日常

僧衣で、安全運転。

2019年 01月10日 - 日常

福井県内の男性僧侶が僧衣を着て福井市内で車を運転中、操作に支障があるとして福井県警に交通反則告知書を切られたが、納得がいかないとして反則金の支払いを拒否し、宗派を巻き込んだ事態になっていることは周知のとおりです。運転者の順守事項は、各都道府県の公安委員会がそれぞれ規則(細則)を定めており「運転操作に支障のある履物」は全都道府県が禁止している一方、衣服の規制は福井県など15県(福島県も)にとどまり、京都府や石川県などはありません。西本願寺(京都府京都市)の広報担当は「和服の運転を規制する自治体とそうでない自治体との不均衡という問題がある」と疑問を呈しています。

福井県警が運転に支障を及ぼす恐れがあると判断した根拠は「両足が動かしにくく、とっさのときにブレーキ操作を的確にできない恐れがある。垂れ下がった袖がシフトレバーやハンドル周辺の各種レバーに引っかかる恐れがある」と説明しており、男性が履いていた鼻緒の付いた雪駄は違反とみなしていないということです。

法華坊主ももちろん僧衣(そうい)・雪駄(せった)で車を運転しますが、何ら不自由を感じたことはありませんし、「運転操作に支障がある」なんて、おまわりさんどこ見ているの?と首を傾げてしまいます。
それどころか、反旗をひるがえす全国の宗派を超えたお坊さんたちが、#僧衣でできるもん と言うハッシュタグが面白いと評判になっています。

おぼうさん!って、皆さんけっこう器用なんですよ。檀信徒の交通安全を祈願し、安全運転に心がけているお坊さんを見縊るのもイイ加減にして・・・。

韓国大統領年頭会見、徴用工で日本を牽制。  法華坊主 joe

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インフルエンザ流行注意

2019年 01月9日 - 日常

インフルエンザが流行シーズンに入ってきました。
全国の医療機関をこの1週間に受診した人は、推計でおよそ44万6,000人で、今シーズンの累積受診者数は106万人を超え、ウイルスのタイプ別では、A型が大多数を占めているそうです。私の周りにも風邪の症状でダウンしている人がいます。

こんな時、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の一節を思い出します。
東ニ病気ノコドモアレバ/行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ/行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ/行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ/ツマラナイカラヤメロトイヒ
このように労をいとわず手助けをする姿勢は、『法華経』の常不軽菩薩の精神を表していると指摘されています。
賢治は生涯、法華経の行者でした。
「雨ニモマケズ」は法華経の祈りを描いたものだといわれます。

ミンナニデクノボー(木偶坊)トヨバレ/ホメラレモセズ/クニモサレズ/サウイフモノニ/ワタシハナリタイ

サッカーアジア杯初戦、森保J薄氷勝利。  法華坊主 joe

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新年に向けて、希望の花火

2019年 01月8日 - 日常

夕方のローカルニュースで、昨夜(7日)郡山市で行われた「うねめの里冬花火」の模様が報道されていました。
地元伝統行事どんと焼きの炎が立ち上がり、うねめ太鼓の響きが盛り上げる中、冬の透きとおった夜空に花火が打ち上げられたようです。
冬空に映える花火は、観る人の心を温かく包みこむとともに、新年に向けての希望を抱かせてくれる光景ですね。

♪冬の花火は おもいで花火 冬の花火は 失恋花火
 冬の花火は 凍える花火 身を切るほど美しい

♬ 冬の花火は おもいで花火 燃やし続けているうちに
  辛い辛いと 言ってた頃が 幸せだと今わかる

天野滋(N.S.P)の作詞・作曲による『冬の花火はおもいで花火』は、「身を切るほど美しい」の表現が胸に強く響きます。厳寒の中でひときわ美しく光る花火と、悲しい結末を迎えてしまったけれどもいつまでも煌めいている彼との美しい思い出を重ね合わせ、「最上級の美しさ」として表現してくれたのでしょう。

冬の空気は冷たく、空気中で光の屈折が起こりにくく、偏西風などの強い空気の流れによって埃や塵が風で運ばれていくので、花火を見るには夏よりも適しているのかも・・・。

レスリング女子の吉田沙保里が引退表明。  法華坊主 joe

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災いを除けて無事に過ごせるように

2019年 01月7日 - 日常

毎年新年を迎えると気になる「厄年」をどう過ごせばよいのでしょう?

厄には災い、苦しみ、災難、不幸などの意味があり、災いを除けて無事に過ごせるよう祈願祈祷することを「厄除け」「厄祓い」「厄落とし」などといいます。
厄といっても、ある日突然大きな災いにみまわれるわけではなく、私たちの日常には、大なり小なり良くないこともあります。そうして毎日少しずつ溜まっていく厄(日常厄)を、折りにふれこまめに祓ったり、節目のときに祓ったりしています(初詣、節句、七五三などもそのひとつ)。そして、人生の中でとりわけ重要視されているのが厄年なのです。

厄年は災難や不幸に遭遇することが多いとされる年齢のことで、陰陽道の考えにもとづいて平安時代に広がりました。
もともとは「役年」であり、ある年齢になると地域社会や寺社の役を担うという習わしからきているといわれています。そうとらえると、心身ともに鍛錬し、周囲の役に立つ人間になるための年であると考えることもできます。
男女で厄年の年齢は異なりますが、一般的にみて、体調の面でも社会的役割の面でも大きな変化が起こりやすい年齢のため、現在でも厄年を意識する人が多いのです。

男性・・・25歳、42歳、61歳 ⇒ 男性の42歳は「死に」に通じる大厄とされています。
女性・・・19歳、33歳、37歳 ⇒ 女性の33歳は「散々」に通じる大厄とされています。
一般的に、厄年は 数え年(生まれたときが1歳で、正月がくるたびに1つ年をとる)で考えるため、誕生日前なら満年齢にプラス2歳、誕生日後ならプラス1歳で考えます。
各厄年の前年を厄の前兆があらわれる「前厄」、当年を災いに遭う率の高い「本厄」、後年を厄のおそれが薄らぐ「後厄」といい、厄年前後の3年間は警戒すべきとされています

立正院の「厄除け祈願」は、1月12日・13日・14日の三日間に執り行いますので、心当たりの方はお申込み下さい。

昭和天皇の陵墓を参拝、天皇陛下即位30年。  法華坊主 joe

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寒さ厳しく「寒の入り」

2019年 01月6日 - 日常

今日1月6日は二十四節気のひとつ「小寒(しょうかん)」。池や川の氷も厚みを増し、寒さが厳しくなる頃です。「寒の入り」ともいい、寒さの始まりを意味します。
小寒と大寒を合わせたおよそ1か月を「寒中」「寒の内」といい、寒中見舞いを出す時期とされています。「寒中見舞い」は寒さの厳しい折に、相手の健康を気遣う季節の便りです。年賀状の返礼が遅くなった場合や、喪中の方へのご挨拶にも「寒中見舞い」を送ると良いですね。

また、七十二候では「芹乃栄(せりすなわちさかう)」に入ります。芹が盛んに育つ頃という意味で、芹は春の七草のひとつです。

明日1月7日は「人日の節供」で、春の七草を入れた七草粥を食べる風習がありますね。
“人日”(じんじつ)とは文字通り”人の日”という意味です。古代中国では1月7日に「人」の運勢を占い、七種菜羹(ななしゅのさいかん)という汁物を食べて無病息災や立身出世を願うという風習がありました。これが日本古来の「若草摘み」という風習と結びついて「七草粥」となりました。江戸時代には「人日の節供」「七草の節供」として五節供の一つになり、1月7日に七草粥を食べる習慣が定着しました。

その背景には、「七草粥」でお正月のちそうに疲れた胃腸をいたわり、不足しがちな青菜を食べて栄養を取る生活の知恵もあったようです。
本来は春の七草を前日に摘みに行きますが、今はスーパーなどでも七草セットが売られているので手軽に作れます。明日は、七草粥で無病息災といきましょう!

テニス錦織、 2年11カ月ぶりツアーV。  法華坊主 joe

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今後の企画展に興味津々

2019年 01月5日 - 日常

毎週金曜日夜8時00分~BS11で放映されている「フランス人がときめいた日本の美術館」をご存知でしょうか。美術ファンの間でベストセラーとなっている書籍『フランス人がときめいた日本の美術館』を番組化しています。
著者で数々の美術展をプロデュースしているフランス人の美術史家ソフィー・リチャード氏のメッセージをもとに、フレッシュで透明感のある旅人たちが、日本の美術館の魅力・価値を発見していく美術探索ドキュメンタリー番組です。

昨日の後半は、「三菱一号館美術館」を紹介していました。
日本の近代建築の父と呼ばれるコンドルが設計した三菱一号館は、1894年に竣工した日本で初めて賃貸オフィスビルを備えたレンガ造りのビルでした。高度経済成長期に一度老朽化で建て替えられますが、2010年、復元され三菱一号館美術館として蘇ったのです。開館以来、定期的に「企画展」を開催している東京三菱一号館美術館です。

昨年12月に上京の時に初めて三菱一号館美術館を訪ねる機会がありましたので思い起こして見入りました。
三菱一号館美術館では、去年の秋から今年2月11日まで、ニューヨーク近代美術より前に独自の審美眼でモダンアートの作品を集めたダンカン・フィリップスのコレクションを開催中していました。そのコレクションには、モネやドラクロワなど今では巨匠として名だたる画家たちの絵が並んでいます。
世界有数の近代美術コレクションの中から、アングル、コロー、ドラクロワ等19世紀の巨匠から、クールベ、近代絵画の父マネ、印象派のドガ、モネ、印象派以降の絵画を牽引したセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソ、ブラックらの秀作75点を展覧してありました。同伴のナビゲーターと一緒に年間パスを購入するなど、今後の企画展に興味は深まるばかりです。    

「すしざんまい」マグロ3.3億円。  法華坊主 joe

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家族の幸福を願う「おせち」

2019年 01月4日 - 日常

お正月も三が日が過ぎ、官公庁などは今日から仕事始め。「おせち」でちょっとふっくらになられた方もおられるのでは?

さてそこで、そもそもなぜ「おせち」というのでしょう?
「おせち」は御節料理のことですが、これは、季節の変わり目(=節)の大切な日(=節日)をお祝いする行事(=節供、節句、節会)のために、神様にお供えする料理(=節供料理)という意の「御節供(おせちく)」を略したものです。
神様にお供えしたものを分かちあうことで結びつきを深め、供に祝い、その恩恵にあずかるという意味があります。
本来はお正月だけのものではありませんでしたが、年に何度もある節日の中で正月が最も重要だったため、おせちといえば正月料理をさすようになりました。

おせちのルーツは平安時代の宮中行事で、元日や五節供(五節句のこと)などの節日に節供料理をふるまう習わしがありました。
当時の庶民には縁遠いものでしたが、江戸時代に一般大衆に広がり、やがて1番目の節日であり最も重要な正月の料理を意味するようになりました。

お正月のおせち料理には、たくさんのいわれやしきたりがあります。そのどれもが家族の幸福を願うものばかり! その知恵と愛情を詰め込んで、おせちを美味しくいただきましょう。
お正月の祝い膳は「お屠蘇(おとそ)」「祝い肴」「おせち」「お雑煮」の順にいただくの、ご存知でした。

紅白、歌手別最高視聴率はサザン45.3.%。  法華坊主 joe

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三日とろろ美味しうございました

2019年 01月3日 - 日常

今年の箱根駅伝は、青学大のV5ならず東海大が初優勝しました。

さてそこで、現代の学生ランナーは、円谷幸吉(つぶらやこうきち、1940~1968)の雄姿をご存知でしょうか? 
福島県須賀川市出身の円谷幸吉は、1964年の東京オリンピック最終日・男子マラソンで、エチオピアのアベベ、イギリスのヒートリーに続き、第3位(2時間16分22秒8)の栄冠を獲得しましたが、その後、挫折・苦悩の日々が続き、オリンピックから4年後の1968年1月8日に27歳で自殺しました。

「父上様、母上様、三日とろろ 美味しうございました」から始まり、「幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました」で結ばれている遺書にしたためた家族達への感謝と、特に「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」の言葉は、当時の世間に衝撃を与えました。

円谷の遺書にある「三日とろろ」(みっかとろろ)とは、福島をはじめとする東北の一部などでお正月の 3日にとろろご飯をいただく風習です。

なぜ1月3日に食べるのかというと、願掛けのような意味もありますが、
 〇 長生きする。
 〇 とろろには風邪予防の効果があり、その1年風邪を引かない。
 〇 とろろには整腸作用・滋養強壮作用があるため、おせち料理などで疲れた胃をいたわる。
といった理由があります。
また、とろろご飯というと、麦とろご飯を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、麦は食物繊維が多く、消化に時間がかかり胃への負担が大きいので三日とろろを召し上がるには白いご飯の方が適しています。

熊本県でM5.0、震度6弱の地震。  法華坊主 joe

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初夢にふさわしい夢は?

2019年 01月2日 - 日常

新年になって最初にみる夢が「初夢」です。
かつては、節分の夜あるいは大晦日や元日の夜に見る夢を初夢としましたが、現代では、事始めが正月の2日であることから2日の夜の夢を初夢とするようになりました。

それにしても、どうして初夢にこだわるのでしょう? それは、その夢の内容で1年を占ったからです。
江戸時代に流行った「初夢にふさわしい夢ベスト3」は、「一富士・二鷹・三茄子(いちふじ・にたか・さんなすび)」です。
いずれも縁起がよくめでたい吉夢ですが、3つとも天下をとった徳川家康のお膝元・駿河の名物なので、家康にあやかったとも言われています。

一富士 ⇒「富士山」高くて美しい山、山のように末広がりのものが出てくる夢で、高い目標や理想を表し、立身出世を象徴します。

二鷹 ⇒「鷹」鳥のように大空を舞うものが出てくる夢で、可能性の広がりや自由な行動力を表し、開運や夢の実現につながります。

茄子⇒茄子や、果実、野菜など実るものが出てくる夢で、事を「成す」に通じ、蓄財や子孫繁栄を表します。

せっかくなら今夜の初夢は、こうした良い夢を見てくださいね。

箱根駅伝、青学大V5へ暗雲、往路6位。  法華坊主 joe

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過去を振返り今を生きる

2019年 01月1日 - 日常

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2019年の干支(えと)は「己亥(つちのとい)」で、60年で一周する干支のうち36番目にあたります。「亥」には無病息災を願う意味があるものの、実際には災害や事故などが発生しやすい年であるといわれています。

たとえば、阪神大震災が発生した1995年は亥年でしたし、近代の東京に大規模な被害をもたらした関東大震災も1923年、亥年の9月でした。震災だけではなく、1995年には世間を震撼させた地下鉄サリン事件も発生しています。

さらに、60年前、前回の己亥にあたる1959年には、吉事と災い双方で大きな出来事がありました。

1959年(昭和34年)の日本は戦後復興も一段落し、高度経済成長の真っ只中。「岩戸景気」と呼ばれる時期でした。さらに、4月末で退位される今上天皇がご成婚された年でもあり、テレビ中継されたパレードに多くの人が見入りました。

一方で、亥年の特徴といわれるとおり大きな災害・事件も起きました。戦後有数の大きな被害をもたらした「伊勢湾台風」が日本列島を襲ったのは1959年でした。また世界的に見れば、キューバ革命やチベット蜂起などが発生した年です。国内外を問わず、歴史に残る出来事がありました。

過去を振り返り、今年一年を楽しく生き抜くために惜しまぬ精進をお祈りいたします。

宇賀なつみアナ、 テレ朝退社へ。  法華坊主 joe

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