日常

「飛信子」って知っていますか?

2015年 03月26日 - 日常

沼津から帰ってきて境内を見渡しましたら、新しい花が咲いているではありませんか?
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これは何という花ですか?
聞くところによると「ヒアシンス」とか・・・。
去年おぼえた「ムスカリ」の大きいやつかと思ったら、むかし子供のころ「水栽培」した花と聞いて、これまたビックリ。

ヒアシンスは、地中海沿岸原産で、16世紀中期にイタリア経由でヨーロッパにもたらされたそうです。
日本に入ってきたのは安政~文久年間(1854~1863)とされており、当時は「ヒヤシント」と呼ばれ、特に黄花種は黄水仙とも言われました。
明治時代には「飛信子(ひやしんす)」「風信子(はやしんす)」などの字が当てられ、現在でも残っています。
満開になった頃また紹介いたしましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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春の富士

2015年 03月26日 - 日常

今日とは言っても日付が変わってしまいましたので昨日(25日)ですね。
25日は、沼津の本山に行ってきました。
その用事は、4月5~6日に奉修される大法要の準備の為です。
朝イチの新幹線を乗り継いで、三島駅に着いたらホームから富士山がクッキリと見えるではありませんか?
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タクシーに乗車して本山の大本堂の前のサクラはご覧のとおりです。
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あったかいんだからぁ

遅くまで仕事して、同僚とともに地元の先輩からご馳走になった駿河のお寿司屋さんの美味はサイコーでした。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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サクラ、東京で開花

2015年 03月24日 - 日常

今日は彼岸の明けです。
今年の場合、3月18日が彼岸の入り、3月21日が彼岸の中日(=春分の日、祝日)、3月24日が彼岸明けです。
お彼岸は迷い、悩み、煩悩に惑わされている人間が、悟りの世界と通じるときでもあります。
自然に寄り添う暮らしの中で、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になるよ。
「暑さ寒さも彼岸まで」には、励ましの意もあったのでありましょう。

昨日、今日と東京に行っていました。
気象庁は昨日(23日)、平年より3日、昨年よりも2日早く、東京でサクラが開花したと発表しました。
たしかに日中はたいへん暖かく、ポカポカ陽気に心もウキウキ.
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サクラの開花が遅くなるか早くなるかは、冬の低温と春先の高温に左右されます。
桜は、花の元になる花芽を夏につくり、秋になると休眠に入ります。
花芽は、冬の低温に一定期間さらされると休眠から目覚めます。
これを休眠打破といいます。
そのあと花芽は、気温が高くなるにつれて生長し開花します。
冬が寒く春先が暖かいほど、花芽の成長が早く開花が早まります。
桜は、開花から約1週間から10日程度で満開になるとされています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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仏道修行の一週間

2015年 03月22日 - 日常

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お彼岸は、ご先祖さまへご供養するだけでなく、私たち自身が仏道修行を実践する一週間でもあります。
「彼岸」とは悟りの世界。
心穏やかな悟りの境地に至るには、次の6つのことを実践することが求められます。

1「布施」(ふせ)・・・・財や心を他人に施すこと
2「持戒」(じかい)・・・・心を戒めること、他人に迷惑をかけないこと
3「忍辱」(にんにく)・・・不平不満を言わないこと、腹を立てないこと
4「精進」(しょうじん)・・常に努力をおしまないこと、全力で物事にあたること
5「禅定」(ぜんじょう)・・心を静かに保つこと、反省を忘れないこと
6「智慧」(ちえ)・・・・・真実を見る智慧、正しい判断力を身につけること

この6つの修行を仏教では六波羅蜜(ろくはらみつ)と呼びます。
6つのこと、みなさんは実践できていますか?
普段の生活に照らして考えてみてください。
頭では思っていても、なかなか実践できないことばかりですよね。
この6つの修行を、春と秋の年2回みんなで実践しようというのが、お彼岸の教えです。
もちろん、お彼岸に、お寺やお墓、仏壇にお参りするのも「六波羅蜜」の実践に通じる大切な仏道修行です。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるくらい、お彼岸の季節は穏やかな季節です。
せめてお彼岸の一週間は、お寺にお参りし、心穏やかに、仏道修行に励んでみてはどうでしょうか。

六波羅蜜の修行は、自分の心がけひとつで誰にでもできることです。
6つの修行を通して心豊かな人柄を身につけましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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暑さ寒さも彼岸まで

2015年 03月20日 - 日常

お彼岸というのは私たちの住む現世から、向こう岸にある迷いのない、悟りの世界へ渡るための仏道修行期間です。
浄土へ渡るために仏教の教えを守り、行いをつつしむ期間です。
3月と9月の年2回で、今ではそれぞれ春分の日と秋分の日と結びつき、墓参りなどをする年中行事となりました。
祝日法でも春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされ、秋分の日は「先祖を敬い、亡き人を偲ぶ日」と定められています。
期間はそれぞれ7日間ずつとされていて、例えば3月だと春分の日の3日前が彼岸の入り、春分の日が中日、3日後が彼岸の明けとなります。

「暑さ寒さも彼岸まで」のことばのとおりお彼岸は季節の区切りとされています。
ただ、昼と夜の長さが同じだからといって同じ気候になるというものではありません。
暑さの名残りがあるため、秋分の日の方が10度以上も気温が高いのですが、厳しかった残暑の暑さも、冬の寒さも、秋分の日、春分の日を境に目処がついてくるということから「暑さ寒さも彼岸まで」というようになったのです。

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明日は彼岸のお中日。
お彼岸の期間中にはお墓参りにでかけるのが風習となっています。
念入りに掃除をするなどお墓の手入れをしてお参りをして、仏壇にはぼた餅、季節のくだものやお花を供えて毎日手を合わせます。
お彼岸に仏事をちゃんとすると仏様からの功徳があるといわれています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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お彼岸は日本だけ

2015年 03月19日 - 日常

彼岸といえばお墓参りが頭に浮かびますが、彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事です。
日本では、神仏両方を共にまつるという風土があるので、太陽神を信仰する「日願」と仏教の「彼岸」が結びついたからという説があります。
また、春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事となりました。
「春分」と「秋分」は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を「此岸」(しがん)といいます。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む「秋分」と「春分」は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。

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福島はじめ北国の地方では、昔は春に生花を求めることが困難であったため、代用のお花をお墓に供えていました。
春の彼岸の時は、木を削り色を付けた華やかな花(造花)をお墓に供えたものです。
近頃は一年中いつでも生花を入手することが可能ですが、いまだに春彼岸には造花をお供えしています。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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今日彼岸 菩提の種を 蒔く日かな  

2015年 03月18日 - 日常

春分の日を中日として、その前後3日、合計7日間を「彼岸(ひがん)」といい、最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸の明け」と呼びます。
お彼岸を迎える前に、お墓の清掃をしましょうね。
雑草が生えていたり、ゴミが散らばっていたりしてはご先祖様に申し訳がないですからね。
また、場所によってはお供え物を禁止している所もあるから、事前に調べてからお墓参りをするとよいでしょう。
➀ お墓のまわりの雑草やゴミをとりのぞく。
➁ 水鉢や花立て、香立てはゴミがつまりやすので丁寧に洗う。
➂ 墓石は水をかけてよく洗い、タオル等で水気を拭きとって仕上げる。
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「春分」と「秋分」は、いずれも二十四節気のひとつで、暦の上では春と秋の折り目となります。
「春分」と「秋分」は、昼と夜の長さがほぼ同じになりますが、 春分以降は昼が長くなるため寒さが和らぎ、秋分以降は秋の夜長に向かうため涼しくなっていきます。
こうして彼岸を迎えれば厳しい残暑や寒さに目処がつくため、「暑さ寒さも彼岸まで」というようになりました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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「旬」を味わう

2015年 03月17日 - 日常

日本人は初物を大変好みますが、それはいったいなぜでしょう?
昔から文化的なことは季節を先取りするのをよしとしてきました。
たとえば、着物の柄ひとつにも配慮し、一歩早めを心がけたのです。
今でもお洒落な人ほど季節のファッションを先取りしますね。
たとえば、秋になったら人より先にコートを着るとか、または逆に春になったら人より早くコートを脱ぐとかするのです。
いち早く「旬」を味わうことに大きな喜びを感じるのですね。

そこで寸暇を利用して、14日に開通した「北陸新幹線」に乗車してきました。

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東京発⇒金沢行「はくたか」、それも切符の手配が間に合わず自由席に飛び乗り、また限りある時間の関係で「上越妙高駅」で下車してUターン。

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上越妙高駅の滞在時間は約20分、上りの「はくたか」に乗って大宮駅まで・・・。

途中、浅間山がクッキリと車中からでも見えました。
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大宮駅からは東北新幹線「やまびこ」に乗り換え、無事帰宅という強行日程。
帰ってきて夕刻には月参りに出かけてきました。フゥ~

もう少し待てば流行りが終わり、開通フィーバーも落ち着きますが、それまで待つのは野暮。
「初物に手を出すのが、日本人の粋の証」なんて勝手な自論を主張して、彼岸前のリフレッシュ。

今日の福島市の最高気温は、22.4℃。
もちろん今年最高で、5月中旬並みの気温です。

ありがとうございました。  法華坊主 Joe

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去就交交

2015年 03月14日 - 日常

夜行寝台特急で唯一のブルートレインで14日のダイヤ改正で定期運行を終える「北斗星」の最終列車が13日、JR上野駅を出発しました。
東北本線を北上し、福島駅を発車する時刻は22時29分。
福島駅のホームには約100人の鉄道ファンらが詰め掛け、ラストランを見送りました。
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その中には二男とともに法華坊主の姿がありました。
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上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」は、現在、定期運行を続ける最後のブルートレインですが、JR東日本とJR北海道は13日午後の便を最後に定期運行を廃止となりました。
北斗星は、1988年、青函トンネルの開通を機に運行を始め、豪華な食堂車や個室寝台など、日本の豪華寝台特急の先駆けとして人気を博してきました。
しかし、最近は客車の老朽化が進み、航空ネットワークの充実で乗車率も6割ほどに落ち込んでいました。
また、2016年春に北海道新幹線が開業予定で、青函トンネルの検査や走行試験が行われることから、運行日程の確保も難しくなっていました。
これにより、親しまれてきた青い客車の寝台特急「ブルートレイン」は全て姿を消すことになりました。

そして今日、朝から北陸新幹線開通の報道が各局で流れています。
長きにわたる仕事を終え去っていくもの、そして、これからの活躍の場にようやく就いたもの。
交交する感、微妙ですね。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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忘れないでください

2015年 03月13日 - 日常

昨日(12日)までの被災地巡りを済ませ、昨夕は叔母のお通夜をお勤めしました。
8日に亡くなられましたが、東日本大震災の諸行事の都合で今日の葬儀告別式まで待っていただきました。
故人ならびにご遺族の皆様にはご迷惑をおかけしましたが、納骨埋葬まで無事済ませることが出来てホッとしています。
ご冥福をお祈りいたします。

11日、あの大震災から4年が経ちました。
時の経過とともに、日常を取り戻すことができている人も多い反面、まだまだ困難な状況の中、復興への長い道のりを覚悟しながらも、必死にがんばっている人がたくさんいることを忘れないでください。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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