日常

明るい色彩と軽妙な筆致。

2019年 12月2日 - 日常

先月、パナソニック汐留美術館で「ラウル・デュフィ展」(~12/15)を観ました。
ラウル・デュフィは、華やかで明るい色彩と軽妙な筆致の作品で、多くの人々を惹きつける、日本でも人気の高い画家です。
その初期から晩年までの絵画に加え、テキスタイル・デザインや関連資料約150点が紹介してありました。
今回の展覧会ではデュフィが学生時代に描いた珍しい初期作品も出ており、数こそ多くないものの初期から晩年までの彼の作品を一望できます。
日本国内にはデュフィ作品がたくさんあり、上野の国立西洋美術館の常設展でも「モーツァルト」が観られます。
会場では、ビアンキーニ=フェリエ社のアーカイヴを引き継いだデュフィ・ビアンキーニから出品されるデザイン原画や下絵、オリジナルテキスタイル、 プリント生地の為の試し刷り、そして復刻生産されたテキスタイルによる衣装作品などを展示しています。
今回の展示では、同じデザインで色合いがどんどん変わっていくのも楽しいし、
見る角度によって、色合いが異なっていく様を見るのも面白く感じました。
良かったですが、もっと広いところで、もっと絵画を中心に見てみたいです。

2019流行語大賞に「ONE TEAM」  法華坊主 joe

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五穀豊穣を願い五色幡が翻る。

2019年 12月1日 - 日常

12月を別名で「師走(しわす)」といいますが、その由来は「師馳(は)せ月」(しはせづき)で、昔はお正月にも先祖供養をしていたために師(お坊さん)が忙しく走り回っていたのが語源といわれていたり、12月は1年の最後で今年のうちにやるべき事は、全部やりとげる月と言う意味で「為果つ(しはつ)」が元になっている、ともいわれ多くの説があり、定説というのはありません。
慌ただしくなる時期ではありますが、12月の風物詩を感じながら、楽しい年末をお過ごしください。

そこで、今日(毎年12月第1日曜)行われた二本松市の「木幡の幡祭り」を紹介します。
五色に彩られた百数十本の五反幡を押し立て法螺貝を響かせ、阿武隈の山間の道をぬって木幡山をめざす「木幡の幡祭り」は、師走の風物詩となっています。
この祭りは、天喜3年(1055年)前九年の役に由来するものと言い伝えられています。
戦いに敗れた源氏の軍勢がわずか数騎で木幡山に立て籠もったところ、一夜にして降り積もった雪で全山が白くなった様を追走してきた安倍の軍勢が、源氏の白旗に見間違え戦わずして敗走した故事により、現在「幡祭り」として伝承されています。
現代では、白幡を先達に色とりどりの幡が行列し「日本三大旗祭り」の一つとも言われています。
また、古より伝わる儀礼を色濃く残していることから、平成16年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
今年も、法螺貝の合図で、白装束を身にまとったおよそ200人が五穀豊穣などを願いながら木幡山を目指すと、色とりどりの旗が翻りました。
正直言って、私も近くにいながらまだ一度も見たことがありませんので、来年はぜひ親しい友と一緒に見学したいと思っています。

愛子さま、きょう18歳の誕生日。  法華坊主 Joe

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家族の絆の歓びと哀しみ。

2019年 11月29日 - 日常

福島の映画館で上映中の映画「ひとよ」を観ました。
鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞戯曲などを受賞した劇作家桑原裕子率いる劇団KAKUTAの舞台作品を「凶悪」「孤狼の血」などで知られる白石和彌監督が映画化しました。

どしゃ降りの雨降る夜、ある家族に起きたひとつの事件は、母親とその子どもたち三兄妹の運命を激変させました。
その夜から、心の傷を抱えたまま別々の人生を歩んだ家族は、15年後に再会。
葛藤と戸惑いの中で、一度崩壊した家族の絆を取り戻そうともがき続けた先に訪れる結末とは?
主演に、15年前の事件に縛られ家族と距離をおき、東京でフリーライターとして働く次男・雄二を演じる佐藤健。
町の電気屋に勤務し、三兄妹で唯一自身の家庭を持つが夫婦関係に思い悩む長男・大樹に鈴木亮平。
事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる末っ子の妹・園子に松岡茉優。
そして、15年ぶりに三兄妹のもとへと帰ってくる母親・こはるを田中裕子が演じます。
壊れた家族はつながれるのか? 家族の絆の歓びと哀しみがこころ打つ、感涙のヒューマンドラマでした。
なかでも、もう女優としての需要はないと思っていた田中裕子がすごい。
スクリーンに田中裕子が映っただけで、その場の状況を観ている人に理解させてしまう、すなわち「年齢を重ねると言うことはこういうことなのか」と、そう思いました。
松岡茉優もそんな俳優になると思います。

中曽根康弘元首相死去、101歳。  法華坊主 joe

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夢への挑戦。

2019年 11月28日 - 日常

車いす陸上選手・中尾有沙さんの講演は、恒に怠惰な生活を送っているアタシには感動ものでした。

中尾選手は、ご自身の陸上競技歴(2015年の第99回日本陸上競技選手権大会では三段跳びで優勝)を紹介しながら、日本一になるまで、そして目標を達成したときの思いや出会いを、ありのままに語られます。
2016年1月、トレーニング中の事故により両下肢全廃となってからのリハビリのなかで車椅子陸上の世界に飛び込んだ中尾選手は、大会への出場をしながら講演活動、パラリンピック経緯初事業など多岐にわたって精力的に活動をされていることもお話しいただきました。
お話の中で中尾選手は、不安もあったけれども家族やなかまの支えがとても大きかったと語られました。
そして、ご自身の取り組みとして「心のバリアフリー」、すなわち思いを言葉にする勇気とお互いに知り合って歩み寄る姿勢を広めていきたいと強調されました。
最後に「2020東京パラリンピック大会出場に向けて私の夢への挑戦は続きます。皆さんも今あるものを最大限に生かして挑戦してください」との熱いメッセージをもって締め括られました。
彼女には、生きることの喜び、支援する人々との交わり、未来に向かっての夢!を感じられる講演会でした。
来年の東京パラ、さらには5年後のパリパラに向かって頑張ってください。

年間ベストセラー『一切なりゆき』。  法華坊主 joe

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まず相手の声に耳を傾け・・・。

2019年 11月27日 - 日常

昨日は、仙台国際センターで、解剖学者で東京大学名誉教授・養老孟司先生の「教育とは・・・人を変える、人が変わる」と題する講演を拝聴しました。
そして今日は、福島市こむこむ館で、車いす陸上競技選手の中尾有沙さんによる「夢への道のり」と題する講演を聴く機会を得ました。

最近、若者の「聴く力」が低下しているのではないかとの指摘があります。
これはスマホの普及により、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)といわれるツイッターやフェイスブックなどの、いわゆる文字コミュニケーションが主流となり、生の人間関係とは異なるコミュニケーション世界が展開されていることによる危惧です。
もちろん、この文明の利器を否定するものではありませんが、それに埋没することで、生の人間関係が希薄となり「聴く力」が低下しているとすればゆゆしき問題です。
この「聴く力」とは、ただ単に相手の話を「聞く」ということではありません。
目の前の相手に向かってしっかりと耳を傾け、そのことばの奥底にある心根を感じられるように、その話を「聴く」ことが重要なのです。
「聴く」の字の旧字である「聽」の字を分解していくと「耳を突出し、真っ直ぐな心でよくきく」という意味から成立していることが理解されます。
「聴くこと」は相手をよく理解し、人間関係を作っていく時の基本ともいえます。
自己の主張ばかりが強調される現代社会では、相手の話に耳を傾けることが少なくなりがちですが、まず相手の声に耳を傾け、それをしっかりと受け止めて、自己の主張を述べることも必要だろう思います。
私たちはあらゆる意見、対立する意見もしっかりと受容しなければいけませんが、そのためにこそ、若い時からしっかりと人間関係を重ね、「聴く力」を育んでいかねばなりません。
今回は講師の話を一方的に聴くということでしたが、2日間に亘ってタイプの違うお二人の先生の話を聴いて、自分自身も人前で話す機会のあるひとりとして、今まで持ち合わせた「聴く力」の不甲斐なさを実感し、今後さらに「聴く力」を養っていかなければいけないことを痛感しました。

両陛下、神武天皇陵と孝明天皇陵を参拝。  法華坊主 joe

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♫あぁだから今夜だけは・・・

2019年 11月26日 - 日常

1957年生まれのボクが、今頃の季節に聴きたい楽曲のひとつに「心の旅」があります。
車のラジオから聞こえてくる「心の旅」は、ボーカルの優しい声とそれに合ったメロディーであったことを記憶しています。
♫あぁだから今夜だけは君を抱いていたい。あぁ明日の今頃は僕は汽車の中♪は、切なさも感じる部分が自分の状況とリンクしていたような気がします。
青春を感じる歌詞で、1度聞いただけで本当に好きな歌のひとつとなりました。
この曲を聞くことで、待ち遠しくもあり切なくもなる、自分にとって聞くと本当に色々な感情が出てくる面白い曲でもあり、大好きな一曲です。
1973年4月にリリースされたチューリップの3rdシングル「心の旅」は、イントロ抜きでいきなりサビから始まるという、当時としては斬新な楽曲でした。
財津和夫が作詞作曲し、彼がヴォーカルの予定でしたが、歌詞が女性への想いをつづるものであり、売れることが第一条件だったため、女性受けのよさそうな甘い声の最年少のメンバー姫野達也が担当したという逸話も残っています。
バンドの命運のかけた曲 「心の旅」は、チューリップ最大のヒット曲となり、EPでは唯一オリコン一位に輝いた歌で、約半年で87万枚を売り上げています。
そして無事彼らはこのまま音楽活動を続いていくことが可能になったのです。
「心の旅」は、名曲として多くの人に愛され、アーティスト間でも高い人気を誇り、吉田栄作や桑田佳祐・福山雅治など錚々たる面々にカバーされています。
晩秋から初冬へかけての夜長、いろいろな「心の旅」を聞き比べてみるのはいかがでしょうか。

プロ野球MVP、パは西武森、セは巨人坂本。  法華坊主 joe

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近代文明への怒りと警鐘。

2019年 11月25日 - 日常

先日観た「センス・オブ・ワンダー -レイチェル・カーソンの贈り物-」は、メインの自然とともに伝えるレイチェル・カーソンから21世紀へのメッセージでした。
1962年、アメリカの科学者レイチェル・カーソンは、『沈黙の春』を著し、農薬や化学物質による環境の汚染や破壊の実態に、いち早く警鐘を鳴らしました。
『沈黙の春』を著す前に、アメリカの若い母親のための雑誌に執筆し、死後、友人たちの手で出版されたエッセイ『センス・オブ・ワンダー』。
この作品では、子どもたちと自然の中に出かけ、神秘さや不思議さに目をみはる感性を育み、分かち合うことの大切さを、詩情豊かな文章で綴っています。
この作品の舞台となった米国メイン州に現存するカーソンの別荘周辺の森や海辺に四季を訪ね、日本語版の翻訳者である上遠恵子さんが原作を朗読し、カーソンとロジャーの世界を追体験する「朗読ドキュメンタリー」として、2001年に完成した映画です。
レイチェルのことばに耳を傾け、自然といかに向き合うか、新しい世紀をになう子どもたちをいかに育てるかを考えさせるドキュメンタリー作品でした。
映画の最後に、2019年春に上遠恵子さんの講演会(中瀬幼稚園にて開催)の様子を撮影した特別映像も併映しています。
レイチェル・カーソンが晩年過ごしたメイン州の別荘で、上遠さんは、「ゆったりとした時間感覚を味わい、ブルーベリーの畑に寝転がり、鳥の羽が風をきる音を聞き、人知を超えた感覚を体験し、子どもたちにこのゆったりとした時間を味わわせてあげたい、それはまわりの大人たちの役目だ」と訴えます。
『センス・オブ・ワンダー』『沈黙の春』には、「命への畏敬、地球は人間だけのものではない、命あるすべてのものたちの住みかとして、みな共に生きなければならない」と描かれていて、人間以外の生きものを痛めつける文明への怒りと警鐘を今でも鳴らし続けています。

香港区議選、民主派が8割超え圧勝。  法華坊主 joe

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ノスタルジックな雰囲気が漂うサブカルな街。

2019年 11月24日 - 日常

先週、親しい友人の薦めで阿佐ヶ谷駅北口にあるユジク阿佐ヶ谷という映画館で上映されている「The Sense Of Wonder」という朗読ドキュメンタリー映画を観ました。

映画鑑賞後の感想については追而コメントしますが、きょうは30数年振りに訪れた阿佐ヶ谷の街についてブログります。
皆さんは、阿佐ヶ谷というとどんなイメージを持たれますか。
駅を挟んで南北に伸びるけやき並木、阿佐谷パールセンター商店街をはじめとする活気ある商店街、通好みの企画で愛好者を引きつける映画館や小劇場・・・。
阿佐ヶ谷の街は、このように多くの「顔」を持ち合わせているといったところです。
ワタシが初めて阿佐ヶ谷の街に足を踏み込んだのは、学生時代に友人が北口にある雑居アパートに住んでいた頃ですから40年も前のことです。
その当時の面影を残している町並みもあれば、近代的に整理された区画もありますが、どことなくタイムスリップしたような落ち着いた文化的空気が流れています。

そんなわけで、今回訪れた映画館についても帰宅後に調べてみました。
多くのミニシアターが閉館に追い込まれている中、補助席を入れても座席数48席のユジク阿佐ヶ谷は、独自のセレクトで多くの映画ファンから愛されている映画館のようで、外国映画の新作・準新作を中心に上映しています。
ほかにも座席数48席のラピュタ阿佐ヶ谷は、1950-70年代の日本映画を中心に企画が組まれ、DVD化されていない作品の上映も多く、幅広い日本映画が鑑賞できるそうです。
ちなみに、ユジクはラピュタの姉妹館として2015年にオープンしました。
〈ユジク〉とは、ロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインの代表作「霧の中のハリネズミ」に登場する 〈ヨージック〉というハリネズミの名前からとったものだそうです。
今回の阿佐ヶ谷は午前中でしたので、次回は夕方に訪ね、昭和レトロ漂うなんだか少しノスタルジックな雰囲気を味わってみたいものです。

ローマ教皇、被爆地から平和メッセージ。  法華坊主 joe

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勤労を尊び、生産を祝い、感謝しあう日。

2019年 11月23日 - 日常

きょう11月23日は〈勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日〉と1948年に法律で定められた「勤労感謝の日」です。
戦前11月23日は、国と国民の安寧や五穀豊穣を祈って行われる宮中祭祀として「新嘗祭」(にいなめさい・しんじょうさい)が行われ、農作物の恵みを感じる日でした。
日々の労働に対して「農作物」という形のあるものが目に見えて返ってくることが少ない現代で、勤労の目的を再認識する日という意味がこめられているようです。
一方、勤労の意味とは「肉体的な労働によって物品等を生産するということにのみ終始するものではなくて、精神的な方面においても一日一日を真剣に考え、物事の本質へと深めてゆく研究態度にも勤労の大きい意味は存在し、創造し、生産していくことの貴重な意義ある生活が営まれていくことが出来る。物質的にも、精神的にも広い意味での文化財を建設してゆくことは、生産ということの正しい理解の仕方である」と、戦後発行された衆議院文化委員受田新吉著の「日本の新しい祝日」には記載されていました。
「勤労感謝の日」を制定するにあたては、元々の「新嘗祭」として祝いたいなど様々な意見があったようです。
しかし「労働」とは本来「農業に従事して生産を行うもの」だけを言うのではなく、今日のサービス産業なども含めた幅広い意味を持つことから「新嘗祭の日」という考えは却下され、現在の「勤労感謝の日」が制定されました。
ちなみに、先日行われた「大嘗祭(だいじょうさい)」は、新天皇が即位後、初めて大規模に行う「新嘗祭」のことで、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式とされています。


「新嘗祭」は、新穀を神様に捧げ、その年の収穫に感謝する儀式で、昔は穀物を献納し、神様に新米を供えて初めて、人も新米を食べることができたのです。今は脱穀とともに新米をいただける良き時代ですが、信仰心はまったく薄れてしまいましたね。

天皇皇后両陛下、伊勢神宮参拝。  法華坊主 joe

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北国から雪の便りが届く頃。

2019年 11月22日 - 日常

きょうは、24節気のひとつ「小雪(しょうせつ)」です。
北国から雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。
雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたものだそうです。
陽射しが弱くなり紅葉が散り始めるころで、いちょうや柑橘類は黄色く色づいてきます。
次第に冷え込みが厳しくなってきますので、冬の備えは整えておきましょう。
また、お歳暮の準備をする季節でもあります。

我が家には、11月13日に今季の御歳暮第一便が届きました。
年々早くなっているとはいえ、ちょっと早過ぎではありませんか。
さてそこで、御歳暮を贈る時期はいつが適切でしょうか。
御歳暮は本来、12月13日~20日までに贈るべきと言われています。
12月13日は「正月事始めの日」で、正月の準備を始める日です。
20日までに御歳暮を贈るべき理由は、一説には20日以降はどの家庭も年越しの準備で慌ただしくなるためであると言われています 。
しかし、現在では11月のうちから御歳暮の準備を始め、11月末に発送する方も増えているようで、御歳暮ギフトを取り扱うデパートなどで早期割引を実施している影響もあるかもしれません。
1年間お世話になった方々に対して感謝の気持ちを込めての贈り物ですから、12月31日までに届けば問題ありませんが、御歳暮が届く時期があまり遅くなると迷惑になる可能性もありますから、地方を問わず12月20日ごろまでに届くように手配する方が無難のようです。

韓国、GSOMIA終了せず土壇場で回避。  法華坊主 joe

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