・・。
境内には、梅雨の訪れを告げる花、紫陽花(アジサイ)がきれいに色づいていました。
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アジサイの名前にはどんな由来があるのでしょうか?
和名の「あじさい」は集(あづ)・真藍(さあい)が変化したもの。
集(あづ)は集まる、真藍(さあい)は青い花という意味です。
つまり、アジサイは「青い花が集まって咲いている」花の姿を表現した言葉からきました。
さまざまな色を持つように、別名もたくさんあります。
多彩な色の変化から、七変化(しちへんげ)・八仙花(はっせんか)、丸く集まった姿から手毬花(てまりばな)など。
一方、学名は「ハイドランゲア」、これはラテン語で「水の器」という意味です。
アジサイの枝を切ると、1時間もしないうちにしおれてしまいます。
他の草花に比べて葉の気孔が多く、より多くの水分を失うためです。
ハイドランゲアは、水をたくさん欲しがる性質を表した名前といえます。
アジサイの花は乾燥に敏感なので、庭木に水をやる時の目安になるそうです。
一見花びらに見えるのはがく片ですから、雨に濡れても平気です。
また、ブルー系の色合いは、薄暗い梅雨空の下でもきれいに見える色です。
水を好むことといい、アジサイは梅雨時にぴったりの花といえるでしょう。

旧知の友と二晩続けて、近海の鮮魚と銘酒磯自慢をいただきながら、飲み・食い・語ってきました。
今朝は駅前のホテルの窓から富士山のアタマが見え、ホッとした気持ちになりました。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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水無月雑感

2015年 06月2日 - 日常

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日本では、旧暦6月を水無月(みなづき)と呼び、現在では新暦6月の別名としても用います。
水無月の由来には諸説あります。

➀文字通り、旧暦6月というと梅雨が明けて水が涸れてなくなる月であるから水無月というと解釈されることが多い
➁逆に田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」であるとする説
➂他に、田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説
➃水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説

私の説では➃が有力のようですが、現在のように(梅雨時の)新暦6月の別名として用いられるようになってからは、「梅雨で天の水がなくなる月」「田植で水が必要になる月」といった解釈も行われるようになりました。
今年はまさに「水無月」です。
農家の方々は、恵みの雨を待ち望んでいることでしょう。

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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今日から6月

2015年 06月1日 - 日常

最近はクールビズの影響で、衣替えの時期が変化しつつあります。
本来は「衣更え」と書きますが、現代は「衣替え」と書くことが多いようです。
衣替えの週間は、平安時代に宮中の行事として始まったものです。
しかし、当時は今と違って旧暦の4月1日と10月1日に行われていました。 
もっと複雑になったのは、江戸時代の武家社会からで、ここでは4月1日から5月4日と、9月1日から9月8日までは袷「あわせ」(裏地付きの着物)を、5月5日から8月末日までは帷子「かたびら」(裏地なしの単仕立ての着物)を、9月9日から3月末日までは綿入れ(表布と裏布の間に綿を入れた着物)の着用を定められていました。
したがって年4回も衣替えをしていたわけです。
衣替えが6月1日と10月1日になったのは明治以降で、学校や官公庁、銀行など制服を着用する所では、現在もほとんどが、この日に行われています。
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衣替えなんて制服だけかと思えば実は和服を着ている人たちの間でもこのしきたりが今も重視されているのです。
正式には、6月から9月までは単を、10月から5月までは袷を着用するのが決まりです。
僧侶の法衣も、もちろん今日から夏衣を着用します。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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5月は暑かった

2015年 05月31日 - 日常

今年の5月は「暑さ」に関する記録が続出。
東京では「5月の最高気温の平均値」が過去140年間で1位に、「夏日の数」も5月としては過去最多となりました。
福島市でも5月に入って3分の2以上が夏日。
その平均最高気温は26℃以上で、沖縄・那覇市とほぼ同じ気温だそうです。
あと数年もしないうちに、福島でもリンゴ・モモの果樹農家が、バナナやパイナップルを栽培するようになるのではないかと、心配してしまいます。
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今夕の散歩途中に西山を見上げましたら、まことに素晴らしい夕焼けでしたので明日も夏日が予想されそうです。
6月に入っても気温高めの日が続きそうですから、熱中症対策に心がけましょう。

明日6月1日は気象記念日です。
1875年(明治8年)6月1日、現在の気象庁に当たる東京気象台が創設され、東京における気象観測、地震計による観測の始まりの日で、気象記念日はこれを記念したものです。
また、9年後の1884年(明治17年)6月1日には、日本で初めての天気予報が作られました。
最近は民間の気象会社も増えて、天気予報は日々進化を続けています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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羽ばたけ楽天イーグルス

2015年 05月30日 - 日常

昨日は、プロ野球セパ交流戦観戦のため、コボスタ宮城に行ってきました。
対戦は、楽天VS巨人の好カード。
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楽天は、正式には「東北楽天ゴールデンイーグルス」と言い、本拠地宮城県ばかりでなく東北地方に根ざした球団名になりました。
また球団歌「羽ばたけ楽天イーグルス」も、歌詞に東北地方を想起させるフレーズがあり、「杜の都」(宮城県)・「竜飛崎」(青森県)・「磐梯山」(福島県)・「さくらの果実」(山形県)・「銀河鉄道」(岩手県)・「泣ぐ子も黙る」(秋田県)と東北地方6県の事物を歌詞に歌い上げている点が大きな特徴となっています。

試合結果は、楽天が連敗を3で止めて交流戦初勝利。
観戦後は、牛タンをいただきながら勝利の美酒に酔いしれて、楽しい一夜となりました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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紅一点

2015年 05月29日 - 日常

初夏の眩しい太陽の下で、境内の石榴(ザクロ)の花が紅く咲いています。
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さて「紅一点」といえば、大勢の男性の中に女性が一人だけいる様子です。
緑の草原の中に一輪の紅い花が咲いている光景で、女性を花に例えたわけです。
ところで、この紅い花は何の花でしょう。
シャクヤク? ボタン? ユリ?
実は「石榴(ザクロ)」の花です。
中国の宋代の詩人、王安石の「石榴詩」の中にある『万緑叢中紅一点 動人春色不須多』という一節がもとと言われています。
「広い緑の草原に紅い花が咲いている」「春の景色はたったこれだけのことで人の心を動かす」といった意味だそうです。
ザクロは中国ばかりでなく、世界中で広く栽培されています。
日本ではもっぱら観賞用ですが、もちろん食用でもあります。
その花が咲き出すのが、梅雨入りを前にした今頃の季節です。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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5月ー記録的な暑さ

2015年 05月28日 - 日常

昨日の午後から上京し、今朝は新橋のホテルで朝を迎えました。
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夕べは、先月に行われた大きなイベントの総括とでも言いましょうか、品川駅前のホテルで中華料理を突きながら老酒をグビグビしながら、反省会を行いました。
7年後にはまた大きなイベントを控えています。
そのためにも微細の部分まで検証して、将来をみつめなければいけないことでしょう。

この5月は全国的に記録的な暑さとなりました。
週末も気温の高い状態は続くと予想されるため、今週末は引き続き熱中症に警戒だそうです。
あす29日(金)も晴れて、日中の気温はほとんどの所で25℃以上の予想です。
室内でも高温多湿の環境では、熱中症にかかりやすくなりますので、意識的な水分補給を行いましょう。
湿度が高い時は、衣服は綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選びましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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嘆きを流行にからめ

2015年 05月26日 - 日常

「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」。
第一生命保険は昨日(25日)、第28回サラリーマン川柳コンクールで、得票が多かった上位10作品を発表しました。
「妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴」など、妻や自らへの嘆きを流行にからめた作品が目立ったようです。
1位は「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」。
何とかやせたいと、肥満に悩む男女双方から多くの支持を得ました。
昨年10~12月に4万138作品の応募があり、入選した100作品について投票を呼びかけ、11万2504票が寄せられた、と報道されています。
共感できるものもたくさんあり、昨今の世相があらわれた作品ばかりです。

今日は目一杯の予定があって、夕方散歩は6時過ぎからとなりました。
そのおかげか、西山に沈んだ夕陽の残像が湖畔の水面に映ってとてもきれいに写っていました。
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自然の名景を眺めていると、嘆きからも流行りからも乖離されて、洗心の思いが募ります。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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ゆず沢の茶屋

2015年 05月26日 - 日常

私が幹事を担当する「昼食会」が来月催されるために試食に行きました。
メンバーは地方出身者で東京住まいの方々ですので、田舎料理を食していただこうと山間のお店を探ってきました。

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「さやさやゆれる藍染めののれん、木の香ゆかしい板の間、炭火はじける囲炉裏端、様々の墨絵たたずむ小画廊。
ここにはゆったりと流れる時と心なごむ風景があります。
おばあちゃんが、あったかいものをあったかいうちにと、まごころをこめてつくった手づくりの味があります。
おにぎり、田楽、煮物、懐かしいあの日に出会ってください。」
これがお店のうたい文句です。
今回は、お昼のピーク時を過ぎていたこともあって、待つことなく座敷席へと案内されました。
BGMとして、静かなクラシック曲が流れていて、落ち着いた雰囲気づくりに一役かっておりました。
木々に囲まれ落ち着いた雰囲気の中でいただける懐かしの「ゆずみそ焼きおにぎり」はまた格別で、早速予約して帰ってきました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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ツバメの巣作り

2015年 05月24日 - 日常

ツバメの巣作りが盛んになってきています。
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昔は農村に行けば、巣を架けやすい木造の民家があり、周囲には広い田んぼと餌となる昆虫が沢山いました。
ツバメにとっては安全な住み処を提供してもらい、人間にとっては田畑の害虫を駆除してくれるわけですから、のびのびと人間とツバメが共存していたわけです。
現在は、田畑だった場所は住宅地や駐車場などに変わり、餌となる昆虫も激減しました。
木造で巣が架けやすかった民家は、新建材で立て替えられ、ゴミが増えて天敵のカラスも増え、ツバメには棲みにくい世の中になってきました。
外壁の目立つところにある巣は、ごっそり欠けているものが目に付きますが、これらの殆どはカラスに襲われて破壊されたものです。
場合によっては建物の中にも入り込んできて、巣を壊して卵や雛をごっそり持ち去ってしまいます。
一度襲われた場所は、再び巣を架けてもまた襲われる可能性が高いですから、生き残った親はより安全な場所に巣を移動しなくてはなりません。
条件はどんどん厳しくなるばかりです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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