2015年 04月28日 - 日常
明日29日は、立正院春の恒例法要「鬼子母尊神大祭法会」が執り行われます。
また、天童稚児の練供養も併修され、30余名のお稚児さんが法要に花を添えてくれます。
檀信徒各家先祖代々の追善法要、各家家内安全息災延命の祈願法要の2座が奉修されます。
檀信徒の皆様はじめ、同信の皆様のご参詣をお待ち申し上げます。
何につけてもお天気に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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2015年 04月27日 - 日常
今日のTV「ぶっちゃけ寺」で座布団の表裏・前後について驚嘆の声をあげていました。
坊さんが改めて騒ぐことでもなく、一般の人の常識がなさ過ぎるのではないでしょうか。
座布団は4辺のうち、1辺のみ縫い目のない、輪の部分があります。
この1辺が正面となります。
また、座布団の中心に縫い付けられている糸の房があるほうが、座布団の表です。
したがって房のある方を上に、さらに座布団を敷いたときに輪が膝前にくるように、座布団をすすめます。
座布団に座る時は、足で踏まないように心がけてください。
なぜならば座布団は用意してくださる側のこころが込められていると心得るからです。
座布団の脇で膝を着いた状態になり、膝から座布団に入るようにします。
座布団から降りる際も踏まないように注意します。
それを仏様に対する云々というのは後からのコジツケで、対人間であっても同じことなのです。
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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2015年 04月26日 - 日常
連日、春の陽光がまぶしく輝いています。
月の上旬はぐずついたお天気でしたが、東北の空にようやく青色が戻ってきました。
境内のソメイヨシノはすでに葉桜ですが、八重桜が見頃を迎えています。
山の桜は種類もいろいろ。
ヤマザクラ、シダレザクラなどなど山の斜面を彩る花はまた違った美しさがあります。
ふもとのサクラを楽しんだ後は、花を追いかけて山へ出かけるのもいいですね。
夕方の散歩道、鼻歌を口ずさみながら湖畔を歩いていましたら、西山(安達太良山)に沈む夕日が水面に反射して、ダイヤモンド富士に勝るとも劣らない光景に、思わずらくらくフォンのシャッターを押しました。
ゴールデンウィークの天気も今年は晴れマークが続いています。
身も心もリフレッシュして満喫できる方、ガンバってください。
さて、法華坊主は如何に過ごしましょうか?
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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2015年 04月25日 - 日常
今日(4月25日)から5月10日までの16連休という方も居られるそうです。
ゴールデンウィーク(Golden Week)が和製英語であることは、皆さんご存じでしょう
1948年に「国民の祝日に関する法律」が施行され、連休がある4月末~5月初めの1週間の映画館入場者数が増加します。
そこで大日本映画製作株式会社(通称「大映」。1942-2002)が放送業界用語の「ゴールデンタイム」をヒントに「最高に素晴らしい1週間」という意味で「黄金週間」と命名し、よりインパクトの強い「ゴールデンウィーク」となったそうです。
ゴールデンこウィークは、こうして当初は映画業界で使われていたものが、一般にも広がったのです。
今日は音楽堂で「薬師寺まほろば塾・福島塾」を観てきました。
薬師寺・山田法胤管長の法話や、『女性の品格』で有名な坂東眞理子昭和女子大学長の講演も興味がありましたが、一番気になっていたのが声明公演です。
「声明(しょうみょう)」とは、日本の仏教儀礼で用いられる声楽曲の総称です。
インドにおける原始仏教教団の成立に伴ってその原型が起こり、仏教の東進に従い中国を経て日本にもたらされました。
単旋律による無伴奏の声楽曲で,その理論や旋律様式,声楽的技法は後世のさまざまな声楽分野の形成に多大な影響を与え、日本音楽の源流ともいわれています。
現行の声明はほぼ天台声明と真言声明の流れで、法華宗は天台声明に属します。
山田管長大導師、薬師寺一山大衆のもと「東日本大震災復興祈願」と銘打っての「薬師悔過法要」は見応え聞き応えがありました。
法華宗でも法要の中で「声明」は行いますので、井の中の蛙にならぬよう他宗の法要を観るのも大いに勉強になりました。
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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2015年 04月23日 - 日常
日本酒好きの方なら、もちろんご存じの銘酒「獺祭」です。
「だっさい」と読み、その意は
1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。
2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座の周囲に置いて参照し、自ら「獺祭魚」と号したところから》詩文を作るとき、多くの参考書を周囲に広げておくこと。
だそうです。
この「獺祭」が銘柄になった日本酒があります。
酒名は、正岡子規の別号「獺祭書屋主人」と蔵のある地名をかけて命名。
精米歩合は全量50%以下で、造る酒は純米大吟醸酒か純米吟醸酒。
精米の極限ともいえる23%まで磨いた「磨き二割三分」は純米大吟醸酒の最上級ブランド。
原料米は山田錦で、仕込み水は蔵内の井戸水。
蔵元の「旭酒造」岩国市周東町獺越に所在し、昭和23年(1948)創業。
法華坊主のブログで日本好きを書き込んでいるおかげでしょうか、春のお供えに「獺祭」”磨き二割三分”(23%精米)が山口の知人から届きました。
嬉しぃ~ありがとうございます。
2014年4月、バラク・オバマ米大統領が来日した時に安倍晋三首相がプレゼントしたのが、「獺祭」(安倍首相の地元・山口県の日本酒)の中でも最高級品の【磨きその先へ】というのはご存知ですか?。
720mlで¥32,400です。さすが首相、庶民は手が出ませんなぁ~。
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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2015年 04月21日 - 日常
ピカピカの一年生も入学して早や2週間を迎えました。
小学生の通学に欠かせないランドセルは、オランダ語のランセル(ransel)からきています。
もともとは兵隊が背負う布製のリュックで、これを通学に取り入れるようになりました。
布製から革製になったのは、明治20年、総理大臣だった伊藤博文(いとうひろふみ)が、皇太子殿下が入学するお祝いに特注品を作らせたのが始まりです。
それが定着するのは昭和30年代ですが、黒や赤といった定番カラーが主流でした。
今はピンクやブルーなどのカラーバリエーションも増え、形や素材もさまざまになりました。
6年間使うランドセルは、幼少期の思い出がいっぱい詰まっていますね。
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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2015年 04月20日 - 日常
旅先の居酒屋で「季節の野菜天婦羅」なんていうメニューを注文し、冷凍の具材を揚げた一品を首を傾げながら喰らいついていましたが、きょうは地物のタラノメを頂戴いたしましたので、夕方の食卓は「初物」をてんぷらでご馳走になりました。
「初物(はつもの)」とは、その季節の最初にとれた野菜・果物・穀物・魚などのいわゆる、走りの物を言い、「旬(しゅん)」とは、魚介類・野菜などの味のよい食べ頃の時期、すなわち出盛りの時期を言います。
さらに「はしり」とは、その季節に初めて出回るもの、いわゆる初物のことです。
その反対で、今年もシーズンが終わりだなという時期を「なごり」といいます。
その間の出盛りのものを「旬」といいます。
旬の走りと旬の名残から「はしり」と「なごり」が生まれたと考えられます。
「はしり」も「なごり」も食材の旬を感じる言葉で、ちょっとした時にすっと出てくればおっと思われる用語です。
「初もの七五日」といわれるように、その年の初物を食べると75日寿命が延びて長生きできるという諺もあります。
その由来のひとつが初物には生まれたての生気がみなぎっているからと言われて来ました。
生気がみなぎる初物を食べることで、新しい生命力が得られると考えたのです。
初ものの「タラノメ」をいただきましたから、月末のイベント成就にめけてまたまた頑張りましょう。
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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2015年 04月18日 - 日常
『週刊アスキー』が行った「最も好きなお酒のジャンルは?」のアンケート結果発表が先日ありました。
日本酒が30%の票を得て一位、続いてビール(26%)、ワイン(15%)、ウイスキー(12%)、焼酎(10%)・・・という結果でした。
「とりあえず生」で需要が高いビールを押しのけて日本酒が一位というのは、やや意外でした。
今、日本酒がかつてないほどのブームと聞きますが、まさしくそうなのかもしれません。
私も家で晩酌するときは1杯目にビールで喉を湿らせて、日本酒を飲み始めるスタイルなので、日本酒が大好きなのです。
最近も友人と一杯酌み交わすときは日本酒が主流で、秋田の友人からは「雪の茅舎」、山形の友人からは「十四代」、静岡の友人からは「磯自慢」、金沢の友人からは「天狗舞」等々、お国自慢の蘊蓄を語り合いながらグビグビやってます。
私は県内産の「飛露喜」がお薦めですが、これがなかなか入手困難で、いまは地元の「大七」「奥の松」に依存しています。
最近は日本酒の海外進出や若い女性の人気もあって、日本酒ブームが再来しているとも言われています。
法華坊主も、宮澤賢治の「雨ニモ負ケズ」に倣って、「一日に日本酒四合と 味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず」を実践(?)しています。
そして今夜は、itoさんから頂戴した「蓬莱 花薫」(飛騨の酒)をいただきました。
見た目も艶やかなお花見ラベルの春限定品です。
花々を思わせる華やかな香り、春風のようにフレッシュで爽やかな優しい味わいで、春を感じるお酒でした。
ありがとうございました。 法華坊主 Joe
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2015年 04月17日 - 日常
冬の間、厚い雪におおわれて、真っ白にかがやいた山肌も徐々に黒っぽい地肌をのぞかせて、それと共に山肌には「雪形」と呼ばれる残雪がつくりだす造形美が現れて来ました。
我が家の裏山=吾妻小富士には「種まきウサギ」または「雪ウサギ」と呼ばれる雪形が見られます。
昔から地元の農民はこの「ウサギ」を見ることによって春の訪れを知り、苗代に種まきを始めたともいわれ、現在では福島地方の早春のシンボルとして一般に親しまれています。
他にも、北アルプスの爺ヶ岳には「種蒔き爺さん」と呼ばれる雪形が現れます。
また中央アルプス宝剣岳の稜線上には「島田娘」と呼ばれる、左を向いた日本髪のお嫁さんの形がきれいにあらわれます。
さらに北アルプスの鹿島槍ヶ岳には「下り獅子」と呼ばれる、ライオンが山をかけ下るような形がうき出ています。
北アルプスの五竜岳では甲斐の武田氏の家紋そっくりの雪形が現れます。
これらは、いずれも雪の消えた地面が形をなすものですが、ふもとの人々が残雪の山を見上げて名付けられたたものでしょう。
雪国の山ろくに暮らしを営む人々は、昔からこれらの雪形が現れると、種を蒔いたり、田植えを始めたりと農作業を始める上での、自然のこよみとして利用して来たんですね。
ありがとうございました。 法華坊主 joe
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