日常

驚異の一族、驚異の蒐集。

2020年 01月28日 - 日常

今月26日をもって閉幕してしまいましたが、先週上京したときに、上野の国立西洋美術館で開催していた「日本・オーストリア友好150周年記念 ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」を観てきました。

ハプスブルク家は、13世紀に現在のスイスで名を挙げたドイツ系貴族で、15世紀から19世紀初頭まで神聖ローマ帝国の皇位を代々世襲です。ナポレオン戦争の敗北で1806年に神聖ローマ帝国が解体された後は、オーストリア帝国(後に、オーストリア=ハンガリー二重帝国)の皇帝となり、長きに渡って繁栄を極めました。これらハプスブルク家が治めた領土を「ハプスブルク帝国」とも呼ぶそうです。

会場には、絵画、工芸品、武具など、神聖ローマ帝国の皇帝として数百年にわたって絶大な権力を握ったハプスブルク家の至宝および関連作品計100点が展示されていました。中でも、8歳の王女を描いた「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」は、ベラスケス最晩年の傑作ですが、金糸が多用された眩いドレスに身を包み、まっすぐ正面を見つめる王女の姿は、幼くして王家育ちの気品を湛えているようでビックリです。

ハプスブルク家の人々の紹介しながら、時代ごとに移り変わる蒐集の特色、コレクションに向けられたまなざしを浮き彫りにする企画展でした。

 

武漢への渡航歴ない感染者確認。  法華坊主 joe

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嘘つかないスポーツ。

2020年 01月27日 - 日常

きのう日曜日、ゆっくりスポーツをテレビ観戦された方も多いことと思います。中でも、女子マラソンと大相撲には感動させられました。

大阪国際女子マラソンは、東京五輪代表の最後の1枠を懸けた選考レース3戦の2戦目。松田瑞生選手が日本歴代6位となる2時間21分47秒で2年ぶり2度目の優勝を飾りました。日本陸連の設定記録を破り、代表入りに前進しました。いま流行の「厚底シューズ」に逆行する「薄底シューズ」での勝利についてもビックリです。今回使用のニューバランス社の非厚底シューズを制作したのは、伝説の職人・三村仁司氏。高橋尚子・野口みずきら五輪金メダリストを支えた匠の逸品とともに五輪金メダルをを狙ってほしいものです。

大相撲平幕・徳勝龍が初場所千秋楽の26日、14勝1敗の好成績で初めての優勝を果たしました。幕内で最も下位の番付、幕尻の力士が優勝するのは平成12年春場所の貴闘力以来となる20年ぶりで、奈良県出身力士の優勝は大正11年春場所の鶴ヶ浜以来98年ぶり、初土俵から66場所での優勝です。33歳で初優勝を果たした徳勝龍は「自分なんかが優勝していいんでしょうか。大変なことをやってしまった。地元の奈良にいい報告ができる」と喜びの心境を話しました。優勝インタビューも、笑いあり涙ありで素晴らしかったです。

スポーツは嘘つきませんね。やればやっただけの結果が出ます。それに引き替え、政治の世界は嘘の塊です。福島民報社は福島テレビと共同で県民世論調査をこの週末に行った結果、安倍内閣を「支持する」は30.3%で、昨年9月の前回調査から11.1ポイント低下した一方、「支持しない」は53.9%で、前回より13.6ポイント増えました。福島県民の考え、間違っていないでしょう。

 

NBAコービー、ヘリ墜落で死亡。  法華坊主 Joe

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春は、すぐそこ。

2020年 01月26日 - 日常

今年の旧暦1月1日、「旧正月」は1月25日でした。

昔、平安時代を舞台にした小説を読んだ時、お正月のエピソードで「皆は春だと言いますがまだ花の香りがしないので私は春とは思いません」という内容の和歌があり、恋人にしたプロポーズの返事を花の香り(春の訪れ)とかけてあったのですが、当時の私には「お正月なんて真冬なのに花の香りがするわけがない」と少し悩んだ記憶がありました。

後になって旧正月の時期を知り、早春の花が咲き始める時期がお正月に当たる事を知って、物語の登場人物たちの言うお正月の意味がぐっと身近に感じられました。一足早い春の頃、かつてのお正月の風景を想像してみるのも素敵ですね。

明治の初め、日本は西洋にならって、太陽のめぐりを中心に作られた太陽暦を採用しましたが、それまでの旧暦は月のめぐりによって作られたものでした。
お正月を迎春や新春と表現しますが、これは旧暦のお正月が立春の頃だったのですよね。

 

大相撲・幕尻の徳勝龍、初V。  法華坊主 joe

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旧正月に突入。

2020年 01月25日 - 日常

中国がお祭りムードに包まれる「春節」。春節は中華圏でもっとも重要な期間であり、特に中国では1年の内で国内がもっとも盛り上がる期間なのです。

「春節と」は、中華圏における「旧暦の正月」のことで、特に中国では、春節がもっとも重要な祝祭日とされており、全土で新暦の正月よりも盛大に祝賀が行われます。
中国には他に、清明節・労働節・端午節・中秋節・国慶節などの祝日がありますが、春節は特に大型連休となることから、国内外に旅行をする人や故郷に帰る人が増える時期でもあります。
春節は、中国語の「正月初一(古代における元旦)」を表す言葉で、英語では「Spring festival」「Chinese New Year」などと訳されるそうです。

でも、今年の「春節」は異変が起きています。中国共産党機関紙・人民日報は25日、中国当局が、海外への団体旅行を27日から禁止すると報じました。新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が中国で1300人を超え、海外でも増えているため、異例の拡散防止措置に踏み切ったようです。今日の春節(旧正月)に合わせた連休に多くの中国人が海外旅行を計画しているとみられ、日本など旅行先への影響は必至です。

 

新型肺炎、国内3人目の感染者。  法華坊主 joe

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廃れてしまった風習。

2020年 01月24日 - 日常

今日は旧暦の大晦日。ということは明日から旧正月と言うことになります。

旧正月は太陰暦、いわゆる「旧暦」での1月1日を言います。つまり古い暦のお正月・春節の事です。現在の暦は「グレゴリオ歴」と呼ばれる太陽の運行を元にした暦になっています。この暦に移行したのは明治6年1月1日からです。理由としてグレゴリオ歴を採用していた欧米諸国と暦が合わないため、という説もあるようですが大きな理由としては当時日本が財政難だったからなのだとか。
太陰暦は28日周期なので、閏年として13ヶ月ある年を挟んで一年の周期を調整します。実は明治6年はその閏年でした。その当時、明治政府は月給制に移行していため、太陰暦を使っていると1ヶ月分多くの給与を用意する必要があったのです。ですがグレゴリオ歴の明治6年1月1日は旧暦の12月2日になるため、そのタイミングで切り替えると明治5年12月分の給与の支払いを免れて翌年も12ヶ月になるという、政府にとって都合のいい条件が揃っていたからなようです。

政府はその発表を旧暦の11月9日(新暦にすると12月9日)に発表したため、翌年の暦を作っていた業者さんは大打撃を受けたそうです。また、新年までの期間をいきなり1ヶ月短くされたわけですから、新暦でのお祝いが出来ない家庭も多くあったのかもしれませんね。
新しい暦のお正月は、今までのお正月より1ヶ月程度早い時期になる事もあり、真冬の中で従来の準備が難しい物などもあった事と思います。そのため、大正頃まではお正月は旧正月のタイミングで行う事も珍しくなかったそうですよ。
ですが最近では、日本では旧正月のタイミングでお祝いしているという話はほとんど見られません。特別に国が「お正月は新暦で行う」と定めたわけではありませんが、官公庁が新暦で動き、祝日もそれに連動しますので旧正月は平日となることが多いです。「休みを取ってまで旧暦で行う必要はない」と判断する人が自然と増えた結果のようですね。

つまり、旧正月は日本では廃れてしまった風習の一つということですね。

 

東京五輪まで「あと半年」。  法華坊主 joe

 

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唯一無二の個性を持つ女優。

2020年 01月23日 - 日常

「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展 特別編」が横浜そごう美術館で開催されています(~1/26)。

1960年代より映画やテレビドラマにおいて唯一無二の個性を持つ女優として活躍し、2018年9月に世を去った樹木希林さん。『万引き家族』(2018)で第71回カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞した、是枝裕和監督の歴代作品にも欠かせなかった存在でした。

国民的女優として活躍した樹木希林さんが、天に召されて早一年余。梁塵秘抄から引用の「遊びをせんとや生まれけむ」は、希林さんが生前に愛した言葉です。
その意は「時を忘れ無邪気に遊ぶ童のように、生きることを楽しむ」ということで、ご本人は今尚まだまだ夢の途中、新しい世界で次なる挑戦を続けているように感じます。
この特別展は、貴重な愛用品、写真や映像、残した言葉の数々によって、希林さんを感じ、もう一度希林さんに会える、そして自分を見つめ感じることのできる構成となっていました。女優としての樹木希林だけでなく、写真や直筆の手紙、着物や手編みブランケットなど子供時代から本名の内田啓子の時間を垣間見る貴重な品々も展示されていました。

昨年開催の渋谷・池袋・広島にて好評を博した完全版5章(「日本アカデミー賞の部屋」「映画女優の部屋」「一個人の部屋」「日常の部屋」「言葉の道」)に、「きものの部屋」「京都の部屋」を加えた全7章約300点による横浜特別編は、樹木希林の魅力を存分に堪能できて素晴らしい展覧会でした。

 

豪栄道が負け越し、大関転落へ。  法華坊主 joe

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父と娘、二人の天才絵師の競演。

2020年 01月22日 - 日常

太田記念美術館「肉筆浮世絵名品展―歌麿・北斎・応為」の続きです。

今回の企画展では、太田記念美術館の名品中の名品である、葛飾北斎「雨中の虎」、葛飾応為「吉原格子先之図」が揃って出品されていました。

葛飾北斎「雨中の虎」は北斎の没年にあたる嘉永2年(1849)に描かれた傑作。雨の中、上空を睨む虎の力強い生命力は、数え年90歳にして衰えを知らない北斎の絵師としての魂を象徴しているかのようです。2005年にフランスのギメ美術館に所蔵される「龍図」と対になることが発見されたことでも知られる名品です。
そして北斎の娘である絵師、葛飾応為。2年ぶりに公開される「吉原格子先之図」は、応為の希少な作品の中でも代表作の一つとして知られています。大胆な光と影の描写で江戸の遊郭、吉原の夜をドラマチックに描き出てしており、暗闇の中に人々の姿が浮かび上がる幻想的な作品です。北斎自身が美人画については応為に敵わないと語ったという逸話もある、その非凡な才能がよく表れています。ちなみに、花魁の供の男の提灯に「応」、格子の前の禿の提灯に「為」、そして格子の前で遊女と対面している男の提灯に「栄」の文字が入り「落款」になっているのも興味深いです。

この美術館には小上がりのように履き物を脱いで観るメインのコーナーがあり、ここに展示されている葛飾北斎「雨中の虎」、葛飾応為「吉原格子先之図」の名品を観るだけでも十分の価値があります。帰り際に、同伴の友と再観するぐらい、父・北斎と娘・応為、二人の天才絵師の競演は観応えがありました。2月9日(日)までですが、一度足を運んでみてはいかがでしょう。

 

安部総理、汚職発展もカジノ推進。  法華坊主 Joe

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手作業で仕上げる一点物。

2020年 01月21日 - 日常

昨日から今年初めての上京、諸用を済ませた後、今日は美術展3館を観てきました。

その中のひとつ、原宿にある浮世絵専門の美術館・太田記念美術館では「肉筆浮世絵名品展 ―歌麿・北斎・応為」が開催されています。太田記念美術館は、かつて東邦生命相互保険会社の社長を務めた五代太田清藏氏が生涯に渡って蒐集した浮世絵を中心とする、約14000点のコレクションを所蔵しています。当館は昭和55年(1980)1月に原宿でオープンして以来、都内でも数少ない浮世絵専門美術館として活動を続け、2020年1月に開館40周年を迎えました。

今回の企画展では開館40周年を記念して、当館の幅広い所蔵の中から、肉筆画の名品を選りすぐって公開しています。絵師が下絵を描き、彫師、摺師との分業によって生み出される浮世絵版画と比べ、肉筆画は絵師がその完成まで手作業で仕上げる一点物ばかり。肉筆画からは、絵師たちの生の筆致やその技量をうかがい知ることができるのです。

初期浮世絵の菱川師宣からはじまり、鳥居清長や喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重といった有名絵師たち、明治時代に活躍した小林清親、月岡芳年まで、長い浮世絵の歴史を彩る、肉筆画の名品が勢揃いいたします。葛飾北斎の娘であり、近年注目を集めている葛飾応為の「吉原格子先之図」が約2年ぶりに公開されるのにも注目で、初めて観る名品は必見の価値がありました。

浮世絵といっても、肉筆画はやっぱり全然違いますね。版画も版画ならではの良さがあるのですが、図案の細かさや色遣いの鮮やかさなどは肉筆画の方が断然すばらしく、同じ作家でもこれほど違うの?と思った作家もいました。これだけたくさんの肉筆画はなかなか観られないので良かったです。

 

豊頬俳優・宍戸錠さん死去、86歳。  法華坊主 joe

 

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一年で最も寒い時期。

2020年 01月19日 - 日常

3月から4月並みの気温が続いていますが、明日(20日)は、24節気のひとつ大寒(だいかん)です。

暦の上で一年で最も寒い時期は、1月20日の「大寒」から節分までとされていますが、あくまで暦の上での話で、自然は必ずしも人間が決めた暦通りにはまいりません。

《小寒の水、大寒に解く》という言葉があります。

本来なら小寒の水より大寒の水のほうが冷たいわけですが、大寒のほうがかえって気温が上がるということです。
だから小寒に凍った氷が温かくなった大寒にとけるわけです。これが転じて、物事は必ずしも順序通り、予定通りにはいかないと例えた言葉です。

さらに1月20日は「二十日正月」でもあります。

正月に里帰りされた全ての神様が天に帰られる日です。
つまり正月の祝い収めの日で、これですべて正月行事を終える節目の日です。

正月気分を一新して、本格的な活動に移る時ですが、何もかも順風満帆にはいかないということを気にかけておくことも大切です。

色々とアクシデントに見舞われることもあるでしょうが、短気を起こさず、これらの一つ一つが自分を成長させてくれると前向きにとらえることも必要だと思います。
だからこそ何事にも希望が持てるわけです。

寒中は自分磨きに最適の時。後は「立春」が待っていますから、元気を出して前進してください。

 

最後のセンター試験終了。  法華坊主 joe

 

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外は冬の雨 まだやまぬ。

2020年 01月18日 - 日常

センター試験初日の今日18日(土)は低気圧が急発達しながら、本州の南岸を通過しました。このため、西や東日本の太平洋側では広範囲で雨が降り、甲信エリアや関東の山沿いでは雪や霙となったところもありました。

♫飲ませて下さい もう少し 今夜は帰らない 帰りたくない 誰が待つと言うの あの部屋で そうよ 誰もいないわ 今では

♫唄わないで下さい  その歌は 別れたあの人を 想い出すから 飲めばやけに 涙もろくなる こんな私 許して下さい

♫外は冬の雨 まだやまぬ この胸を濡らすように 傘がないわけじゃないけれど 帰りたくない もっと酔う程に飲んであの人を忘れたいから

「氷雨」(ひさめ)は、演歌歌手・佳山明生の1977年のデビュー曲で、後に日野美歌など多くの歌手にカバーされています。

氷雨は空から降ってくる氷の粒のこと、あるいは冬季に降る冷たい雨のことです。
気象学では、氷の粒の直径が5mm以上のものを雹(ひょう)、5mm未満のものを霰(あられ)と呼ぶそうです。

今日は、そんな雨が降る寒い一日でした。

 

京アニ放火殺人事件から半年。  法華坊主 joe

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