日常

あめ、あめ、ふれ、ふれ・・・

2013年 06月14日 - 日常

東京は、昨日一日雨降りのようでしたが、私の周りははまったく雨が降りません。
期待していた台風3号は大きく東へ逸れ、でも梅雨前線は少し脅かされて曇り空を装っていますが、雨はなし。
今日も「曇り一時雨」の予報とは違い、30℃を超え、晴れ間が広がっています。
「恵みの雨」が待ち遠しいですね。
恵みの雨とは、大地をうるおして草木を生育させる雨。慈雨。また一般に、天の助けのように降る雨。

まったく話はそれますが、先日ある田舎の町を訪ねたとき、昔懐かしい光景を見ました。

この頃のほうが良かったのではないですかね。
貧しくても、苦しくても、人の心に温もりがあったのではないでしょうか。

日蓮聖人の時代、雨乞いをしたという記録があります。
「鎌倉時代、世間では干ばつが続き人々を苦しめていました。その頃、律宗には極楽寺良観という僧侶がいました。良観は、北条幕府の厚い信頼を受けており、公共事業なども行っていました。また、祈雨の修法を得意としており、世間では生き仏と崇められ信頼されていました。文永8年(1271)に幕府は良観に雨乞いを命じました。その良観に対して日蓮聖人は「7日以内で雨を降らしたら日蓮は負けを認めて、良観の弟子になろう。だがもし雨が降らなかったら法華経を信じるようにしなさい」という挑戦を申し出ました。雨乞いが得意な良観はすんなり挑戦を受けましたが、7日延長し、14日かけても雨は降らず、良観は涙を流し敗北を認めました。」というものです。

そろそろ雨乞いの儀式が求められるのかも・・・。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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子に過ぎたる財(たから)なし

2013年 06月9日 - 日常

満月会頂経式(まんげつえ ちょうぎょうしき)、略して満月式(まんげつしき)、俗にいうお宮参りにこられたご信者さんがありました。 
生後30日を過ぎた男児とパパ・ママ、そしておじいちゃん・おばあちゃんが揃ってのお参りです。
4月以降、数組のお参りがありましたが、いずれの赤ちゃんもとっても元気良く「健やかに育ちますように」との思いをこめてご祈願いたしました。

日蓮大聖人のお言葉に「子に過ぎたる財(たから)なし 子に過ぎたる財なし」という有名な御文があります。
赤ちゃんの泣いたり笑ったりする何気ない表情に、大人たちは喜び、笑い、右往左往して抱っこしたりあやしたりして、和やかな雰囲気を作り出します。
まさに宝物を扱う姿と似ています。
この授かった宝物をさらにピカピカに磨き上げるも、錆びて色付んでしまうのも、パパとママ、そして家族の皆さんのこれからの愛情によるものでしょう。
増益壽命 智慧明了 福徳円満 無病息災 身体健全 無事成長をあらためてご祈願いたします。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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CATSを観て  自分はこういう奴だ!

2013年 06月8日 - 日常

突然ですが、私は「猫」が苦手です。
お参りに行った先でも、数匹の猫を飼っているお宅に伺うと、猫の臭いとか抜け毛とかが気になって早々に引き上げてくることがあります。

そんな私ですが、ミュージカル「CATS」は大好きです。
大学を卒業したときに初めて観る機会を得、ほんとに久しぶりに今回また仙台で観てきました。

横着なおばさん、一匹狼、金持ち、娼婦、年老いた元スター、犯罪者、etc…、様々な立場・性格の猫が「自分はこういう奴だ!」と、魂を訴えます。
キャッツの評価・好き嫌いも様々ですが、登場するいろんな猫の姿を描いたストーリーが、猫の世界ばかりでなくて人間の世界にもスライドできるようで、そこが私は大好きです。
一度観てみてください。野性的で気高ささえ感じさせる24匹の猫たちの生き様は、あなたの明日に希望を与えてくれるはずです。

PS➀ 総選挙、さしこが第1位にはザンネン。高みな総監督ガンバレ。
PS➁ 過去のブログで、シャクヤクをシャクナゲと誤記した箇所を指摘していただき有り難うございました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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笑顔咲くたび 伊達な旅

2013年 06月7日 - 日常

昨日は、東京から駆けつけてくれた同信の方々と総勢15名で被災地(宮城県)を供養して歩きました。
1人よりも2人、2人よりも3人、少数よりも多数、無勢よりも多勢。
おかげさまで、大きな声でお題目をお唱えすることができました。お疲れさまでした。

参詣の後、「テレビでは見ていたが、自分の目で爪痕を確認することができました」「またご一緒させてください」「次回のご予定はいつですか」との言葉をいただき、私も思いを新たにもう一踏ん張りせねばいけないなと励まされました。
この大災害を風化させることなく、目をそらさず注視していくことが大切なのです。

仙台・宮城が持つ魅力を多くの方に感じていただこうと「笑顔咲くたび 伊達な旅」をキャッチフレーズに、仙台・宮城デスティネーションキャンペーンを展開しています。デスティネーションキャンペーンとは、JR6社と地元の観光関係者や自治体が一体となって展開する大型観光キャンペーンです。

むすび丸(むすびまる)は、宮城県観光PRマスコットキャラクターで、仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局所属宮城県観光PR担当係長です。豊かな食と文化に恵まれた宮城を「おにぎり」の頭で表現し、「伊達」を象徴する兜の前立を模して三日月をあしらっています。
ぜひ被災地へ、ぜひ仙台へ、ぜひ南東北へお越してください。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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仲良きことは 美しきかな

2013年 06月5日 - 日常

戦いには勝者と敗者がいます。
表現は適切でないかもしれませんが、人生にも勝者と敗者がいます。
勝ち負けは別として、みんな仲良くしないといけませんね。

昨夜から日本はひとつになり、サッカーの日本代表が2014年W杯ブラジル大会の出場を決めました。
ニッポン チャチャチャ  ニッポン チャチャチャ

「仲良きことは 美しきかな」は武者小路実篤の言葉ですが、これは文学作品からの引用ではなく、実篤が野菜や花などを描いた絵に書き添えた「讃」とよばれる短い言葉だそうです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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ならぬことは ならぬものです

2013年 06月4日 - 日常

先日、地域の防犯協会に所属しているため年度初めの総会に出席してきました。

そこで発表された「少年の非行」についての勉強会がありました。(数字は福島県警管内)
1 刑法犯少年の検挙・補導人員は前年に比べて約24%減少となり、統計をとり始めた昭和24年以降、初めて1000人を下回ったそうです。(全国26位、東北2位)
2 成人の検挙人員を含めた刑法犯全体に占める犯罪少年の割合は約22%で、前年比5.9ポイント減少だそうです。
3 刑法犯少年の学識別は、中学生が29%、高校生が38%と、中・高校生で全体の67%を占めているそうです。
4 刑法犯少年のうち、非行歴のある少年は32%と、昨年よりわずかですが増加しているそうです。
5 不良行為少年は、前年に比べ175人(2.5%)増加し、深夜徘徊・喫煙の両行為で伝体の約83%を占めているそうです。

「ならぬことは ならぬものです。
これは、会津藩の武士の子供たち心構えとして有名な「什の掟」の一言です。
自分自身を律する約束として、現代の子どもにこうしたことを教えるのも大人の役目だとは思いませんか。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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古里再生への新たな力・・・

2013年 06月3日 - 日常

東北六魂祭は1日・2日、福島市を会場に予想を上回る約25万人が詰めかけて開催されました。
私は所要ができて参加できませんでしたが、参加した方にお伺いすると「福島のおもてなしはサイテー、まずはトイレの数がまったく足りなくて、女性や子供たちはたいへん困った。せっかく遠くから参加してくれた方々に申し訳ない」と話していました。
私どもの寺も人寄せする機会がありますので、とても参考になりました。
口から入れるもの(食事)と体から排泄する場所(トイレ)の用意は、主催者側のつとめですものね。


昨日(2日)は早朝に、閖上にお参りに伺ったところ、日曜日で朝市が開かれており、港町は活気を取り戻しておりました。

日和山にも、登り坂の側に文字をデザインした花壇が新設されており、被災者と参詣者の心を癒やすことでしょう。

被災地は、少しずつではありますが前に向かって歩み続けています。
東北六魂祭は古里再生への新たな力を生み出し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を誓い、閉幕しました。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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「東北六魂祭2013 福島」開催

2013年 06月1日 - 日常

今日6月1日から明日2日にかけて東北六魂祭が福島において開催されます。
東北六魂祭とは、東日本大震災からの一刻も早い復興を祈り、年に一度、東北の6大祭りが集結するお祭りです。
6大祭りとは、青森のねぶた祭、秋田の竿燈まつり、盛岡のさんさ踊り、山形の花笠まつり、仙台の七夕まつり、そして福島のわらじまつりです。
初年度(平成23年)の仙台市では約37万人、昨年の盛岡市では約25万人もの方々にご来場いただき、東北人の不屈の魂を世界に示す大きなきっかけとなりました。そして今年、東北六魂祭はその舞台を福島に移して開催されます。

一番メジャーじゃない「わらじまつり」について紹介します。
古来より健脚を願い、地元羽黒神社に奉納される大わらじにちなんで開催されているお祭りです。長さ12㍍、重さ2㌧の大わらじは必見の価値ありです。

会場でお目にかかりましょう。

ありがとうございました。  法華坊主 jo

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蛙のうたが 聞こえてくるよ

2013年 05月31日 - 日常

今日で若葉の爽やかな5月も終わりです。今年も5/12が過ぎたことになります。
あれほど厳しかった冬も難なく乗り越え、あっという間に桜の花をむかえ、今はもう初夏の陽気。
いろんな人に支えられがんばり続けることができることは、ありがたいですねぇ。

例年より作業がたいへん遅れていた田植え。境内前の最後の一枚も、今日大きなエンジン音とともに田んぼに苗が植え付けられました。何事でも達成とか充実とかを感じる喜び、これに勝るものはありません。

  

田んぼからは、夕方になるとカエルの大合唱が聞こえてきます。
 ♫  かえるのうたが  きこえてくるよ
   クヮ クヮ クヮ クヮ ケケケケ ケケケケ クヮクヮクヮ ♩

だいぶ前になりますが、初めて泊まりに来た都会の友人が「昨日は一晩中、カエルの鳴き声で寝られなかった」とぼやいていたことを思い出します。カエルたちも一生懸命生きているのだから、あまりいじめないで・・・。

白いシャクヤクも境内に大輪を咲かせ始めました。

また明日から新しい月を迎えます。また一生懸命頑張りましょう。
明日から福島は「東北六魂祭」が始まります。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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福島県は、八重ばかりじゃないよ。

2013年 05月30日 - 日常

視聴率が下がり続けているNHK大河ドラマ「八重の桜」。
時代考証や舞台となった会津藩がどのような藩であり、幕末の下級武士はどんな生活をしていたのか、幕末にどんな行動を取ったのかが、まだ理解されていないからでしょうか。
新島八重がマイナーな主人公のせいだという人もいます。
それと会津藩というと「白虎隊」が有名です。新島八重は確かに会津藩の女性で戊辰戦争の折も戦いましたが、白虎隊士等の武士とは直接面識も関係もなかったという事実も明らかです。
いろんな理由があるにせよ、ならぬことはならぬものです。

ありがとうございました。  法華坊主 joe

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