日常

春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)

2014年 04月16日 - 日常

春眠暁を覚えず、ということわざをご存知のことでしょう。

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春はなぜ眠くなるのでしょうか?
まず一つとして考えられるのが、春は日が長くなるので、活動時間が長くなり、結果的に就寝時間も遅くなって睡眠不足になってしまうのです。
次には暖かくなると新陳代謝が活発になり、ビタミンB1が必要します。
日本人は白米でお腹をふくらせているので、ビタミンB1が不足しがちで、世界の中でもいねむりをよくしてしまう国民なのだそうです。

眠気を感じる時期は、最低気温6度から15度ぐらいの時期であるとしています。
ちょうど布団をかぶって暑くもなく寒くもなくといった気温で、なかなか布団からも出られないのではないでしょうか?
この気温は東日本や西日本の太平洋側では3月末から5月の中頃に当たり、ちょうど年度が変わる時期から連休明けの時期なので、環境の変化による心労や、また連休で遊び疲れた結果、眠くなるということも考えられるではないでしょうか?

春眠暁を覚えずとは、春の夜は心地よいので、朝になったことにも気づかず眠り込んでしまうという意味です。
日本人的食生活や年中行事・昼夜の長さの逆転に加えて、心地よい温度が春の眠りを誘うのではないでしょうか?

ところで、春ばかりではなく「年中暁を覚えず」といった生活をしている人はいませんか?
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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桜花雑感

2014年 04月14日 - 日常

福島県内も桜が開花や満開となりました。
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それに伴い各地でお花見が盛んに行われています。
この花見は、もとは春の農事に先立って、花の下で神酒を供え農作を祈願したのが始まりとされています。
奈良時代は、中国から梅の花が伝わり、梅を鑑賞するのが花見でした。
それが平安時代に桜へと人気が移り、以来「花見」といえば桜の花となりました。
慶長3年(1598)の春に、豊臣秀吉が京都の醍醐寺で催した花見は、諸大名ら約1300人を従えて盛大に行われ、「醍醐の花見」として記録に残っています。
江戸時代、徳川家光は奈良・吉野山の桜を上野に移植させ、上野を桜の名所にしました。
さらに8代将軍吉宗は、飛鳥山や隅田川堤など多くの場所に桜を植える政策をとり、江戸に桜の名所をたくさん作りました。
江戸時代から花見の定番となっている花見団子。
串に刺さった三色団子の、ピンクは春の桜を、白は去りゆく冬の雪を、緑はこれから来る夏を表したものだ、ということを聞いたことがあります。

「花より団子」ということわざは、「風流に花を見るよりもお腹の足しになる団子を食べる方を好む」ということから、外観よりも実益を選ぶという意味です。
時には、風流のわからない人を批判するときにも使います。

我が家の周りにも名所がたくさんありますので、ゆっくりと夜桜見物などをして風流を楽しみたいものですが・・・?。

夕陽が綺麗です。明日もお天気良さそうですね。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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大震災より、37ヶ月の月命日

2014年 04月12日 - 日常

昨日は、岩手県盛岡市において東北教区の新年度役員会がありました。
会議は午後からですが、11日でもあったのでまずは被災地のご回向をしてから会場に向かおうと思い、宮城県名取市閖上・日和山に車を走らせました。
毎月訪れているる場所ではありますが、月命日はどことなく胸が締めつけられるような気がします。
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まだ朝が早いせいか、山上にはお参りの人の姿はありません。
でも此の地に、いまだに行方不明の方は間違いなくおられるのです。
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山からすぐそばの所に閖上中学校があります。
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この学校では、大震災によって14名の生徒が亡くなっています。
今年も全国各地の中学校で新入生を迎え、新しい旅立ちが始まったことでしょうが、この14名の尊い命は決して帰ってくることはないのです。
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県道10号線を北上し閖上大橋を渡ると、仙台市若林区に入ります。
荒浜地区には、昨年の3回忌の折に建立された聖観音像があります。
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月命日といっても、3年1か月ともなるとお参りの人の数は少なく、あの大災害は人の心からだんだん忘れ去られていくものなのでしょうか。
いつまでも、ひとりでも、お参りを続け「供養と祈願」を実践することを再誓しました。

午後からは会場のホテルで、前年度の活動報告・決算と今年度の活動計画・予算が協議され、仲間とともに新年度のスタートを実感しました。
夜の懇親の席では、会話が弾むと同じように酒量も急ピッチで酣を迎え、楽しいひと時を過ごすことができました。

今朝、食事を済ませて帰路につきましたが、久しぶりに一人で300キロの運転はしんどいものでした。
009しかし、御所湖から見る残雪の岩手山は雄大です。
いつも見慣れている吾妻・安達太良連邦とはひと味違った魅力がありました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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筍と蘭で、春を満喫

2014年 04月10日 - 日常

昨日、日帰り上京している留守の間に、静岡に居られる親しい先輩より「初物の筍(たけのこ)」が届いていました。
福島では早くてもGWころに収穫する筍ですが、先輩よりは毎年この時季になると旬の味覚をお送りいただきます。
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これがまたスゴイ。
届いたらすぐに食べられるようにと、ご自身で掘りあげたモノを、すぐさま奥様が皮を剥いて湯掻き、クール便で届けてくれるのです。
よって筍独特のエグミは全くなく、軟らかくて美味しい筍をいただきました。
毎年我が家は、この行為=好意に感謝し驚いています。

皆さんは「春蘭」という花をご存知でしょうか?
先日お参りに来られたご婦人方が、境内にあるこの花を見つけて「ジジババ」だと言って喜んでいました。
春蘭は野生ランの一種で、日の差し込むやや乾燥気味の雑木林や松林などに自生するそうです。
主な開花期は早春から春、地際から花茎を出しその先端に淡い黄緑色の花を1輪咲かせます。
大きさは5cm前後で、花茎はさほど長く伸びず、葉の陰に隠れるようにひっそり咲く姿が可憐です。
葉っぱは細長く幅はおよそ1cm、長さは30cmほどに伸び、緩いカーブを描いて垂れ下がります。
春蘭の別名は「ジジババ」。
花姿をこまかく見ていると、上の方におばあさんが頭にかぶる”ほっかむり”、下の方におじいさんの”白いひげ”、があることから、そう呼ぶそうです。
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花に対してまったく無知の法華坊主もまたひとつお利口さんになりました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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H先生、お疲れ様でした

2014年 04月9日 - 日常

今日は、母校の教壇に後輩が初登壇という情報を聞いて、すかさず上京しました。
「日蓮教学の諸問題(一)」というテーマの授業でしたが、H先生の丁寧なる講義はあっという間に90分のコマを費やす熱弁でした。
授業終了後、先生と一緒に昼食を摂りましたがこれまた楽しいひと時で、先生の帰りの飛行機の時間まで歓談させていただきました。
これからの授業が楽しみですので、昭和50年代の大学時代を憶い起こし、出来たらまた聴講したいと考えています。

帰りに所要があって呉服橋付近を歩いていましたら、桜が満開でした。
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寺に帰って来てPCに向かうと、今日でXPがサポート打ち切り。
時代遅れのアナログ人間は今後が思いやられます。
日進月歩の電子社会、機器に追いついて行くのは至難のことです。
8(エイト)がまだ駆使出来ない法華坊主にとっては、しばらくサポーターが側にいてくれないと不安ですね。

いまTVを観ていて思わず「小保方さん、泣かずにガンバレ」と叫んでしまいました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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花まつりに、桜開花

2014年 04月8日 - 日常

今日は花まつりです。
お釈迦さまの御降誕(誕生)を祝して行う法会です。
各地の寺では花御堂を設け、堂の中に水盤を置いてお釈迦さまの立像を中央に安置し、参詣者が御像に甘茶を注いでお参りします。
甘茶をかけるのは、お釈迦さまの誕生の時、9つの龍が天から清浄の水を注ぎ産湯を使わせたという伝説に由来します。

今日、福島市では桜(ソメイヨシノ)の開花発表がありました。
皇居の乾通りをはじめ、各地から桜花爛漫の便りが届いていますが、ようやくみちのく福島も、春本番の仲間入りです。
2月の大雪で、平年並みの開花が危ぶまれていましたが、去年より3日遅く、平年より1日早い開花で、見頃は今週末ということです。

立正院の境内にも、東日本大震災復興を祈念して植樹が行われた数本の桜があります。
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そのうち、やはりソメイヨシノの花が7輪咲いて、「きしもじん桜」の開花宣言となりました。
また境内の水仙(スイセン)も今が盛りです。
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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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三春(みはる)=梅・桃・桜

2014年 04月7日 - 日常

今月4日(~8日)から実施されている「春季皇居乾通り一般公開」が話題を呼んでいます。
天皇陛下の傘寿を記念した一般公開で、乾通りには、合計76本の桜の木が植えられているそうです。

福島市も予報通り明日8日には桜の開花が発表されるような蕾のふくらみです。
福島県には「三春(みはる)」という地名があります。
滝桜で有名な福島県三春町は、梅・桃・桜が一度に咲き揃うので「三春」となったそうです。

梅・桃・桜の見分け方は、花びらが 梅=丸、桃=尖っている、桜=先割れ になっているそうですから、よく観察してみたいものです。

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ありがとうございました。  法華坊主 joe

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清明雑感

2014年 04月5日 - 日常

24節気のひとつ清明とは?
4月5日頃(今年は今日4月5日)および穀雨までの期間。
春分から数えて15日目頃。

春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したものです。
この頃は桜の花が咲きほこり、お花見シーズンの到来を意味します。
万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。
南の地方では、越冬つばめが渡って来る頃・・・。
雨が多い時季で、暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりもします。
沖縄では「清明祭(シーミー)」といって、墓前に親族が集まり、酒・茶・お重を供えた後、皆でご馳走をいただく習慣があるそうです。

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今日は朝イチで沼津に行って来ました。
御本山の大会(だいえ)=千部法要に出仕して来ました。
千部会については、改めて解説しましょう。

法要の後、親しい後輩といつものお寿司屋さんに寄って来ました。
彼がうちのカミさんにお土産を提供してくれました。
ご馳走様でした。
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ありがとうございます。  法華坊主 joe

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雨のち晴れ、春の天気は気まぐれ

2014年 04月4日 - 日常

ここ2日間、機器音痴の法華坊主は、PCのトラブルでブログが出来ませんでしたが今日より更新します。
トラブルの原因は、ログイン画面へのアクセス制限?。
Kahoさんの協力を得て復旧しました。ありがとうございました。

今朝は春の嵐で、大雨と強風。
綻び始めた桜の蕾は、足踏み状態。
朝イチで出かけた人間ドッグ施設のそばで見つけた梅の花も、春の冷たい雨に打たれながらもジッと我慢して、春を告げる姿が健気に見えます。
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今日は、何もかにもトラブル続きで疲れました。
季節のせいか、天気のせいか、それとも年齢のせいか、体調のせいか?
PCはすぐに復旧しましたが、法華坊主の身辺トラブルはなかなか復活しません。
明日は、春の恒例大法要=御本山出仕の日ですから、心身ともに健全にしてガンバって来ましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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新年度 思い切って・・・。

2014年 04月1日 - 日常

自分を変えたいと思ったら、思い切って新しいことをやってみるんだね。

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今日から新年度(平成26年度)が始まりました。
各地で入学式や入社式が行われ、期待と希望を胸に、真新しい制服やスーツに身を包んだフレッシュな一年生や新社会人が街を行き交う光景は、本格的な春の訪れを感じさせます。
日本気象協会が3月19日に発表した福島県の桜の開花予想では、いわき市(小名浜)が4月8日、福島市が10日で、満開はいずれも13日が見込まれています。
開花・満開ともに平年並みですが、昨年より5~10日ほど早い予想です。
県内のほかの地域も20日ごろまでに満開を迎えそうです。
また、渓流・湖水釣りが解禁になったり、山開きの予定が発表される等、ファン待望の好シーズン到来です。
ただし、今月は朝晩と日中の気温差が激しい月でもありますから、夜桜見物やアウトドアに出かける際は、防寒対策にも注意して、新年度を元気にスタートさせてください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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